迫力のシロクマダイブと個性的なサルたち『のんほいパーク』(豊橋市)

愛知県

オーストラリアのカンガルーをはじめ世界中の動物がそろう動物園。バリエーション豊かなサルや、ホッキョクグマをはじめとした極地に暮らす動物など見応えある生き物が集まります。写真を撮りやすいような工夫もされています。

2020/11/25(水)

ぎゅっと詰まったプレイスポット

のんほいパークは、愛知県豊橋市にある豊橋総合動植物公園。動物園植物園遊園地自然史博物館が一体となった総合施設。

わずか600円という入園料で、迫力ある巨大骨格標本が展示される博物館や、巨大な温室広がる植物園、園内を見渡す展望タワーなど、遊園地のアトラクション以外はほぼ全てが楽しめるというコスパ抜群な施設です。

ただし、見どころが多すぎるため。全て満喫するにはとても1日では回り切れません。ということで、今回は動物園にしぼって訪問することにしました!

なんともクセになる不思議な響きの「のんほい」ですが、これは東三河地方の方言。「のん=ですね」、「ほい=やあ」といった使い方をするコトバらしいです。マスコットキャラクターは、「カバののんちゃんと&サイのほいくん」とのんほいになってます。

人気なアニマル勢ぞろい

ゆったりと回り続けるアジアゾウ。このダーナは1971年産まれと推定されており、年齢は2020年11月時点で49歳!国内最年長といわれています。メスに優しく、モテるらしい。これぞまさにイケおじです。

広々としたアフリカエリアでは、キリンエランドが自然の中でのびのびと暮らしています。檻が無いため、写真が撮りやすいのもポイントです。

木陰からチラ見してくるシロサイ。強そうな見た目ですが、もしかしたら意外と臆病な性格なのかもしれません。

大中小そろったカンガルー

2006年にオープンしたオーストラリア園では、地面に伏せているパルマワラビーのお出迎え。ワラビーは小型のカンガルーのこと。その中でも、このパルマワラビーは最も小さいらしい。

狭義では、ワラビーに対して大型のもだけをカンガルーと呼ぶそうです。こちらのクロカンガルーは、これぞカンガルーといった大きめサイズ。メスを巡ってオスがボクシングをするのもこの種類です。

そんなワラビーとカンガルーの間位のサイズにも名前があります。その名も「ワラルー」。ワラビーとカンガルーを組み合わせた、覚えやすいネーミング。まとめると、ワラビー<ワラルー<カンガルーという関係になります。

こちらはケナガワラルーたち。日本では、3ヶ所でしか飼育されていない、ちょっとレアなカンガルーです。

おじさんサル大集合

様々な種類のサルを展示したエリアでは、サルデッキという名の観察デッキが作られており、樹上のさると同じ目線で観察することができるように工夫がなされています。

おじさんみたいな表情を見せるフサオマキザル。何匹も集まっている様子は、まるで談合している村人のような雰囲気。

白いヒゲを蓄えたおじいさんみたいなブラッザグエノン。頭にオレンジ色のワンポイントカラーが入っており、最も美しいサルとも言われています。調子の良い好々爺といった雰囲気。

イケてるおじさんみたいなダイアナモンキー。モノトーンの体毛は、毛並がそろっておりとってもキレイ。なんとなくブランド品をばっちり決めたイケおじ感あります。

サルデッキとは別の展示室には、世界一速く走ることができるパタスモンキーも飼育されています。こちらもやっぱりヒゲを蓄えたおじいさん。厳しい修行をつけてくれる仙人みたいで、めっちゃ怒られそうです。

水族館みたいな海獣たち

屋内型の展示室・極地動物館では、北極や南極付近の海辺・海中で暮らす動物たちが集まります。

オウサマペンギン、ジェンツーペンギン、ミナミイワトビペンギンがたっぷりそろったペンギン水槽。ジェンツーペンギンは好奇心旺盛で、人の手の動きに敏感に反応します。

筒状のアザラシ水槽。通り抜けタイプではないので、筒の底にはゴマフアザラシが転がっています。2頭飼育されていますが、そのうちのもなかは、第一回ヒレアシ甲子園にて全国3位となったことがあります。

ホッキョクグマのダイブ

さらに極地動物館では大きなホッキョクグマのメスが2頭飼育されています。名前はクッキーとキャンディというかわいらしいネーミング。

ここでは、1日2回ほどエサやりタイムがあります。時間になると、上の方からエサとなるサカナが投下!そのサカナをとるため水中に潜る様子を見ることができます。

大きな体をくねらせて潜る様子は迫力満点!

キャンディは積極的に潜っているのですが、クッキーは全然水中に入りません。冬場は水が冷たいため、あまり入りたがらないそうです。寒がりなホッキョクグマがいるなんで、動物の世界もいろいろな個性があるのですね。

かわいすぎる夜行性動物

夜に活動している動物を集めた夜行性動物館は、薄暗い照明の中、夜行性の動物たちが暮らしています。

丸まっているのはフェネック。サハラ砂漠に暮らす、イヌ科最小の動物です。耳が大きいのは、小さな音を拾う集音効果に加えて、熱を逃がす放熱板の役割も兼ねているそう。

アフリカに暮らすネコ科の動物サーバルは、スラッとしたまるでモデルのようなプロポーション。カメラを構えていると、お立ち台のような切株の上でばっちりポーズ決めてくれました!しかも、そのまま静止してくれるという、サービス精神も。

さらにはポーズチェンジまで!表情も何パターンか用意してくれるという、まるでカメラ慣れしているような立ち居振る舞いです。

アクセスと営業情報

JR二川駅南口から徒歩6分。車の場合は豊橋東バイパスの小松原ICから約5分ほど。駐車場は有料ですが、普通車200円なのであまり気にならない価格です。

開館時間:9:00〜16:30
休園日:月曜
料金:600円
公式サイト:https://www.nonhoi.jp/index.php

コメント

タイトルとURLをコピーしました