おひとりさまとして頑張っている方の中には、日々家族の介護に奮闘しているという方も、きっといらっしゃいますよね。
……いや、もしかしたらわたしが気づいていないだけで、もしかしたらおひとりさまと世間から呼ばれている方の半分程度は、今まさに介護の現実と向き合っていらっしゃるのかもしれません。
今50代のおひとりさまの親となると、おそらく75歳にはなっているはず。
両親が健在している場合、どちらかの親が介護を必要としていることも十分考えられます。
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……わたしはというと、15年以上前に親は他界。
おひとりさまで夫もいない(=つまりは義両親もいない)おひとりさまということもあって、実のところ「介護」というものをあまり身近には感じていませんでした。
でも、先日、偶然目にした光景を見て、リアルな介護について色々考えさせられることがあり、こちらではそのときの話を書いていきます。
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【おひとりさまと介護】病院の待合中に偶然見た3人の女性(祖母・母・孫)
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わたしは膠原病の診察を受けるために、定期的に総合病院の内科に通っています。
介護のリアルを強く実感したのは、少し前、その総合病院の内科に行ったときのこと。
大きな総合病院なので、内科だけでも細分化されていくつもの診察室があるのですが、平日午前中となると、常に患者さんでごった返しています。
とにかく待ち時間が長いのです。。。
午前中の予約にもかかわらず、午後1時になっても呼ばれない。
仕方ないとは思いつつ、ちょっとイライラしながらイスに座っていると、どこからか言い合いをする怒鳴り声が聞こえてきました。
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怒鳴り声がする方向を見てみると、斜め前の診察室の前に、車イスに乗った70代~80代の女性と50代と思われる女性、20代前半の今ドキ風の茶髪の女性の3人の姿があり、何やら言い争っている様子。
聞こえてくる話から推定するに、この3人の関係は祖母(高齢女性)・娘(50代女性)・孫娘(20代女性)のようです。
高齢女性:「〇〇子(高齢女性の名前)、おうち帰りたいの。ここは寒いの。イヤなの。」
子供が親に甘える、まるで幼児のような言い方で、50代の娘と思われる女性にお願いする高齢女性。
50代女性:「でも、具合が悪いところがあるから病院に来ているのよ。我慢しなさい。もうちょっとだから。」
母娘が逆転したように、でも若干強めの言い方でなだめる娘と思われる50代女性。
20代女性:「そうだよ。あともう少しだし。わたし、ジュース買ってきてあげるからね。」
祖母に接しているとは思えないような孫娘の言葉。
最初はこんな風にまだおだやかだったのですが、だんだんやり取りは殺気立っていったのです。
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