気概 | アルツフルデイズ

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アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

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老人ホームに入った当初、あーちゃんには「自分はここで暮らす老人達とは違う」という、変なプライドというか…気概のようなものがあった。

言い方は悪いけれど、
1人で暮らすことの出来なくなった年老いた人達と、たんたんから逃れるために家を出て来た自分とでは、老人ホームに暮らす前提が違うのだと強く思っていたようだ。

ほら、何しろあーちゃんは自分が認知症だという自覚もなく、何でもひとりできちんと出来ていると思っているし、強い若見えへの執着もあったからさ。

実際、入居した当初は、ウィッグをつけて派手な洋服を着た、年齢層の中では若めのあーちゃんは周りの老人達の中では異色で、ちょっと浮いていた。


だけど、ありがたいことにすぐに仲良しのお友達がたくさん出来た。
あんなに拘っていたはずのウィッグをあっさり外し、そして忘れた。
そして、やがてコロナウィルスが流行り…娘達に会えない分、お友達と過ごす時間が増えた。

そうしたら…
あーちゃんは今老人ホームの皆様とすっかり馴染んでいる。
良くも悪くも。

「私はみんなとは違う!」
という、気概のようなものがすっかり消えたせいか、顔つきも緩み、すっかり普通のおばあちゃんになった。入居したばかりの2年前と別人のようだ。
もしかしたらたんたんは今、あーちゃんとすれ違ってもあーちゃんと気がつかないかもしれない。
ワフウフたちが一緒だったらバレる。大きいから。

認知症がこのところ一気に進んだ気がするから、顔つきの変化はそのせいもあるかもしれないけど。

あの「私はみんなとは違う!」という気概が、あーちゃんの中での認知症への大きな抵抗力となっていた気がする。
だけど…
身だしなみに気を配り、まだしっかりしていた頃よりも、
歳なりのおばあちゃんに見えるようになったあーちゃんの方が幸せそうなのだ。

認知症はいずれ進むものと考えて、老人ホームに馴染んだあーちゃんの幸せを喜んであげたい気持ちもあるが、
それでも、認知症の進行に出来るだけ争って欲しいという気持ちもあり、
なんとも複雑。

複雑だろうがなんだろうが、目の前のあーちゃんを受け入れるしかないんだけどさ。



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面会出来る様になったら持って行くのにな。


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