話がかなり動いてきています
話がようやく動き出しました。前半は悪魔であるヴェルメイさんがどうやらアルトに対してマジで惚れてしまったという感情にもろに戸惑っている展開でしたが、恋敵たるリリアに励まされるという展開。しかしこの娘も「悪魔がどうしたっていうの」と言い切る凄まじさ。まあアルトを巡る三角関係に比べたら、その恋敵が悪魔とかなんて本気でどうでも良いことなんだろうな。実際のところ、ヴェルメイさんが悪魔だと言っても、殊更にアルトやリリアに危害を加えようという様子はないどころか、アルトを巻き込んで命を取りそうになったことをマジで悩んでるんだから。
もっともヴェルメイさんはかなり壮絶な過去がありそうな雰囲気です。まあお約束としては「かつて世界を滅ぼしかけたが、その手前で封印された大悪魔」ってとこかな。もっとも彼女が何故そのようなことをしようとしたのかは分かりませんが。まあ悪魔って契約相手が世界の滅亡を願ったらそのように取りはからいますが。なんせ契約第一っていう公務員みたいな連中ですので、悪魔って実は。もっとも悪徳商法と同じでその契約に大抵落とし穴を仕組んでますが。
大騒動のある学園の方は、女生徒はオブシディアン先生のまさかの事件で意気喪失、一方の男子生徒の方はヴェルメイさんが来なくなって意気喪失と惨憺たる有様でした。まあ吹っ切れたヴェルメイさんがあり得ないような格好で再び現れたことで、男子生徒は一気に回復してましたが・・・まあそういうお年頃ですから仕方ないか(笑)。
アルトに生徒会が接近、それにしてもやっぱりウテナのオマージュ?
で、アルトには生徒会が接近。あの何を考えているのかが不明の生徒会長がいきなり核心に斬り込んできます。アルトはヴェルメイが悪魔だと分かったら排除されるのではと警戒してましたが、会長はそんなことはどうでもいいという様子。オブシディアンの背後に明確な敵がいることが明らかとなってきたら、それに対抗するために戦力としてヴェルメイさんとアルトに協力してもらいたいというところでしょう。それにそもそも会長の使い魔は多分あの魔剣でしょうが、どう見てもあれも魔族っぽいんですよね。実は会長が駆使する力も魔の力ではと思ったり。
それにしてもやっぱりあの生徒会ってウテナのオマージュなんだよな。今回なんか小道具として時計が出てましたね。確か幹がずっと時計をカチカチやっていたのもウテナ見ていた人なら覚えているはず。そもそもジェシカって、ビジュアル面でも性格面でもあからさまに有栖川樹璃。ちなみに樹璃は枝織に惚れていたのだが、ジェシカは会長に対しての思いがかなり危ない。
何やら怪しい敵らしき連中も出て来ました。それも絵に描いたようにお約束の。最近の作品って、敵はこういう厨二丸出しのクソ生意気なガキってパターンが多いですね。精神に比例しない力を持ってしまったが故に狂っているというタイプの。「リコリス」の敵のテロリストの親玉なんかももろにこのパターン。この辺りも今日的なのかな。少し前だったら変に気取って勘違いが入っている「悪の美学」なんかを語るナルシー気味のイケメンとかが悪の親玉としてもてはやされた時代もあったが。
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