こんにちは。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの にのまえ遼です。
突然ですが…。
韓国ドラマ、人気が有りますね。
日本だけでなく、アジアの多くの国で支持されています。
韓国ドラマと、日本のドラマの違いってご存じでしょうか???
まぁ、かけてるコストとか、街を上げた撮影協力の体勢があるなど、違いはいろいろあると思うのですが…。
一番大きな違いは、脚本だと思うんですよね。
脚本が面白ければ、他に多少の難があっても、面白い作品になりますから。
日本では、ドラマの脚本家は、基本1名です。
ドラマの最後のクレジットでも、「脚本 三谷幸喜」という感じで、1人だけ書かれていますよね。
でも、韓国ドラマでは、複数人の脚本家が集まり…。
この次は、こんな展開にしたほうが…。
こんな登場人物が出てきたら、もっと話が…。
突然、こんなことが起こるって展開は面白くない???
等など、皆で案を出し合いながら、脚本を作っていくのだとか。
1人の才能でストーリーを作より…。
複数の才能が頭を突き合わせて作ったストーリーの方が、面白くなるのは当然ですね。
昔は、日本の漫画も、漫画家1人で考えていました。
ところが、ある頃から、担当編集者と一緒に考えるスタンスになったのですが、その頃から、飛躍的に面白いストーリーのものが増えていったのです。
さて…。
絵本の出版を希望されている方がいらっしゃいます。
この方は、絵は描けるのですが、どんなストーリーにするのかを決めかねていまして、プロジェクトが、そこで止まっているんですね。はい。
そこで…。
「もし、必要なら、絵本作家さんとか入れてチームを作りましょうか?」と提案したのですが、「自分で考えたいので」ということで、断られました(;^_^A
ここまで自分一人で考えてきて進展しないのですから、このまま続けるより、他の人の意見聞いたほうが、新たな進展があるかもしれにのに…と思ったのですが、それは言いませんでした。
A.自分一人で、書籍に内容を考える
B.複数人で、書籍の内容を考える
AとBだと、充実した内容になる可能性が高いのは、Bですよね。
知識も経験も全く異なる人と、頭を突き合わせて、いろいろ意見交換をすることで、見落としや、自分の新たな強みに気が付くかもしれない。
商業出版の方が、自費出版より、販売数が伸びやすいのも…。
流通に違いがあるのはもちろんですが、自費出版の場合、著者1人で内容を考えるのに対して、商業出版の場合、担当とミーティングをしながら考えていくので、内容がより面白くなるからなのです。
ということで…。
出版企画を作る際も、1人で色々考えるより…。
何人かで頭を突き合わせて、ああでもない、こうでもない…と作っていくほうが、短時間でいいものができます。
「自分の本だから、自分で内容を考えないと…」という考えを捨て、「他の人に意見を聞いてみよう」という考えになるだけで、止まっていた時間を動かし始めることができるようになるのです。