若櫻神社という社名の由来

前回に続き奈良県桜井市にある神社を紹介します。

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丘の上の見晴らしの良い場所にあり、鳥居をくぐると階段が続いています。

磐余(いわれ)・忍坂地域にある『若櫻神社』は、第17代履中天皇がこの地に磐余池を造り
舟遊びをしていると、盃に季節はずれの桜の花びらが舞い落ちたことから
『磐余稚桜宮』(いわれわかざくらのみや)と名付けたとされています。

この説話にちなんで桜の木を清水が湧き出る泉のほとりに植えたことから、
『桜の井戸』が残されており桜井と言う地名の起こりにもなっているようです。
(神社鳥居近くの看板より)

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井戸のレプリカが境内にありました。

本物は前回紹介した三宝稲荷荼枳尼天から坂を少し下ったところにありました。

住宅地だったので写真は撮っていません。

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神社周辺からは埴輪が出土されており、古墳があった可能性もあります。

この辺りは谷城という城が築かれていた場所だったようです。

神社の周囲にはかつて濠が巡らされていたと知りました。

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拝殿がこちら。歴史を感じる造りでした。

東殿に伊波我加利命、西殿に大彦命が祀られています。

山崩れで社殿が倒壊したことから、
高屋安部神社が西殿に合祀されることになったようです。

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狛犬と石灯篭。

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境内には大きな木がありました。



-若櫻神社詳細-

所在地:奈良県桜井市谷344番地
JR/近鉄桜井駅から自転車で約10分、徒歩20分程
ご祭神:東殿が伊波我加利命、西殿が大彦命
社格:東殿が延喜式式内社、西殿が延喜式式内大社
ご利益:国家安泰、商売繁盛、家内安全、入学安全

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若櫻神社を出た後、自転車で談山神社方面に行ってみることにしました。

談山神社は延々と続く坂道を見て諦めましたが、
道中素敵な神社を見つけたので次回紹介したいと思います。

境内に山があったので、往復1時間程の軽い登山をしてきました。


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