前回、邪馬台国の女王・卑弥呼のお墓説のある『箸墓古墳』を紹介しましたが、その近くに『九日社(國津神社)』という小さな神社が鎮座しています。国道169号線付近にあって、木々に覆われているのですぐに分かりました。

鳥居は拝殿前ではなく、境内奥にある『陰陽石』と同じ方向に建てられていました。

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九日社のご祭神は多岐津毘賣命、多紀理毘賣命、狹依毘賣命の3柱であわせて『宗像三女神』と呼ばれています。この3柱は天照大御神が素戔嗚尊の剣を3つに分けて飲み込み、口から誕生させた神様であると伝えられているそうです。

境内に小さな手水鉢のようなものがありました。

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鳥居をくぐった石灯籠の先に注連縄の掛けられた磐座のようなものが見えます。

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どうやら陰陽石のようで左が陽(男性?)、右が陰(女性?)のようでした。

五穀豊穣や子孫繁栄を願って祀られているのではないかと思います。

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知人がSNSにある時期になると毎年アオバズクの写真を載せていたことがきっかけで、この神社を知りました。

神社の樹上にアオバズクの巣があるらしく、親鳥が雛に餌をやる様子が見られるようなんです。SNSで広まったことがきっかけで多くのカメラマンが訪れるようになったとのこと。

九日神社の周辺には駐車場が無いことや、神社が住宅街の中に鎮座していることからも近隣住民の方々に迷惑がかかっているようです。

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また神社の注意書きにもあるように「ストロボやライトは使用せずISO感度を下げて」とのこと。親鳥が怖がってこの場所に巣作りはしなくなるかもしれませんよね。アオバズクからすると住処を追われ迷惑この上ないと思います。

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アオバズクやその他の野鳥にとっても安心して過ごせる場所になりますように。



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