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重要文化財 毛馬第一閘門(こうもん)と【長柄河畔地区】の桜を散策 | きらきらおおさか

重要文化財 毛馬第一閘門(こうもん)と【長柄河畔地区】の桜を散策

中津ラブ💛おおさかラブ💛卓球ラブ💛中津・おおさか・卓球に貢献したいYUHARANです。

大阪中心部の桜といえば約4キロもある大川沿いの桜並木が有名ですが、今回は桜並木もさることながら淀川の歴史にも触れることができる、とある所に行ってきました

YUHARANが住む大阪北区の東の端、都島区の境目、淀川河川敷公園内にある長柄河畔地区ながらかはんちくです。

ここには毛馬第一閘門という国の重要文化財が保全されているんですよ。

長柄河畔地区ながらかはんちくは明治より長年活躍してきた毛馬第一閘門こうもんが役目を終え、保存されるにあたり60本の桜が植えられ今は庶民の憩いの場として親しまれています。

なかでも長柄河川敷に向かう桜のアーチの小径が、短い距離ですがとてもきれいなんです。

残念ながら堤防整備二期工事で今回は桜のアーチをくぐることはできませんでした。

工事がある前は桜のアーチを通り抜けできていました。

工事以前、桜の下はこんな感じでした。桜の花が降り注いでくるかのようなアーチです。

こちらは豊仁、西側から見た桜のアーチ⇓

夕方の散策は無茶苦茶綺麗なんですよ♪

工事の間はちょっと残念でした。

ちなみに二期工事は6月までだそうです。

来年は楽しめそうです♪

ではでは、桜だらけのたくさんの写真とともに、大阪が誇る国の重要文化財毛馬第一閘門レポートをお楽しみください。

最後までゆっくりとご覧くださいね。

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長柄河畔地区に咲き乱れる美しい桜と遺跡

長柄河畔地区の桜

レトロなこの橋、気になりませんか?眼鏡橋といいます。

かつてこの眼鏡橋の下は長柄運河がありました。

橋だけが保存されたんですよね。ここの桜が眼鏡橋とマッチしていてちょっとした撮影スポットになっているんですよ。

パネルを見てもらうとお分かりのように昔はこんな感じだったようです⇓

さてさて、このほか長柄河畔地区内の桜を映しているのでスライドでご覧くださいね。

長柄河畔地区の桜はそこそこの樹齢の木が多く桜の花に迫力があります。

芝生のところは桜のピンクと芝生のグリーンのコントラストがマッチしてとてもきれいでした。

淀川改修紀功碑

この眼鏡橋を上がっていくと旧毛馬の閘門こうもん、明治時代に作られ淀川と大川との行き来があった毛馬第一閘門こうもんを見下ろすことができます。

右上に見える石碑は淀川改修紀功碑です。

明治29年から始まり、明治42年に完了した経緯が記されています。

明治の代からずっとここにあったんですね。

堤防から見る広い淀川は、もともとあった中津川を埋めて新淀川として人工的に作られた川、明治の頃にこんな大改修ができたなんて本当にすごいと思いました。

川の上にそびえている物体は淀川大堰(おおぜき)です。

淀川の氾濫をなくすために、多くの人が尽力してくださったおかげで、今の幅の広い直線の淀川ができました。

最近の豪雨で淀川の水位が上がる度、決壊を想像してビビッてしまうのですが、なんとか免れています。

本当に尽力された方々には感謝で一杯です。

毛馬の残念石

写真のような大きな石、これが残念石です⇓

敷地内あちこちに点在しています。

毛馬の残念石の由来は江戸時代大坂城築城の折、伏見城で使われていた石の再利用で淀川を使って、大坂城に運ばれる途中川に落ちたものを、淀川改修工事の際に引き上げられ、大坂城に使われなくて残念だったねと言われたことにあります。

北向き地蔵

残念石はパネルでその点在している場所を示してくれているのですが、そのパネルより少し奥まったところに小さな祠があります。

祠には3つのお地蔵様が安置されていました。

その昔、聖徳太子が仏教を広めるために、六万体のお地蔵さんを作らせ全国に安置された、その中の三体だと書かれています。

一体は明治の頃、毛馬洗堰あらいぜき新設工事の折、大川から発見されたほか二体についても、大正、明治と淀川とかかわりのある所から掘り出され、ここに安置されていると説明がされていました。

