ミニバス 初歩からチームオフェンスの順番を考える

シュート・パス・ドリブル戦略メンタル的理論練習と理論

ゼロケンです
全国的にコロナによる緊急事態宣言が解除になりつつあり
練習試合や大会などが増えてきています!

これで完全に終息に向かうかはまだ分かりませんが
私たちのチームも1ヶ月間の活動休止期間が明けて再び練習が再開されました!

昨年もそうでしたがチームの活動が寸断されるということは一旦積み上げてきたものがリセットになってしまいます。コーチとしては非常に頭が痛いです(+o+)

昨年の思うようにいかない様子はコチラ↓

コロナ禍も活動が再開しつつある中、ミニバスの現場でコーチ、選手、父母の方々にチームオフェンスを再度考察し、ゲームに役立てていただきたいと思い記事にします。

今回の記事では
・根本の1on1
・横のパスから 1on1
・応用としてタテのパスから 1on1 、スキップパスから 1on1

までをお伝えさせていただきますので是非最後までご覧ください。

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チームオフェンスの全体像

読者の中には、バスケの経験者もおられるでしょうから「ここからか!」と思われる方もおられるかと思いますが、記事としては初めに単純だけど超重要な部分から入ります。
チームオフェンスとして全体をとらえてみると

****** 全体をとらえてみる*** ***
・ファストブレイク、速攻の部分
・今回の1on1の部分
・カッティングを組み入れたオフェンス
・スクリーンプレー
・3人でのオフェンス、4人でのオフェンス、5人でのオフェンス

のような段階になりますが、今回は「 1on1の部分 」にフォーカスです。

ミニバスですから選手は小学生。
一か月もチーム練習していないのですから選手以外の方々は「選手はかなりの部分忘れている」と思って接した方がよいですね。私もコーチとして自身のチームに短時間ですが、改めてチームオフェンスの順番を説明しました。そこで私自身が再確認でた部分があり、皆様にもお伝えしたいと思った次第です。
他の部分は次回の記事でシリーズにしてお伝えしていきたいと思っています。

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ミニバスの基本はフォーメーションは5アウト

バスケットには様々な陣形、フォーメーションがあるのですが、ミニバスにおいては「5アウト」を基本にする考えが主流となっています。

5アウトの基本形

私自身も5アウトを基本として少し崩した5アウトなどを作ったり

2トップをイメージした崩れた形の5アウト


初めは5アウトを作り、動いた結果として4アウト1インになるようにするなど、なるべくプレイヤーにはポストで場所を取るだけなど限定されたプレーにならないようにしています。

5アウトから動いた結果のインサイド一人の形

現代バスケットの主流である「ピックアンドロール(インサイドスクリーン)」に関してですが
こちらミニバスでは「1on1の能力を伸ばすことをを逆に阻害してしまう」という意見が主流となりつつあります。(私も同感です)私のチームでは使わないようにしていますし、それより「 1on1 を仕掛けていく事」を優先させた方がU12のカテゴリとしては間違っていないです。

コーチとしては「こういったプレイもあるよ」というような紹介くらいでよいと思います。
選手も 「こういったプレイもあるが 1on1 を狙っていこう」 でよいです。

オフェンスの基本は「5アウトから 1on1 を優先して狙っていく」が初めの段階となります。
「読み飛ばして次の段階を読んでみたいという方はこちらをどうぞ」↓

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単純な1on1はいずれ止められてしまう

ボールを持ったら1on1の準備姿勢「トリプルスレットポジション」を作り、ゴールを狙う。
こちらが一番最初の段階です。

ただバスケットでは対戦相手がいてゴールを守るディフェンスがいます。さらにチームで「一つしかない自分のゴール(リング)」を守ってきます。

単純に 1on1 で抜いてもチームディフェンスでカバーリングが起き、シュートまで行けない。
「単純な 1on1 で通じなくなる場面」が出てきます。

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次の1on1

次の段階で狙うのは「横にいる味方のプレイヤーにパスを出してその選手が 1on1 を仕掛ける」です。

いわゆるワンパスアウェイのプレイヤーと連携していきます。

ドライブを狙う

そこが距離シュートエリアなのであればドライブだけでなくシュートも狙っていけます

シュートを狙う

こういったプレーは単純なのですが、ミニバスの段階では「 いわゆるセンスの良いプレイヤー が何となくやっている。偶然の結果として何となくできている」のか「選手が理解して狙っている。意図した結果としてできている」のかが重要です。

今後長いバスケ人生で「上手くなるのか?ならないのか?」はこういった事から決まってきます!

選手には「どうすればチームとして得点に繋がっていくのか?の根本のところを単純な部分から順番に理解してほしいと思っています」

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応用編としての 1on1

応用編として、あくまで5アウトからが前提ですが、アウトサイドらインサイドへのパスから 1on1
逆に インサイド から アウトサイド へパスして 1on1 なども挙げられます。

仕組みは同じパスから1on1
同じくパスから1on1

他には、ミニバスではあまり見られませんがとなりのプレイヤーを一人飛び越しでスキップパスをする。ドライブを仕掛けた後のキックアウトも結果的にスキップパスと似たような効果となります。

単純なスキップパスから1on1
キックアウトからも1on1
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目標とするパスからの 1on1

逆サイドにパス

パスを上手く使ったチームオフェンスの一つをご紹介します。一つの目標としてください。
パスが上手いチームはサイドから逆のサイドへパスをつなぎます。逆サイドのディフェンスはピストルディフェンスですから、自分のマークにボールが渡ってくるとクローズアウトで対応してきます。
その瞬間に一気にドライブを仕掛けます!小学生がクローズアートからキックスライドで守るというようなディフェンスはかなり難しいスキルです。
このように「パスを上手く繋ぐ」という事はそれ自体かなりの破壊力を生み出します!是非参考にして下さい。

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ミニバス 初歩からチームオフェンスの順番を考えるのまとめ

いかがだったでしょうか?
今回は1on1から次の段階の1on1といったイメージでご紹介させていただきました。ここで紹介したプレーはあくまでチームオフェンスの初歩の段階ということに絞った戦術です。

これが全てではなく、むしろここからカットプレイヤースクリーンプレイなど様々なプレイが発展していくと考えてください。ただミニバスではこちらの戦術のみでも十分勝負になります!

次回はこの次の段階のチームオフェンスについてお伝えしていきます。
覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。

———リンク紹介———

ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会

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