人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経法師品第十』について 18 | 中杉弘の人間の探求

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37 ※「何が法華経の行者だ。バカヤロウ!」、などと悪口を言われるのです。迫害も受けるのです。これが、日蓮大聖人様のお姿です。経典の通りになった人が法華経の行者です。

 

人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経法師品第十』について 18

 

「而も其の中に於いて、此の法華経、最も為れ難信難解なり。」(続き)

ステーキが好きな人は、高級ステーキをレアで食べます。澄ました顔をして、血のしたたる高級牛肉を食べても、牛を屠殺して食べているだけです。そのように見えてくるのです。食べたいものを我慢するのではなく、本当にそのように見えてくるのです。

人間の食べ物は、ご飯です。神様は人間の食べる物を与えてくださっているのです。日本人に与えられた食べ物とは、お米と野菜と味噌汁です。これだけで充分に生きていけるのです。

今でも永平寺の修行は、精進料理です。一切、お肉は食べません。朝はおかゆです。おかずは何もありません。梅干しがあるくらいで、朝食は終わりです。朝食が終わると、お茶椀を白湯ですすいでお箸で掃除して、少しでも残ったご飯をキレイに食べるのです。

お茶椀は水で洗いません。また、そのお茶椀を使うのです。夜も精進料理です。おかずは、豆腐、野菜です。肉に似せた豆腐料理もあります。そのような食事をしていると、体も清浄になってくるのです。
 「薬王、此の経は是れ、諸仏の秘要の蔵なり。」
 薬王此の経は是れ、諸仏の秘要の蔵なり。この妙法蓮華経は、諸仏が持っている秘密の法の中の要です。様々な不思議な法がありますが、肝心要の法は、妙法蓮華経です。
 「分布して、妄りに人に授与すべからず。」
 分布して妄りに人に授与すべからず。「この法を広めなさい」と書いてありますが、「妄りに人に授与してはいけない」と書かれてあります。わからない人に授与すると、自分がわからないから悪口を言うのです。悪口を言わせると罪になってしまいますから、悪人に法華経を広めてはいけません。人をよく見て、説くのです。大切な法門を受け入れてくれる人は、よい人です。出鱈目に説いてはいけません。
 「諸仏世尊の、守護したもう所なり。」
 諸仏世尊の守護したもう所なり。信じなかろうが、諸仏は法華経を説いている人を守護するのです。仏には、広大無辺の力があります。その広大無辺の力を持って、貴方を守護するのです。まず、貴方が法華経の信者になりなさい。そうすれば、仏様は必ず貴方を守護します。
 「昔より已来、未だ曾て顕説せず。」
 昔より私は、この法を得ていたのですが、人に顕すことはしなかったのです。昔からこの経のことはわかっていたけれども、妄りに説かなかったのです。お釈迦様は、40余年が経ってお亡くなりになる前の8年間で説かれたのです。そんなことはわかっていたのです。

相手がまだ聞く耳を持たないから、様々な方便を出してきて、人間の質を少しずつ向上させてきたのです。「私は後、8年でこの世を去るから、秘要の蔵である、隠してきた本当の法を説きましょう」と言われたのです。

それを知らないから、仏法が雑乱しているのです。自分が聞いた法を掲げて、「これが仏教だ」と言っているのです。ある人は、「真言密教が仏教だよ」と言っているのです。或は「座禅を組んで、お滝行をするのが仏教だよ」と言い、ある人は「南無阿弥陀仏こそが、仏教だ」と言っているのです。そのようなことを見てきたのです。

仏教とは、一乗の法しかありません。他の教えは仏教ではありません。念仏宗、真言宗、禅宗、律宗、華厳宗も仏教ではありません。ここで言っている「秘要の蔵」という秘密の中の秘密であるところの妙法蓮華経のみが仏教です。

それに真っ向から取り組んでいかないと、仏教というものは、簡単にはわかりません。妙法蓮華経は難信難解の法です。「わかるように努力していきます」というならば、仏様は守護してくださるのです。すると、素晴らしい人生を歩んでいくことができるのです。
 「而も此の経は、如来の現在すら、猶怨嫉(なおおんしつ)多し。況んや滅度の後をや。」
 而も此の経は如来の現在すら猶お怨嫉多し、況んや滅度の後をや。法華経を説いていると、「時代遅れのお経を説いているんじゃないよ!」と、見えるのです。Y子が見ると「ウソばかりついている」、と見えるのです。

仏様がいた時に、如来の法を説いても、猶多怨嫉されたのです。仏様は、何を言われても、そのような人を相手にはしなかったのです。しかも、仏は滅度してしまったので、もういません。

仏がいる時ですら、猶多怨嫉されたのです。「滅度の後をや。」ということは、「仏が亡くなった後に、誰かがこの経を説いても、悪口を言われる」ということです。

「何が法華経の行者だ。バカヤロウ!」、などと悪口を言われるのです。迫害も受けるのです。これが、日蓮大聖人様のお姿です。経典の通りになった人が法華経の行者です。日蓮大聖人様は、誰からも褒められません。あれだけ立派な御書を書かれているのに、一つも褒められません。法華経の行者は、猶多怨嫉されるのです。(19に続く)

 

 

『妙法蓮華経法師品第十』

而も其の中に於いて、此の法華経、最も為れ難信難解なり。(続き)

薬王、此の経は是れ、諸仏の秘要の蔵なり。

分布して、妄りに人に授与すべからず。

諸仏世尊の、守護したもう所なり。

昔より已来、未だ曾て顕説せず。
而も此の経は、如来の現在すら、猶怨嫉(なおおんしつ)多し。況んや滅度の後をや。

 

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