『Eternal Voice 消え残る想い』感想・2

2024-05-12月組公演感想,月組

月組大劇場公演『Eternal Voice 消え残る想い』を観てきました。
4月14日(日)11時公演に続き、5月5日(日)11時と15時30分の回です。

初舞台生の口上から始まるこの公演は、月組トップコンビであるれいこちゃん・海ちゃんの退団公演でもあります。
入団する人もいれば卒業する人もあり。さみしさは大きいですが、110期の初舞台生を迎える清々しさもある。
フレッシュな彼女らに、れこ海たちの魂が引き継がれていくのでしょう。

さて、月組公演の2回目、3回目を観たわけですが、感想の変化は特になし。
ストーリー的にはわかるようなわからんような……ですが、ものすごく月組らしいセリフの応酬が面白い芝居です。
感覚としては、美術館の好きな絵の前でずっとソファに座って見てるような気持ち。褒め言葉になってるかどうかは微妙ですが。

とりあえず手をつなぐユリウスとアデーラとか……ニヨニヨしますね。
なんなん君ら。
運命の恋に落ちるとかじゃないんだけど、しれっと隣にいる感じがれこ海っぽい気もする。

ほか、エタボの好きな個所をいくつか。

ちなつとるねのやりとり。るねザンダーの気の毒な管理職ぶりと、ちなつヴィクターの突っ走りぶりが最高です。あーーーー正塚芝居ーーーー!!

みちるエゼキエルたちの場面でのコロスさち花の表情。いやぁ濃いわぁ。

みちるあみの霊媒師と呪術師のコンビ。
みちるの振り切れ方はやっぱりすごい。
そしてあみちゃんの迫力の歌声と、れいこちゃんにますます似てきたビジュアル。

宿のシーンでまのあちゃんと七城くんが登場時に「髪型変えた?」とかやってるのは日替わりアドリブだったりする?

墓堀のところ、イリスの妃純さんの芝居がものすごく月娘でものすごく正塚芝居だなぁぁぁぁ。

ちなつるねたち特定秘密局のメンバーが勇ましく銀橋に出てくるとき、銀橋を渡り切れる人と渡らせてもらえない人がスターの序列で見てとれて「た、宝塚ッッ」と思うなどしました。
このへんシビアよねぇ。

この日は子どもの日。
午後の公演はローチケ貸切、れいこちゃんご挨拶がありました。

「今日はこどもの日ですね。お見かけしたところ皆さまは立派な大人のようですけれど、皆さまの無病息災を心よりお祈りいたしております」

はい、大人でございますともー。
れいこちゃんに無病息災を祈られちゃったぜ。
ありがたいことこの上なし。


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