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【MLB 2021年 レビュー】セントルイス・カージナルス

今回は、ナ・リーグ中地区2位のセントルイス・カージナルスです。

2021年順位表

今年のSTLカージナルスは、オールスター前の前半戦では44勝46敗と負け越していましたが、後半戦を46勝26敗という圧倒的な強さで20も勝ち越し、90勝72敗でナ・リーグ中地区の2位となり、ワイルドカード2位でポストシーズンに進出しました。9月10日から28日にかけて17連勝したことで、CIN, PHI, SD, NYMの5チームで混戦状態だったワイルドカード2位争いから一気に抜け出しました。

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2021年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点10位、打率5位、OPS 8位と、中ほどの成績でした。アレナド、オニール、ゴールドシュミットと、本塁打30本以上が3人もいる割に、チーム総得点がリーグ10位なのは、若干物足りない感じです。

STLカージナルス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Yadier Molina 38 121 440 45 111 11 66 3 .252 .297 .370 .667
1B Paul Goldschmidt 33 158 603 102 177 31 99 12 .294 .365 .514 .879
2B Tommy Edman# 26 159 641 91 168 11 56 30 .262 .308 .387 .695
SS Paul DeJong 27 113 356 44 70 19 45 4 .197 .284 .390 .674
3B Nolan Arenado 30 157 593 81 151 34 105 2 .255 .312 .494 .807
LF Tyler O'Neill 26 138 482 89 138 34 80 15 .286 .352 .560 .912
CF Harrison Bader 27 103 367 45 98 16 50 9 .267 .324 .460 .785
RF Dylan Carlson# 22 149 542 79 144 18 65 2 .266 .343 .437 .780
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
MI Edmundo Sosa 25 113 288 39 78 6 27 4 .271 .346 .389 .735
2B Matt Carpenter* 35 130 207 18 35 3 21 2 .169 .305 .275 .581
C Andrew Knizner 26 63 161 18 28 1 9 0 .174 .281 .236 .517
OF Justin Williams* 25 51 119 10 19 4 11 0 .160 .270 .261 .531
RF Lars Nootbaar* 23 58 109 15 26 5 15 2 .239 .317 .422 .739
  Team Totals 28.5 162 5351 706 1303 198 678 89 .244 .313 .412 .725
  Rank in 15 NL teams     11 10 8 6   3 5 11 7 8
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/30/2021.
2021年ピックアップ野手

今年のSTLカージナルスで特筆すべきは、5人もゴールドグラブ賞を獲得したことでしょう。1チームから5人もゴールドグラブ賞を獲得したのは、MLB記録です。

ファースト:ゴールド・シュミット↓↓↓

セカンド:トミー・エドマン↓↓↓

サード:ノーラン・アレナド↓↓↓

レフト:タイラー・オニール↓↓↓

センター:ハリソン・ベイダー↓↓↓

 

投手成績

チーム投手成績は、ナ・リーグ15チーム中防御率7位、自責点7位、WHIP 9位と、リーグで中ほどの成績でした。ブルペン投手は、レイエスガジェゴスの2人が1年間フルに活躍していましたが、先発投手は、ベテランのウェインライト頼みでした。TDL前のトレードで、その先発投手を補強するために、レスターハップの2人のベテラン投手を補強し、2人で9勝をあげたことは、後半戦にチーム勝率が上昇した大きな要因です。

