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 人間には使うタイプと使われるタイプがあるようだ。どっちが上ということではなくて、向き不向きの問題なのだ。使われるタイプの人は、自分で決めて行動するのが苦手なのだ。上の指示する通りに動く。時には上のことを忖度して動くが、その場合でも上の人はこういうことを望んでいるだろうと考えて行動する。独断専行する人はいないから,上の人は安心して使える。ただ上ばかり見て動くから、その下の人は多分大変だろう。一方使うタイプの人は、時には上を歯がゆく感じ、上の言うことを聞かない場合もある。独断専行もあるから、上にとっては使いにくいタイプだ。半面下の人には頼もしく思え、この人のためならと働く気にもなる。だからトップに立った時、存分に力量を発揮する。これは飽くまでタイプの問題だから、きっちりどちらかに当てはまる訳ではないが、概ねどちらかに分けられると思う。中にはどちらにも当てはまらない人もいる。そういう人は一人でコツコツやる学者とか、芸術家に向いている人だと思う。

 使われるタイプの人がトップに立ったりすると、本人も辛いし周りも何かと困ったことになる。週刊現代によると、菅首相が「俺は総理のガラじゃない」とつぶやいたことがあるという。菅さんは矢張り使われるタイプであって、トップに立って指示するタイプではないようだ。安倍元首相の下で使われている分には大いに能力を発揮出来たのだろうが、首相は不向きだったようだ。そのためにいろんな不都合がどっと表面化してしまったのだと思う。一方二階幹事長は使うタイプの人だと思う。だから使いやすいと考えて、菅さんを推したのだろう。菅首相がgo to travleを中止する決断をした時、二階さんが「勝手なことをしやがって」と怒ったというのは、まさに使われる人の独断に腹を立てたのだろうと思う。そして菅首相がいつもオドオドして不安そうなのは、使ってくれる人のいなくなった不安なのではないだろうか。