50の手習い帖~ピアノ始めました~in America

50歳過ぎたおばちゃんが精神的に復活するために、アメリカでピアノを習い始めた練習日記

ピアノ探しジャーニー②

高額な値段やお店の雰囲気に圧倒されて中断したピアノ探しですが

 

夫が地元の”売ります買いますサイト”をチェックしていたようで

 

「これ見てみて。お値打ち商品あるんじゃないか?」

 

とそのサイトをおしえてくれました。

 

 

 

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$320からピアノ売ってます!!!

 

KAWAIのピアノが$480から!!!

 

KAWAI Studio piano$750!!!

 

なんかすごいセールではないかいっ!

直ぐにでも見に行こう!と勢いづいてる夫。

 

やはりスポンサーがやる気のある時に行っておくのが一番だ、と思い予約を入れてみた。

 

電話したその日のうちに見れるっていうので、数時間後に予約を入れました。

 

 

そして以前先生が「ピアノを購入する際は是非一声かけてください」と言ってたので、先生にメールでこのサイトを送っみました。

 

 

なんと!すごい速さで先生から”この中でだとKAWAI Studio Piano$750が気になります”というお返事がきました!

 

そうだよね、私もそれが気になってます。

 

そのことを夫へ伝えたら

 

 

「え?$480の方じゃなくて$750??

 どっちも同じKAWAIだよ?

 だったら$480でいいんじゃない?」

 

と言ってきたのでございます。

 

わかるよ。

少しでも安い方が助かるってのはよ~くわかる。

 

でもさ、あんた!!!数年前に誰も頼みもしないのに、息子ふたりにバンドでやってるからって1本6万するトランペット2本買ってきてたよね?

しかもそれ購入して直ぐにひとりは担当楽器が変わってしまい、返品もせず箱に入った新品トランペットが物置に数年眠っていたじゃないか!

 

それよりなにより彼女とのデートに湯水のごとくお金を使い込んでいたのに、私には中古で、クリアランスセールで$480しか出したくないってか?

どうしても比べてしまう。

 

悲しいというか惨めというか、このクソ野郎がっ!という気持ちをぐっと堪えた。

 

 

浮気されたという惨めな経験から学んだことは”負けるが勝ち”

 

途中経過はどうであれ、最終的に自分が望んでいるモノが手に入ったらそれは私の勝ち。

 

この場合、自分が欲しいピアノを手に入れること。

 

夫の言う雑音は完全無視。

 

 

先生に今からピアノを見に行ってくるとメールで報告すると、直ぐに電話が来ました。

 

いつもなら先生も同行して一緒に確認するそうなのですが、コロナで色々と制限があった頃だったので残念ながらそれは出来ないけれど、ピアノの蓋を開けて中のハンマーと弦の状態とシリアルナンバーの写真を撮ってきて欲しいとのこと。

 

シリアルナンバーは何年に造られたモノなのかわかるそうです。

 

ピアノの中の構造の話もしてくれたのですが、さっぱりわかりませんでした。

なにしろ今までピアノの中を注意して見たことなど無かったですし、このことがあってピアノの構造も知った方がいいんだな、と思いました。

 

先生は「ピアノを購入する時、多くの人は見た目を気にするけど私はピアノの外側はどうでもいいの。色とか古いとかボロボロだとかそういのは全く気にならない。大切なのは中身よ!きちんとメンテナンスされてるかが重要!ぱっと見たらキレイなのに、中を開けたら全然手入れされてないっていうのも結構あるのよ~。」と言ってまして、正に人間にも同じことが言えるではありませんか!

見た目じゃ無いんだよ、中身だよ!なんて言われたらうれしいかも~。

 

とにかく先生はピアノが大好きなんだ、というのは伝わってきましたぜ。

 

先生のピアノへの熱い思いと確認すべき要点を忘れないように、まるで子供のお使いみたいな感じでピアノを見に行ったのでした。