STLカージナルス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Adam Wainwright 39 17 7 3.05 32 32 0 206.1 72 70 174 127 3.66 1.057
SP Kwang Hyun Kim* 32 7 7 3.46 27 21 1 106.2 46 41 80 112 4.34 1.284
SP Carlos Martinez 29 4 9 6.23 16 16 0 82.1 58 57 57 62 4.76 1.372
SP Jack Flaherty 25 9 2 3.22 17 15 0 78.1 35 28 85 121 4.22 1.060
SP John Gant 28 4 6 3.42 25 14 0 76.1 32 29 56 114 5.12 1.572
SP Johan Oviedo 23 0 5 4.91 14 13 0 62.1 39 34 51 79 5.27 1.572
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Alex Reyes 26 10 8 3.24 69 0 29 72.1 32 26 95 120 4.40 1.355
RP Giovanny Gallegos 29 6 5 3.02 73 0 14 80.1 28 27 95 129 2.75 0.884
RP Genesis Cabrera* 24 4 5 3.73 71 0 0 70.0 31 29 77 104 3.28 1.257
RP Ryan Helsley 26 6 4 4.56 51 0 1 47.1 24 24 47 85 3.99 1.415
RP Andrew Miller* 36 0 0 4.75 40 0 0 36.0 19 19 40 82 4.50 1.583
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Jake Woodford 24 3 4 3.99 26 8 0 67.2 32 30 50 98 4.50 1.345
  Jon Lester* 37 4 1 4.36 12 12 0 66.0 34 32 40 89 5.40 1.424
  J.A. Happ* 38 5 2 4.00 11 11 0 54.0 24 24 45 97 4.61 1.278
  Miles Mikolas 32 2 3 4.23 9 9 0 44.2 24 21 31 92 4.40 1.209
  Wade LeBlanc* 36 0 1 3.61 12 8 0 42.1 17 17 23 108 5.58 1.441
  T.J. McFarland* 32 4 1 2.56 38 0 0 38.2 11 11 21 153 3.79 1.060
  Daniel Ponce de Leon 29 1 1 6.21 24 2 2 33.1 24 23 24 63 6.11 1.620
  Luis Garcia 34 1 1 3.24 34 0 2 33.1 12 12 34 121 2.72 0.990
  Kodi Whitley 26 0 0 2.49 25 0 0 25.1 8 7 27 158 2.97 1.066
  Team Totals 30.7 90 72 3.98 162 162 50 1417.0 672 626 1225 98 4.30 1.300
  Rank in 15 NL teams   4 12 7     3 8 6 7 15      
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Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

先発投手アダム・ウエインライトの今季の成績は、32先発、17勝7敗、防御率3.05と、フルシーズン活躍し、40歳のベテランとは思えない奮闘ぶりです。ウエインライトは、9月3日に、モリーナと300試合先発バッテリーというMLB歴代4位の記録をつくりました。この伝説のバッテリーも、2022年シーズン限りでモリーナが引退することを発表したので、2022年で見納めになりそうです。

アダム・ウェインライト↓↓↓

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ブルペン投手では、アレックス・レイエスが、クローザーとして活躍しました。69試合登板、10勝8敗29セーブ、防御率3.24という自己ベストの成績で、クローザーの地位を獲得し、オールスターゲームにも選出されました。

アレックス・レイエス↓↓↓

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ジオバニー・ガジェゴスが、中継ぎ、抑えとして期待に応える活躍しました。2019年に66試合に登板して中継ぎ投手の地位を獲得して以来、安定した投球を続けています。今季は、73試合登板、6勝5敗14セーブ、防御率3.02という成績でした。

ジオバニー・ガジェゴス↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手のスタメンは、開幕前の予想通りでした。投手では、ブルペン投手陣は、ほぼ予想通りでしたが、先発投手陣は、フラハーティとマイコラスが、1年間フルに活躍できなかったことが誤算でした。

まとめ

チームは2019年から3年連続でポストシーズン進出を果たしています。2016~18年の3年間はポストシーズン進出を逃していましたが、2018年のシーズン途中で就任したマイク・シルト監督が流れを変えました。フルシーズン監督をした初年度の2019年に地区優勝して、マイク・シルトは最優秀監督賞を受賞しました。そのマイク・シルトは今季で退任し、来季は、今季までベンチコーチだったオリバー・マーモルが監督に就任します。マーモルは、2011年からカージナルス組織でコーチを経験し、選手を知り尽くしています。年齢も35歳を若く、期待できそうです。

マイク・シルト↓↓↓

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新監督オリバー・マーモル↓↓↓

 

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