【3月17日(金)】

6時半起床。
夫は出張+プライベートゴルフ。
関西で2泊予定。
金曜夜は娘が週一ママをすることになった日本酒BARに友だちと寄るわと言っていた。
娘は店に居ない日で、無事行けたかと22時すぎに娘は連絡くれたが、夫からは何もなく(早めに行ったから21時にはホテルに着いて爆睡してたらしい)結局目が覚めた夜中2時半にLINE返してきた。余計な心配ごと増えてこっちは寝られへんやん。




シアターコクーンで『アンナ・カレーニナ』 鑑賞。
いやぁ、とにかくすごい。
演劇初心者には「すごい」が何より先に来る。
ザ・舞台芸術、という感じ。
まず、上演時間は3時間45分です。
予約時に座席を選べたので通路側にして本当に助かった。
それでも長時間座っていると体が固まってきたり、足の感覚が鈍くなってエコノミー症候群とか浮かんでくるので、時々ゆっくり足先を上下したり首を動かしたりするんだけど、前の席に座った男性は最初から最後まで微動だにしなかった。
だから客席もすごいってこと。



いつも本当に感心するのは、これを2回演る日もあること。
どんな体力、精神力、喉の強さしてるんですかって。




トルストイという有名なロシア文豪が書いたというのは知っていたけど、やっぱり原作を読めるなら読んでおいたほうがいいんだと思う。
芝居を観終わったあと、じゃあ読むかというと、読まないかな。んーわからない。
国、時代、文化、宗教、習慣 etc.…すべてが違うので、現代日本でぼんやり生きてる自分にスーッと理解できる部分があまりに少ない。




だからおそらくテーマである男女の愛憎についても、背景を知らないと本当は何も言えないんだと思う。
オペラも似ている。
愚かな痴話げんかみたいなシーンがすごく多いけど、なにをしてるの、いい大人が、阿呆らしい、と簡単に言い捨てられない。





そうなんだけど、またそれが国や時代が違っても、万国共通の、誰もがわかるといえば一番わかる、人間の本質の部分でもある。
何百年前の違う国の人たちでも、今の日本と同じように、不倫する人、それを叩く人、助ける人、殺してしまう人、最後に赦す人…たちがいる。
だからきっと、そこからじわじわと『解る』部分を広げていけばいいんだろう。戸惑いながら、面白がりながら。





宮沢りえさんは完璧、圧巻でした。
他の俳優さんたちも本当に素晴らしかった。
生演奏も良かったなぁ。
個人的には小日向文世さんに釘付けでした。
なんでも演れるんですね。こわいくらい。
コヒさんはこれからも気になる人。



アンナの子どもがずーっと見ていた。
胸が痛かった。




Bunkamuraはオーチャードホール以外長期休館になるらしいので、初シアターコクーン、間に合って良かった。
早めに来たから松濤カフェに入ろうか迷ったけど、最後になるからラウンジに行ってオムライス食べた。











芽キャベツ、美味しかった

すごくゆっくりできるラウンジ、好きでした







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