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乱交ノ世界(65)ラスト・パーティ④


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『XXX-Lounge』(twitterより)

 

 

↑のゴーゴーバー画像は本文とはまったく関係ありません。

00年代の「大人のパーティ」に関するお話です。

 

 

何だかパリピ(そんな言葉は当時はありませんが)っぽい人たちの多い、いけすかないパーティですが、隣の蛇女っぽい女子に話しかけていたらパリピの男からアドバイスをいただきました。

 

「そのコ、ドMだからエロいこと聞いてあげたほうがいいですよ」

 

なるほど。話しかけてみてもどうも反応が鈍かったのはそういうことなのか。

真性のSの人から見れば僕なんて木っ端なことはハンドパワーのパーティで学習済みですが、あくまで常人のプレイの範囲での言葉責め的なやつは好きです。

さっそく距離を詰めて蛇女ちゃんの耳元で囁いてみます。

 

「ときどき来るってことはSEXが好きなの?」

 

「えっ、……………」

 

さらにうつむく蛇女ちゃん。でもパリピ男の言うとおり〝不快〟なシグナルは感じられません。ここはたたみかけるところでしょう。

 

「え~~っ、よくわからない男にやられちゃったりしているんだ? どんなふうにされるのが好きなのかなあ?」

 

「……………………。」

 

「こういう話をしているだけでもHな気分になっちゃってたりするのかな?」

 

そんな言葉をかけつつ、蛇女ちゃんの太腿に指を這わせます。

 

「まさか濡れていたりしないよね?」

 

「!」

 

膝のあたりから徐々に上のほうへ、ベビードールの裾の奥のほうへ手が移動していくと蛇女ちゃんの身体からくた~っと力が抜けて僕に完全にカラダを預けてきます。

 

「こういうふうにされると気持ちいいんだ?」

 

「い……いやっ……」

 

女性が嫌だと言うことをしたら性犯罪になってしまう昨今ですが、これはしてもいいやつで間違いないと思います。

さらに手を奥の方へ這わせようとしたところでふと周囲を見てみると、テーブルを挟んで向こう側のパリピたちもけっこういい感じになっています。

 

AⅤ男とマギー、アドバイスをくれたちょいワル男とギャル風、豊満ボディとラッパーもどきは豊満同士で密着してそれぞれいちゃいちゃモードに。

 

僕の隣の色白小太り男も空気を読んでか、ぱるる風の隣に移動していました。

なんだか会場一丸となって盛り上がっているグルーヴってやつでしょうか。

 

するとAⅤ男がマギーをうながして立ち上がり、ベッドルームのほうへ移動しました。

それを皮切りにちょいワルもラッパーもどきもそれぞれの相手の肩を抱いて立ち上がり、あとに続いて行きます。

 

やはりこれはあとに続く流れでしょう。

 

「僕らも行こうか」

 

蛇女ちゃんを促すと、言われるがままに少しよろよろしながらソファーから立ち上がります。わかってはいますが嫌ではないようなので何より。

 

「へえー。ベッドであんなことやこんなこと、されたいんだね」

 

びくん、とカラダでリアクションしてくれる彼女、可愛いです。

 

 

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