『またヴィンセントは襲われる』不条理劇風ホラー、ワンちゃんが活躍

映画『またヴィンセントは襲われる』ポスター 映画館

ーネタバレを含みますー

映画『またヴィンセントは襲われる』目と目が合っただけで襲われる。なかなかアイデアマンの作者だなと作りに関心させられるんですが、嘘かホントか、でも結構ラストまで引っ張られてしまう。思わず上手いと感心させてしまうラスト、芸達者なワンちゃんもいい。

結構いける内容

フランスのリヨンと田舎が出てくる。

映画とは関係ないけど。

リヨンってフランス二番目の都市だよね

主人公は、それなりの仕事についていて、ある程度収入があると思うのだけど。

住んでいるアパートが、古くて、ボロイまでは行かなけど。

フランスの住宅事情って、あまり良くなく、居住費は高いとは聞いていたけど。

本当なのかなと、映画を見ていて思ってしまった。

本筋とは関係ないことで、すみません。

でも、映画はよくできています。

この手のホラーといいますか、パニックムービーって、作り物感が出てしまうのですが。

そのあたりの処理がうまい。

大勢のエキストラを使うわけでもなく。

上手く、恐怖感を感じさせてくれる。

目線が気になる

目線を合わせると、襲ってくる。

街を歩いていて、目が会うと因縁をつけてくるってのは、聞いたことあるけど。

多分このあたりが、元ネタなのかな。

そこから話を展開してゆくなんて、アイデアがいいね。

目は口ほどに物を言い。

田舎に避難した主人公が、襲われて壊れた浄化槽の糞尿の中で格闘する。

思わず、臭ってきそうなんだけど。

このアイデアもいただける。

ただ、この格闘で、切り傷を負った主人公が、傷口が化膿しないのが、不思議だ。

ただ、医者にかかると目線があって襲われるから、あえてそうしなかったのかな。

医者との格闘なんて展開も面白かったのに。

漁師

犬が、もう一人の主人公

人ではないから、もう一人ではないんですが。

そのひょうきんさが、なんとも言えず。

映画の殺伐感をなくしてくれて

多分この映画は、洒落でできているのかなんて、想像が。

ラストのオールディーズの曲と合わせて。

そのあたりは、結末は見る方におまかせ。

そんな作りが、おしゃれに感じます。

ちなみに、ワンちゃんの名前は映画の中では、「スルタン」なんですが。

ラストの字幕で、ちゃんと本名「スージー」と堂々と、テロップに出てきます。

エンディングロールで流れる「悲しき街角」と言い、映画のラストと妙に合っていて。

なかなか心憎い余韻を残してくれます。

映画『またヴィンセントは襲われる』公式サイト:https://vincent-movie.jp/#modal

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