子どもにプログラミングを学ばせる必要なんてない!って本当なのか考えてみたよ

2020年度より小学校でもプログラミング教育が必須化され始まりました。

プログラミングという教科はありませんが、各教科の中で取り入れられます。

高校では2022年度に共通必履修科目としてプログラミングを含む「情報 Ⅰ」を新設することが、さらに2024年度の大学入学共通テストを目安に情報科目の導入に向けた検討を進められるといわれています。

「子どもがプログラマーになるわけでもない。必要なら大人になってから学べはいい」と思っている親御さんもたくさんいます。

小学校で必須化されたといっても、それほど大きな問題じゃないと感じているかもしれません。

この記事は「プログラミングを学ばせる必要がない」を考えてみた内容になります。

小学生にプログラミングを学ばせる必要なんてないのか

そもそも、小学校では国語算数などの基礎教科をしっかりと学ぶことが前提です。

高学年になるに従い、教科は増え難易度も高くなります。

それからプログラミングを学んでも十分です。

IT関連業界でも大学時代は文系だったのに就職したらIT系の企業だっという方も大勢います。

ちなみに、自分は社会人になってからプログラムを学び、主に業務アプリを開発していました。

プログラミングで痛感したのは”物事の考え方や捉え方”が論理的な奴の方がスマートでシンプルなプログラムを作る。

即戦力に近いのは、文系よりも理系出身者ですが、全員が全員有能という訳ではない。

文系理系に管変えいなく、考え方や捉え方が論理的に物事を組み立てて、対応できる人物の方がより向いています。

だから、たとえ小学校からプログラミングを学んだからと言って、プログラマーとして一流になれるわけではありません。

サッカーが大好きで、小学生の頃からサッカーをしていたとしても世界的なプレーヤーになれないのと一緒です。

もちろん、練習して努力した分はうまくなっているはずです。

そもそも、子どもにプログラミングを学ばせても、必ずしも将来プログラマーになるとは限らない。

だから言いたい、子どもがプログラミングなんて学ぶ必要はない!

そう思っている親御さんは、この先はもう読まない方がでいいです。

ここから先は180度反対の意見になります。

むしろ、子どもにプログラミングを学ばせておいた方がいい理由

先ほどまでは、「子どもがプログラミングなんて学ぶ必要はない!」と宣言しましたが、ここからは真逆な考え方です。

なんだ、お前!矛盾してるじゃないかと言われますが、最後まで読んでからにしてください。

子どもにプログラミングを学ばせておいた方がいい理由を伝えます。

プログラミングを学ぶ必要性!子ども自身で考える癖がつく

いまだ学校で行われているのは、先生が中心とした一方通行的な授業や、そもそも答えがあってそれを導き出す方法を教えるのが中心です。

学校は集団で学習するので致し方ないとも言えます。

しかし、今の時代はさらに進んで、早くから自分が考えたコトやモノが社会に役立つことを学んだ方がいいんです。

プログラミングは、方程式のような答えを導き出す公式があるようでないようなものです。

問題をクリアするために、結果は同じでも結果を導き出すプロセスは自分で考えるのが重要です。

考える(=解決へのプロセス)を何度も繰り返すプログラミングで、論理的思考力が身に付きます。

プログラミングを学ぶ必要性!問題を解決する力が身に付く

早くからプログラミングを学んでおけば、自分の周りにある”困りごと”をプログラミングで解決することを学びます。

最初は簡単なことでも、段々と難易度も上がりかつ経験値を積み重ねること・周りと協調や協力を重ねていくと”ひとのため”になることを感じます。

アプリケーションが作れるようになることは、いずれ社会や人に役立つことが学べるとも言えますよね。

子どもが、やがて大人になって仕事をするときに、どんな職業に就くにせよ、ITテクノロジーの恩恵だけじゃなく自らプログラミングを行って解決することを求められるかもしれません。

早いうちから学んでおけばITテクノロジーに対して理解は早まります。

プログラミンを学ぶ必要性!学ぶ機会を与えてあげて

親御さん自身がプログラミングの経験がないので、学ぶことに疑問を持ったり、今じゃなくてもいいんじゃないかと思われることに対し理解はできます。

でも、もし子どもが学びたいと訴えてきたなら、ぜひ学ぶチャンスを与えてあげて欲しいです。

親御さん自身は、学習塾や英語やスポーツなどの習い事をさせたいと思ってプログラミングは除外してしまうかもしれません。子どもは、親御さんの言いなりで始めた習い事って楽しんでいるでしょうか。

楽しくないと身に付きません。苦痛でしかなく、せっかくの習い事が嫌いになってしまうこともあります。

まとめ

冒頭では、子どもにプログラミングを学ばせる必要はないよ!と言いましたが、本音は学んでおいた方がいいんです。

これからの世の中で生きていくために必要なことは「自分で考え、それを解決する」ことなんです。

どんな仕事に就くにせよ、何かしら問題を抱えています。業務が複雑すぎて面倒な手続きがあるとか、ユーザーからの要望を素早く吸い上げ商品に反映させるとか、もっといいサービスを提供するとか、何かしらあるのは間違いありません。

それに対し「考えること」「考えたコトを具現化すること」、さらにテクノロジーを使いより便利にすることが出来れば、大いに社会に役立つことになります。

そのための手段の一つがプログラミングです。10個のプログラミング言語を覚えましたとかいうのでじゃなくて、目的を解決するための手段でもあるプログラミングを知っていれば、いろいろなことができる可能性が広がります。

ぜひ、子どもが学びたいと言ったならチャレンジさせてあげてください。