歴史的に古く、淀川を洪水から守ってくださっている、霊験あらたかなお地蔵様ということで、遠くからも参拝者が来られるそうです。

家族で三体のお地蔵様をお参りしました。

日々、洪水で淀川が氾濫することがないように、見守ってくださっていることの感謝と、これからもお守りくださるようにお願いしました。

ここにやってきたときは必ずお参りしようと思います。

さて、次は、重要文化財の毛馬第一閘門こうもんの中を散策レポートです。

毛馬第一閘門こうもんの散策

眼鏡橋の下を通り抜けて裏側に行くと毛馬第一閘門こうもんにたどり着きます。

上から見下ろすのと違って、閘門こうもんの扉の前に立つと天気のせいもあるのでしょうが、空が際立って青く見えました。

上の写真は現在位置と書いている毛馬第一閘門こうもんの図の場所から撮りました。

3基目の毛馬の閘門こうもんが新たに作られ稼働したのちは、毛馬第一閘門こうもんは廃止されるところを淀川の治水の歴史の証として保全されました。

因みに、大川は旧淀川であり、大坂城のお堀にも流れ、大阪のビジネス中心街、北浜や淀屋橋、中之島へと流れています。

天神祭で船渡御が渡る川でもある大阪にとっては古来より欠かせない存在です。

明治時代から昭和までこの毛馬第一閘門こうもんから淀川、大川との行き来がなされたそうです。

この場所に立ってゆっくりと散策するのはとても気持ちが良くおすすめです。

特に天気の良い桜のシーズンはレンガの壁と桜、青い空とのコントラストが素晴らしいですよ♪

この上に見える橋から下を見下ろすのもなかなかの景色ですが、橋から毛馬第一閘門を見下ろしていたらここを歩きたくなりました。

歩いていくと閘門こうもんの仕組みや、当時実際に行われたことの説明のパネルがあるので勉強になりました。

小学生の夏休みの自由研究におすすめなようなきがしましたね、もっと早くに知って子供にやらせてみたかったなー

ここから堤防に上がる階段があったのであがってみました。

あがると目の前に銅像が~。

銅像の主は沖野忠雄。明治河川改修の父と呼ばれました。

明治の頃、淀川の氾濫で大阪は頻繁に被害を被っていました。その淀川の改良工事の指揮をとられた淀川とゆかりのある御仁でした。

銅像を前にして淀川を眺めると川から流れてくる風がとっても気持ちが良いです~っ

ここから、毛馬第一閘門こうもんに戻り眼鏡橋までの散策を動画に取ったので、お時間のある方はご覧ください、4分弱ほどの時間になります。

特に毛馬第一閘門こうもんの大きさが実感いただけると思います。

いかがでしたか、毛馬第一閘門こうもんの高さを感じていただけましたでしょうか?

役割が終えるまで、歩いていたところに川が流れ、大川へつながっていたんですね。

歩いていて、閘門こうもんの作りといい、壁面のレンガ造りといい、歴史ロマンを感じます。

そして、散策してると尽力してくださった明治の先人の方々のことが目に浮かんできます。

今、大阪の発展があるのは先人の尽力があったからこそと言っても過言ではないのですから。

ただただ感謝。

アクセス

最寄り駅
  • 大阪メトロ 谷町線天神橋筋6丁目下車 徒歩約15分
  • 大阪シティバス 34系統 守口車庫前行 長柄西下車 徒歩10分
駐車場
  • 駐車場はありません
  • 200メートル周辺【タイムズ長柄中 6台収容最大料金1,100円】あり 大阪市北区長柄中3-10
住所
  • 〒531-0063 大阪府大阪市北区長柄東3丁目3−地先

あとがき

”重要文化財 毛馬第一閘門(こうもん)と【長柄河畔地区】の桜を散策”はいかがでしたでしょうか?

散策しながら石碑やパネルなど読んで、毛馬の閘門こうもんの役割や淀川改修工事のことを知り、桜をめでるだけでなく、家族でとても有意義な時間を過ごせました。

今回の散策がきっかけとなって大阪の治水のことを結構勉強できて良い機会でした。

興味のある方はこちらなどご覧ください

沖野忠雄という人物も大橋房太郎という人物もこれまで全く知りませんでした。新淀川流域に住んでいるものとしては心にとどめておきたい御仁達です。

・・・と、堅い話はさておき、

長柄河畔地区はこじんまりしていますが、今のシーズンは桜を楽しめますし、桜が咲いていなくても緑がとてもきれいです。

毛馬第一閘門こうもんという重要文化財を目の前にして散策もできるので、こじんまりながらも余暇を過ごすのにおすすめな場所です。

郊外まで出ていかなくても、市内に、しかも北区内にこんな素敵な憩いの場があるのをお忘れなく♪

これからも【中津】がある北区を中心にYUHARANが見て、聞いて、経験した、【大阪】の楽しい美味しい面白い情報をきらきらおおさかでお伝えしたいと思います。

場所やお店など記事を更新した後、情報の更新ができきれない場合があります。もし違っていたら情報をいただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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