災害はいつ来るかわからない。準備万端にしてその時を迎え撃つ
テレビを捨ててからというもの、すっかりラジオ派になった
そして、ラジオの良さが分かるにつれ、もっと早く気づけばよかったと思うこの頃。
ラジオは目を解放してくれる
作業をしながら耳だけで情報が取得できるから、はかどることこの上なし。ながら作業ができてしまう。
音楽を流してくれる
テレビと違いラジオは音楽を流してくれる。しかも質の良いクラシックやジャズが多い。ポップスでもその筋の専門家が自分好みの音楽を選択しているようで楽しめるものが多い。
気に入らなければ他のチャンネルに合わせるか切ってしまえばよい。
クラシックが聴きたくて、FMチャンネルのついたポータブルラジオを探した
楽天で「一番人気」と謳っている小ぶりのポータブルラジオがシンプルなデザインで良いと思った。レビューもまあまあだったから中国製というのが気になったが購入した。
40年前購入したソニーのAM専用のポータブルラジオが、音質も良く電池の減り方も少なく何度も床に落としたにもかからわず壊れないで耐えてくれて、変わらずクリアな音質で使えている。
そのソニーのポータブルラジオと見た目と大きさがそっくりで、それも購入の決め手だった。
ソニーのほうは40年前で3000円くらいだった。
すでに持っている40年前のソニーのポータブルラジオはAM専用なのでアンテナがないから狭い場所でもどこにでも置けて重宝していた
が、いくら日本製が優秀と言っても40年前である。年数を考えて災害時のポータブルラジオのバックアップをしておく必要があると思った。
今回購入したのは、5478円の中国製ポータブルラジオ
楽天ポイントとクーポンを使い、支払った額は3448円。
けれど、充電も電池もソーラー充電も使えて、AMもFMも入り、スマホ充電端子とライトまでついているそうだ。機能が多すぎではないか?
私はごちゃごちゃといろんなものがついている製品はあまり好きではない。しかし、他に適当な商品が見当たらなかったので購入を決定。
実際の使用状況と不具合は以下の通り
1.8時間の満充電後、いよいよラジオのスイッチを入れる。
2.AM、FMとも電波を拾わない。家のあちこちで電波を拾った結果、2階の南側ならば音は一番とらえるが、それでも雑音が多い。
3.ラジオとして使用できないまま、フィックス作業を続けていた。
4.調整のため充電を繰り返し2か月すると、充電端子が潰れて使えなくなった。
5.しかたなく乾電池で作動させたが、電波を拾わず、拾ったとしても途中でぷつぷつ切れる。音量をマックスにすると電波が途切れる。電池のふたを閉じたら切れることがあった。
6.ソーラー充電を試したが、8時間の充電後30分で電源は落ちた、しかも相変わらず電波を拾わない。問題外。災害時には我慢できるかもしれないレベル。
7.電池の減りが早い。一日2時間電波を拾う試行錯誤をしていたが、1週間で単4電池3本が弱りもっと電波を拾わなくなる。
ちなみに、ソニーのポータブルラジオは毎朝聴いて単3電池2本が半年持つ。AMしか受信しないからかもしれないが。
8.万事窮す。
そこで、楽天の販売店に連絡すると、メーカーに直接の連絡してほしいとのこと。メーカーのサポートセンターに連絡する。
状況を話すと、着払いで修理部門のほうまで送って欲しいとのこと。クロネコヤマトの個人向け送料が850円したことに驚く。
1週間後修理が終って帰ってきた
修理の内容は、「ラジオ電源/音量ダイヤルの不具合を確認した」とのこと。そのうえで、「本体の交換をした」そうで、これは代替品を用意したということですね。直せないほどの不具合だったようです。
同じ製品がアマゾンとヤフージャパンで2980円で売られていた
それもショックで、気持ちはすでに諦めモード。受信できない放送局があっても災害時に雑音入りでも情報は得られるからそれでいいかな。
私が☆1をつけた直後、楽天市場でその製品は3100円に値下げされ、最終的にすぐに楽天のサイトから削除された。なんか、変な動きではありませんか?
さて、送られてきた代替品はというと
結論から言うと欠陥商品だった。前のものより音質、音量とも良くなっていたが、FMのJ-WAVE(81.3)とNHKFM(82.5)の2局だけがどうしても入らない。
この製品、そもそもIC回路の設計段階でミスがあったのではないか?
私が一番聴きたい放送局なので困った。
アンテナに針金2~3メートルを巻き受信感度を上げてみる
インターネットで見つけた解決法だったが、
針金3メートルはかなり邪魔なので、伸ばさないでアンテナにふわりと巻き付けてみる。効果はあるようなないような。
サポートセンターにその件を伝えると、再度直すと回答してくれた
が、法人価格の安い送料でも、送料が往復で1200円くらいかかるので、2回繰り返すと送料2400円くらいになってメーカー側の儲けが無くなる。「送料が高すぎて元が取れないですねえ。考えてまた連絡します」と伝えた。
サポートセンターでも、「この商品はもう廃番になってますので」と言っていた。不具合を承知で売り抜けようとしたのかな。
この製造メーカーなどの名前を公表しようかと思ったが、その製品は廃番にしたそうなので、新たに被害者はでないようだから公表は控える。
諦めモード
気持ちはすでに諦めモード。受信できない放送局があっても修理でいくらか改善したし、災害時に雑音入りでも情報は得られるからそれでいいかと諦めた。
販売側に利益が出なければ、もはや客ではない訳で。
私も自営業をしていた身、プロ意識のない業者とは徹底的に戦うが、能力がない場合は相手と関わっても仕方がないのである。
楽天市場では、以前にも名前の知られていない製造会社の缶詰で同じようなことがあった
やはり、名の知られていない製造会社の製品は気を付けたほうが良いようだ。写真と中身が全く違う缶詰をつかまされてしまったことがあった。電化製品もスイッチを入れてみないと分からない。こういう商品は通販で買うときは要注意ですね。
結局、一番聴きたい局が受信できないままだが、他のFM放送を聴いてみて結構面白いことが分かった
食わず嫌いでいたが、文化放送は最近大人向きの番組にシフトしているようで、聞きやすい。甲高いアニメ声は少なく浮ついていないし時事問題も多い。新しい発見だった。
電気店に他のポータブルラジオを確認に行った
7000円くらいでAMもFMもかなり良い音で受信するパナソニック製ポータブルラジオを見つけた。が、ミリタリーなごつい感じで購入はためらう。パナソニックと言っても中国工場で作っているし(中国製をけなすつもりは全然ないのだけど)。
クラシックやジャズを聴きたければ、スマホでyoutubeを利用すればいいのかもしれない
災害時にもクラシックが聴きたければ、充電式のスマホで聴いていれば電池も消耗しないし良いのかもしれない。ちなみにスマホは韓国製。
当面、ラジオは今の3機種体制
(パナソニックのCDラジカセ(コンセント式)、ソニーのAM専用ポータブルラジオ(電池式)、2局を受診しない中国製AMFMポータブルラジオ(充電式))
で賄うことに決定しました。