Dr.クインチ

漫画「Dr.クインチ4巻 case24」ネタバレ・あらすじと感想

”Dr.クインチ”こと「権藤弓一朗」の整形手術によって、売れないアイドルだった「木村めい」は別人のような美形に生まれ変わりました。

そして名前も「星野メイ」と改め、初めて出演したバラエティ番組での成功がきっかけとなり、メイのもとには次から次へと仕事のオファーが舞い込みます!

しかし、一躍人気アイドルへと成長することが出来たメイの気持ちとは裏腹に、事務所の社長である木島の戦略は次なる展開へと進んでいくのでした!

 

「Dr.クインチ4巻 case24」のネタバレ・あらすじ

 

メイはアイドルとして売れる2ヶ月前、新事務所を立ち上げた木島から「アイドルはアイドルでも”セクシーアイドル”です!」・・・と、目指す方向性を聞いていました。

年間3万本以上制作されるという”アダルト作品”に目をつけた木島は、メイをセクシーアイドルとしてデビューさせるプロジェクトを立ち上げたのです!

しかし、腐るほどいるアイドルの中から一歩でも二歩でも抜きん出るためには、メイならではの「売り」が必要だと木島は考えていました。

そこで、世間に”普通”のアイドルとして名前が知れ渡ったところで一転してアダルト業界に飛び込めば、間違いなく大きな話題になるはずだ!・・・と、木島は目論見ます。

でもこれは、メイが理想とするアイドル像とはかけ離れているため、「セクシーアイドルになる」・・・というこの話を一度は断ろうとします。

・・・とはいえ、追い込まれていたメイが生き残るにはこの道しかない・・・と諦め、結局木島の話を受け入れたのでした。

その後木島はさっそく、思惑通り普通のアイドルとして売れ始めたメイに”セクシーアイドル”としてのスケジュールに切り替えることを伝えます。

そして、アダルト作品の撮影現場・・・

24で処女だったメイは、初めてのセックスで出血し撮影は一旦中止に!

傷害罪を警戒するスタッフから「カット、カット!」・・・と、出血シーンを撮らないよう指示が飛びます!

その後、少しずつ慣れてきたメイは、何となく快感を覚えるようになります。

周りに大勢のスタッフがいる・・・という、誰かに見られながら行うセックスの快感にメイは激しく興奮したのです!

そして無事に撮影が終わり、メイは予定通り”セクシーアイドル”としてデビューするのでした。

デビュー作以降も、メイがバズらせた「かもね!」・・・というワードを盛り込んだタイトルで、次々と新作がリリースされます。

しかし、このような売り出し方をされたことが不満なメイは木島に訴えかけますが、そのぐらいしかセールスポイントがないと逆にツッコまれまともに取り合ってくれません!

さらに、無料動画に押されて、DVDの売上は想定したほど伸びていない・・・

そのため、ノーギャラだったバラエティ番組への出演を含めて、メイはまとまったギャラを手にすることさえ出来なかったのです。

それでも「この先もっと稼げるようになるから大丈夫」・・・と、木島に言われます。

そんなギャラの心配を抱えてはいたものの、実はアダルト作品の撮影が嫌いではなかったメイ・・・

看護師、女子高生、女教師など、さまざまな役を演じられることに喜びを感じていたのですが、それでも”アイドル”の衣装で出演する作品では、ちょっと気持ちが複雑になります。

そして、仕事の励みになればと思い彼氏を作り、アダルト作品の仕事を頑張ってやり続けるメイですが、抱えている借金は中々減っていきません・・・

それは、木島の指示で”美しい顔と体”を維持するために、お金をかける必要があったからでした。

しかしメイは自覚していました・・・

今の自分が「整形に依存している」・・・ということを!

そんなある日、いつもの整形のために藤美容クリニックを訪れたメイは、執刀医である弓一朗から「今のアンタに整形する箇所どこもないよ」・・・と言われてしまいます。

その後、木島からレーベル移籍の話があり、今後「星野メイ」としての活動は出来なくなる・・・と言われたこに動揺し、依存気味の整形も出来なかったことで気持ちが不安定になるメイ・・・

ちょっと前の売れないアイドル時代とは、身も心も完全に変わってしまったメイの物語は、この後どんな結末を迎えるのでしょうか?

 

「Dr.クインチ4巻 case24」を読んだ感想

1人の無名のアイドルが運命に翻弄される物語に、自然と引き込まれましたね!

アダルト作品でセクシーアイドルになったことで、メイの人生はガラリと変わってしまいました。

以前のグループでアイドル活動していた頃はとても純朴だったのに、ここまで変わってしまうとは・・・

アイドルとして人気を得て、お金もたくさん稼げるようになったメイですが、幸せになったようには見えないところが残念です。

やっぱり、好き好んで”セクシーアイドル”になった訳ではないから、「しょうがない」・・・と言うしかないでしょうかね~?

でも、弓一朗が「人生最後の最後まで何が起こるか分かんないぜ!」・・・と言っていたように、これからのメイの人生が良くなっていくといいなぁ~・・・と思いますね~!