
生きづらさを手放す心理カウンセラーの松野です。
今日は誰も私のことを分かってくれないという
共感してもらえないことについてのお話です。
共感されないと苦しくなるあなたへ
「誰かに気持ちを分かってほしい」「共感してもらえないと、どうしても苦しくなる」
そんなふうに感じたことはありませんか?
友人や家族に相談しても、期待通りの共感を得られずに落ち込む
LINEで長文を送ってしまうが、反応が薄いと余計に傷つく
「共感されないと不安になる」→「もっと共感を求める」→「でも満たされない」のループに陥る
話を聞いてもらうことに必死になり、疲れてしまう
「共感を求めてしまうのは、私が甘えているせい?」
いいえ、決してそうではありません。むしろ、これは 心の自然な防衛反応 なのです。
でも、共感を求め続けることで、逆に心が疲れてしまうこともあります。
この記事では 「なぜ共感を求めても満たされないのか?」、そして 「共感が得られなくても心を軽くする方法」 についてお伝えします。
なぜ、共感されても満たされないのか?
共感を求めるのは、人間にとって自然なことです。
誰だって、
「自分の気持ちを分かってほしい」
「つらいときに寄り添ってほしい」
と思うもの。
特に、過去に 自分の気持ちを否定され続けてきた人 や、
「自分の気持ちは聞いてもらえないものだ」と思い込んでいる人 は、
「誰かに受け止めてもらわなければならない」と強く感じやすいのです。
しかし、実際に共感を得ても、
「一時的には安心できるけれど、すぐにまた不安になってしまう…」
という経験をしたことはありませんか?
それは、本当に求めているものが「共感」ではないから かもしれません。
あなたが本当に求めているのは、
「共感」ではなく、「自分の気持ちを大切にしてもらうこと」
「誰かに認めてもらうこと」ではなく、「自分が自分を認めること」
なのかもしれません。
では、共感を求めすぎるとどうして苦しくなってしまうのでしょうか?
共感を求めすぎると苦しくなる理由
① 「もっと共感してほしい」と無限ループに陥る
誰かに共感してもらった瞬間は、確かに安心します。
しかし、その安心感は一時的なものになりがちです。
「もう少し深く共感してほしい」
「もっと理解してもらいたい」
と感じ、次々と共感を求め続けてしまう ことがあります。
② 共感が得られないと「否定された気持ち」になる
「わかるよ」と言われなかっただけで、
「私の気持ちは大切にされていないんだ」と思い込んでしまうことも。
でも、相手が共感してくれない理由はさまざま。
相手自身が余裕がない
うまく言葉にできないだけ
そもそも他人には完全に理解できない感情もある
共感が得られない=あなたが否定されたわけではありません。
共感が得られなくても心を軽くする方法
では、共感が得られなくても、心を安定させるためには
どうしたらいいのでしょうか?
1. 「今、本当に求めているのは何?」と問いかける
共感を求めたくなったときに、
「私は今、本当に何を求めているんだろう?」と自分に問いかけてみる。
安心したいのか?
ただ話を聞いてほしいのか?
それとも、誰かに肯定してほしいのか?
こうして気持ちを整理すると、
「本当はただ、自分の気持ちを認めてほしかっただけかも」と気づくこともあります。
2. すぐに誰かに話す前に、自分で受け止める
誰かに話す前に、まずは ノートやスマホのメモに自分の気持ちを書いてみる。
「私は今、こう感じているんだね」
「それだけしんどいんだね」
と書くだけでも、少し気持ちが落ち着くことがあります。
3. 「共感されなかった」ときも、自分を責めない
「共感されなかったから、私はダメなんだ」ではなく、
「相手のタイミングが合わなかっただけ」と考える。
共感されなくても、あなたの気持ちは変わらず大切です。
共感を求めすぎる自分を責めなくていい
共感を求めてしまうのは、それだけ心が助けを求めているから。
でも、本当に必要なのは「他人の共感」よりも「自分の気持ちを大切にすること」。
まずは「私は本当は何を求めているの?」と問いかけてみる。
「共感されなくても、私は大丈夫」と思えるようになることが大切。
あなたは「共感されないとダメな人」ではありません。
あなたは「自分の気持ちを大切にできる人」です。
焦らず、あなたのペースで
「自分の心を満たす方法」を見つけていきましょう。
少しでも、あなたの心が軽くなることを願っています。