産休に入り、37週2日正産期にやっと突入したところでした。
お風呂上りに破水(高位破水?チョロチョロの破水)をしました。

上がるとチョロチョロと膣からお湯がでてきたので、湯船のお湯が入ったんだろなと思っていたら、着替えている間もチョロチョロ。ドライヤーの間もチョロチョロ。
多くない!?もしや破水!?
と思っても無臭だからなんともだし、でもなんか出続けるしで、病院に相談の電話をしました。
すると旦那と一緒に入院荷物を持って車かタクシーで来いと。
えー面倒だなと思いましたけど、破水でないことを確認してもらったら安心できるし、入院荷物は完成させてあるし、こういう平静時に1回行っておけば、陣痛か本気破水がきたときのいい予行演習になるかなと思いました。

ということで登録していた陣痛タクシーを呼んで、夜遅くですが気軽〜に診察のつもりで病院に行ったら、即分娩台に上げられてしまった。
という流れでした滝汗

ただ初産婦だわ破水スタートだわで全く子宮口が開いてなくて、分娩は21時間かかりましたチーン
というか分娩台にあがってた時間は30時間近く。
その間飲み物は飲めても絶食だわ、当然寝れないわでへろへろでした。

赤ちゃんは2926gの元気な男の子。
出産は37週4日です。
出てきた瞬間に泣き声を聞いたときは、私も嬉しくて泣いてしまいました。
(やっと分娩が終わったからってのもあった?笑)
そして私自身は2000ml弱程出血してしまったので、へろへろに拍車がかかってます。
加えて会陰切開の跡がズキズキ傷んで、寝てもまだ縫われてる夢とか分娩でグリングリンされて痛い夢とかまた陣痛が襲ってくる夢とかを見ますガーン
もっとせめて赤ちゃんの夢とかにしておきたい!

赤ちゃんは、まだ何も出ない私のおっぱいを泣きながら吸ってくれます。
いくら原始反射とはいえ偉いなぁ、かわいいなぁとお願い
おくるみの上から抱いて感じるもじょもじょした動きが、お腹の上から感じてた胎動の動きと同じで、この子がお腹にいたんだなー出てきたんだなーと思うと感動です。
新生児って潰れそうに小さいけど、お腹の中にいてそこから出てきたのかと思うと驚くほど大きいし、妊娠出産ってほんと奇跡で謎だなと思いました。
しかも私の場合は体外受精だったので、受精卵の頃から知ってるわけです。
あのときの採卵と、あのときの採精でできた、あのランク付けされた胚盤胞がまさかのこの子とは!って感じです。

あとこれは本当に偶然だったんですが、最終的に赤ちゃんを分娩でとりあげてくれた総合病院の先生は、なんと不妊治療のクリニックでもたまにお世話になっていた先生でした。
2つの病院でお仕事されてるようです。

もうこのままでは出てこなくて帝王切開になるかもというときに、
「ここまできたら絶対いける!ここ(中に入れてる先生の手)に向かって思いっきりいきんで!最後だと思って!」
と気合いを入れてくれたおかげで、なんとか赤ちゃんがでてきてくれました。
本当に最初(不妊治療)から最後(分娩)までお世話になりました。

他にもたくさんの先生、培養土さん、看護師さん、助産師さんに助けられ励まされました。
分娩って情けない下の姿とかもたくさん晒してしまうわけですけど、ドンと受け止めてくださる姿勢には感服です。
不妊治療や妊娠をサポートしてくれた友人知人、職場の上司同僚や、親親族、そして旦那。
全ての人々の支えのもとで赤ちゃんは産まれてきてくれたんだな、と思いました。
私自身もきっとそうだったんだろうし、みんなそうやって産まれてくるんだろうなと思うと、新しい命ってすごいことだなと改めて思います。

これから怒涛の子育てが待ってるわけですし、分娩が大変すぎて第二子計画がもう現段階でめげめげ中ですが(笑)
不妊治療という多少の遠回りはしたものの、私はこんなに幸せでいいのかなと思ってしまいます。
そして赤ちゃんには、もっと幸せな人生を送ってもらえるようにサポートしたいです流れ星