恒大集団の影響は限定的なのか?株価は大幅下落!レバナスは1日で6%以上の下落!

株式市場だけでなく、世界経済に影響がありそうな中国の恒大集団の影響。
恒大集団の影響は限定的ではと言われている中で、世界中の株式市場が動き始めました。

動いているのはもちろん悪い方向です。
影響は限定的と言われていますが、果たして本当に限定的なのでしょうか?

恒大集団に何があったのか?

恒大集団は中国不動産大手企業です。
どれくらい大きいかというと20年度のの売上高は7232億元(約12兆3000億円)、純利益は314億元(約5300億円)です!
日本最大の不動産関連企業の三井不動産(昨年1兆9056億円)の6.5倍規模となります。

一方で取引先への未払金などを含めた負債総額は1兆9665億元(約33兆3千億円)とこちらもあり得ないくらい巨大です。
中国当局による不動産会社への引き締め強化も逆風となり、資金繰りが一気に悪化しています。
恒大集団は借入によるレバレッジで不動産を購入し成長してきた企業です。
不動産市場が好調な間は、レバレッジ効果でどんどん大きくなっていましたが、そこに陰りが見えてきたということです。

資金繰りが悪化している中、社債の利払いができるかがが一番の論点です。
社債の利払いができなければ、いわゆるデフォルト状態に入っていると言っても良いでしょう。

Xデーは9月23日です。
ロイター通信によると約131億円相当の利払いが9月23日にあるとのこと。
ここで利払いができなければ、実質的にはデフォルトになるので、中国当局がどのような対応をとるのかが注目されてます。
たとえ、9月23日を乗り切ったとしても年内に利払いは何回もあります。
この全てを乗り切るのは厳しいであろうとの見解が多いです。

世界中の株価が大幅下落

元々危ないと言われていましたが、利払い日が近づくにつれて、デフォルトの現実味が帯びてきています。

その為に世界中の株価が下落をしています。
NYダウは970ドルほど下落し、日経平均も一時600円超の下落をしています。

限定的という見方の一方で、株式市場は一気に反応をし始めました。
日経平均自体は値上がりが続いているので、デフォルト前に利益を確定している方も多かった影響です。

NASDAQ100は2%以上の下落、レバナスは6%の下落

さて先日レバナスについて記事を書きました。

レバナス自体はNASDAQ100が永久的に成長をしているので、NASDAQ100のレバレッジ投信であるレバナスに投資をするのが最適解という考えです。
一方で、下落時の影響も大きくコロナショックでは約半値まで下落しています。
レバナス投資を否定しませんが、大幅な下落に耐えられるメンタルは必要です。

レバナス・ツミレバとは?コロナショックで50%近い下落に耐えられる精神が必要!

さて、この恒大集団の影響でNASDAQ100も下落をしています。
9月20日だけで2.1%の下落です。
これが下落の始まりになるか、それとも持ち直すかはわかりませんが、この下落に耐えられるかはレバナス民にとっては試金石となります。

レバナスは9月21日で-2,456円 -6.45%も下落をしています

1日で約1か月かけて上昇した分を下落しています。
この状況ではまだまだプラスの方が多いでしょう。

9月23日向けて、まだまだ相場は下落する可能性があります。
果たして将来NASDAQ100が上昇することを信じて、どこまで耐えられるかの勝負かなと思います。
特に投資の初心者の方は初めての大きな下落となるでしょう!
NASDAQ100を信じるのであれば、下落してもじっと我慢をして相場を見ずに値上がりするまで待つことをオススメします。

恒大集団とレバナスへの影響のまとめ

それでは恒大集団とレバナスへの影響をまとめてみましょう。

①恒大集団は中国の不動産会社で借入によるレバレッジで成長
②不動産規制により、9月23日に社債の利払いができない可能性がある
③恒大集団の影響により、世界中の株価が下落
④NASDAQ100も2%以上下落し、レバナスも6%以上1日で下落
⑤投資の初心者にとっては初めての大きな下落
⑥この下落はじっと耐えられるかが勝負
投資をしていればこれくらいの下落は当たり前です。
投資を最近始めた方は初めての大きな下落相場になっています。
果たしてこのタイミングで売却せずにじっと耐えれるかが、今後の投資に大きく影響するでしょう!
まずは9月23日にどうなるか注目ですね!
最新情報をチェックしよう!