定期テストの結果で分かること

 

この時期、

 

定期テストの結果が

 

ちょうど出ている頃では

 

ないでしょうか。

 

 

 

 

学習指導のプロの立場から

 

テストの結果を

 

どのように見ているかというと

 

 

70点(100点満点)を目安に

 

基礎的な学習能力があるかどうか

 

個性や特性などを

 

見分けています。

 

 

 

 

定期テストで70点前後

 

得点しているということは・・・

 

 

<良い点>

 

1、学校の授業を理解している

 

2、情報をまとめたり、整理ができる

 

3、ある程度、自分なりの学習方法が確立している

 

 

<改善が必要な点>

 

4、もう少し勉強時間を増やせば上位を狙える

 

5、暗記のスキルが不足している

 

 

・・・という具合で見ているんですね。

 

 

 

学力面に関しては

 

これらの5つのポイントに

 

着目しており

 

 

70点ぐらいだと

 

少しだけアドバイスすれば

 

さほど苦労せずに

 

成績が上がってくるだろうと

 

見込んでいます。

 

 

 

  問題なのは50点以下

 

札幌の高校受験で考えますと

 

各教科50点以下だと

 

公立高校に合格するためには

 

相当頑張らないといけません。

 

 

 

入学できる高校も

 

かなり絞られてきてしまいます。

 

 

 

それと

 

もう一つ大切なことがあり

 

この点数が意味するものは

 

「心と体」に関することなんです。

 

 

 

 

 

例えば

 

生まれつき賢い子に

 

多いのですが

 

「どうして勉強が必要なのか」

 

と疑問に感じて

 

全く勉強しないタイプ。

 

 

 

確かに、学校の勉強が

 

さほど大切ではないという

 

観点を持てるのは

 

洞察力が鋭い証拠。

 

 

 

これが信念になってしまうと

 

ガンとして勉強しないわけです。

 

 

 

 

他にも

 

「将来どうしたいのか分からない」

 

というタイプ。

 

 

 

分からないということは

 

目標がないことを意味しますので

 

当然、勉強に対する

 

モチベーションが下がるわけです。

 

 

 

 

 

その他には

 

純粋に身体的な問題が

 

ある場合です。

 

 

 

自閉症、ADHD、起立性調節障害・・・etc

 

 

物理的に何かに取り組むのが

 

難しい状況にありますよね。

 

 

 

  点数の良し悪しは二の次

 

私が着目しているのは

 

その子の学力ではありません。

 

 

 

注視しているのは

 

生まれつきの性格、

 

育った環境、

 

今持っている知識や考え方です

 

 

 

勉強は

 

やれば誰でもできるように

 

なりますので

 

そこは大した問題ではなく

 

 

テストの結果や内申点が悪いせいで

 

自己肯定感を下げてしまい

 

それが原因で

 

様々な問題を引き起こすことが

 

最悪なのです。

 

 

(そもそも学校教育に

 

定期テストは必要ないですが)

 

 

 

なんとか最悪の状況を

 

避けたいので、

 

特進アカデミーでは

 

テストで50点以下の

 

点数を取ってしまった生徒には

 

自己肯定感を下げさせないことを

 

第1の目標として

 

学習指導にあたっています。

 

 

 

 

  100点満点を取る子の問題点

 

では、常に満点を取っている子は

 

安心して見てられるのかというと

 

私は全く楽観視していません。

 

 

 

与えられた課題は

 

ほぼパーフェクトにこなせるのですが

 

自分で新しいアイデアを出すのが

 

苦手な子が多いです。

 

 

 

勉強に関する創意工夫はできても

 

勉強以外のことについては

 

知らないことが多いですし

 

あまり融通が効かないタイプが

 

多い印象です。

 

 

  つまりテスト結果は・・・

 

高校入試のことだけを考えれば

 

高得点が望ましいのですが

 

 

特進アカデミーとしては

 

テストの得点は

 

一種の「性格分析」の結果

 

として受け取っています。

 

 

 

性格分析の結果ですから

 

子どもの能力の優劣を

 

比較しているものとは

 

捉えていません。

 

 

 

 

繰り返しますが

 

勉強は、やれば誰でもできます。

 

 

 

ですが、

 

自分の個性、特性

 

これから伸びるであろう能力

 

将来困るかもしれない癖などは

 

一人一人異なります。

 

 

 

そういったものは

 

ある程度

 

テスト結果から読み取れるんですね。

 

 

 

 

親も子供も学校の先生も

 

点数にしか目が

 

いかないかもしれませんが

 

 

私はそういう観点は

 

全く持っておりません。

 

 

 

 

その得点の「裏」に隠れている

 

様々な事象について

 

推測しています。

 

 

 

テスト結果の裏側に

 

一体何があるのか?

 

 

 

 

それを子どもたちに伝えて

 

少しでも自分の成長を感じられるように

 

そして

 

自己肯定感を高められるように

 

指導するのが

 

特進アカデミーの役目ではないかと

 

思っています。