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例えば、
「あそこのパンケーキ、
実際に食べてもらえたら、
絶対にみんなが
虜になると思う。
だから、ヒットするに
違いないね」
みたいなことを誰かが言ったとしてだ。
実はキッシーが生業とする
編集者としての本音は、
「いやいや、パンケーキが
うまいことと、
ヒットすること
（人気店になること）には
まだまだ三千里くらいの
距離があるんだよなあ」
と思っている。笑
なぜなら、
「では、そのパンケーキを
多くの人の口まで
実際にはどう運べばいいのか？問題」
が何も解決できていないからだ。
そう、食べて貰えば、
そりゃ感動させられるのかもしれないが、
そもそも、その「食べさせること」が
最も大変なのである。
それこそ、全国民の目の前まで
足を運んで、
試食用のパンケーキを提供するなんて
現実的ではないし。
それに案外、みんな未経験のものには、
「好奇心」よりも「恐怖心」のほうが
強く働く習性があり、
「絶対に美味しいから食べて！」
くらいの言葉だと、
重い腰が上がらないのだ。
そこで、
「そのうますぎるパンケーキ」を
食べさせることなく、
食べさせたくさせるのが、
僕たち編集者の腕の見せ所。
その腕を振るうために、
「他のパンケーキとどう違うのか？」とか、
「このパンケーキを食べると、
どんな気持ちになるのか？」とか、
「虜にさせられる理由はなにか？」とか、
「なぜこのパンケーキを
食べてもらう必要があるのか？」とか、
もうそれはそれは地味な作業を陰で行い、
どう届けるかを綿密に練っていくのだ。
その結果、
「１日分の栄養分が取れるパンケーキ」
みたいな理にかなったプロデュースにするか、
「噛まなくても溶ける生パンケーキ」
みたいな味覚を刺激するプロデュースにするか、
その辺はケースバイケースだが、
そんなふうに、食べさせることなく、
食べさせたくさせる導線を
組み立ていくのである。
ああ、改めて
編集者って大変…。
さて、前置きが長くなったが、
今、２冊の「世にも不思議な本」が、
大変な勢いでベストセラー街道を
突き進んでいる。
エネルギー哲学者として活躍される
須王フローラさんの
『花を飾ると、神舞い降りる』
（発売即３万部）と、
かげした真由子さんの
『魂占い』（発売即４万部）
の２冊だ。
前者は、僕の上司であり、
１００万部突破の『鏡の法則』を手がけたり、
龍ブームの立役者でもある
ネコカ先輩が手がけたもの。
そして何を隠そう、
後者はあの天才編集者
キッシーが担当した一冊だ。
そう、私である。
YES、屁理屈に愛され、
屁理屈を愛した、
このキッシーだ。
実は、このたび
出版不況と叫ばれる昨今において、
また、明らかに「怪しい（笑）」
この２冊が、なぜこんなにも売れているのか？
その理由を、ネコカ先輩と一緒に
オンラインイベントにて
お話しすることになった。
そう。今日お話しした通り、
この２冊が売れたことには
理由があるのだ。
著者の書いた素晴らしい原稿を
読ませることなく、
読みたくさせるにはどうしたらいいか？
その手の内をたっぷり話そうと思っている。
しかも、なんと無料で。
本を出したい方はもちろん、
自分の商品やコンテンツを売りたい！
みたいな方にもおすすめである。
参加申し込みは、以下のURLより。
※イベント情報のシェア大歓迎！
（いや、むしろして！笑）
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