雪が止むことだけが決まっているなら

モラハラの父と認知症の母と…

認知症母の入院当日

2022-05-23 22:28:32 | 日記

今日は父の入院の付き添いに行ったり、母にも電話してみたりしたが、母の入院当日の記事がまだ書きかけだったので、そちらを先に。

入院は午後3時に病院に行けばいいので、朝からゴミ箱を掃除したり(数カ月前に買い替えたばかりなのに、何だこの汚れは!)、ご飯をラップに包んで冷凍したり、冷蔵庫の整理したり、掃除機掛けたり。そして、病院に持っていく歯磨き用のコップを洗って名前を書いていたら、「もう準備はできただろう。どこか行くか」と父。いや、私がしてること見えんのか。父ができることは母をドライブに連れ出すことくらいだ。でも、母は「頭はぼーっとしてるし、歩けないから行きたくない」「外に出た方が体にもいい」とかうだうだ言って来る父。その繰り返し。

実は私もいまいち体がだるくて、行きたくなかった。実家に帰ると、食欲がいまいち(特に朝はあまり食べられない)。結局父はあきらめて一人で出かけると(どうぞどうぞ!)すると、また戻って来る父。病院から電話があって、検査があるから1時に来て欲しいとのこと(2時間も前倒しか!)

父が出て行ったからか、その前に飲むローヤルゼリーを飲んだせいか、徐々に元気になってきた私(ゲンキン)。そこで、母に「2階のお母さんの部屋を片付けようか」というと、「うん」と(断られるかと思ったわ)ものの15分くらいだが、片付ける。出しっぱなしのカーディガンは持って帰ってクリーニングに出すことに。

しかし、ふと気が付くと母が炊飯器にお米の準備をしようとしている!「お母さん、今日は入院するからお米炊かなくていいよ」すでに冷凍にもいっぱい。この調子だとまたやりそうだったので、炊飯器に「今日から入院」と付箋紙を貼っておく。

その間も、何度も入院のこと忘れて聞いてくるが、だんだん不安になってきたのか、「入院したくない」と言い出す。「最近調子悪いし、入院してゆっくりしたらいいよ」「上げ膳据え膳でご飯も作らんでいいし」「何かあったら、看護師さんがいるから安心だよ」「お父さんも胃の検査で入院するから、その間入院した方がいいよ」「病院にはガミガミ言う人もいないし」とかいろいろ言ってみるが、すぐ忘れちゃうんで。

病院には1時前に行き、検査が終わったのが2時前。特に不安定な感じもない…ていうか、入院のことすぐ忘れるからな。ところが、その後先生から入院のお話を聞いている時に、マスクで目を隠す母。不安と寂しさで泣きたくなったのか。でも、しょうがない。

その後も外来や病棟の看護師さんに相談員とか事務とか入れ替わり立ち代わり説明を聞いたり、書類に記入したり。いやいや長いわー。でも、入院するだけでも、それだけ多くの職員さん達の手を煩わせているということでもあり、ありがたいことでもある。でもやっぱり長いー。

そんな中、今日はおとなしいなと思っていた父が本領発揮。
洗濯のことで看護師さんに「できれば母に洗濯させたい」と相談すると、「看護師がサポートして洗濯させるから大丈夫」と。すると、父が「いや業者に頼んだがいい!」と急に大声出す(黙れ!)「どうせ洗濯機の使い方は覚えられないし」とか何とか言い出す。私が「いや女性としては抵抗あるし」「看護師さんがサポートしてくれるし」と言うも引き下がらん。だいたい現状わかっとらんやろ。業者はパンツやタオルは洗濯してくれないし、レンタルするにしても肌着やタオルはできてもパンツは持っていかんといかんし。実はそういう詳細は父には説明していない。話そうとしてもわからんとか、頼めばいいとか一刀両断で会話できないからあえて言わなかったんだけど、ここで食って掛かって来るとは、黙れーーー。

結局、自分でやってみて無理そうだったら、業者とかレンタルとか頼みますということで落ち着く。

その間、若い相談員さんが上司に連れられて挨拶に来られた。ほんとこんな所見せてすみませんの世界。「連絡は娘さんによろしいですか」と言われ、本当は父が窓口がいいんだけどなと思いつつも、この醜態を見せてしまったので、「はい」と。

持ち物チェックは精神科ということもありかなり厳しい。携帯電話は主治医の許可がないとダメ。現金もダメ。公衆電話や洗濯機の使用料はナースセンターで借りる形になるらしい。そして、母のバッグの中も見てもらう。チョコや飴が入っていたがそれもダメ。ペットボトルのお茶は当日に飲み切れますよねということで許可。

それから、事前に書いてきてくださいと書類を1枚だけ渡されていたらしいが、当日あれもこれもまた書かされる。しかも、印鑑のことすっかり忘れてたわ!(母が持っていく物の準備で頭がいっぱいだった。実家はすぐ近くだから後で取りに行けばいいか)最初の書類は拇印でもいいと言われたが、他の書類はやはり印鑑が必要とのこと。しかも、私が書く欄もあり。おいおい私の印鑑も必要だったんかい!持ってきてないよー。結局郵送することに。

待っている時に母がお腹すいたと言うので、売店に行って来ると父に言うと、「だから、お昼にちゃんと食べろと言っただろ」とまた説教始まる。ほんと黙れ。覚えとらんし、食欲がないのに少しずつしか食べれんし、気持ちに波あるし。でも待合室が飲食禁止だったから、チョコを少し食べただけだけど。

部屋は個室とのこと。コロナだし、そうだよな。1週間経てば大部屋でもいいそう。(私も昔2週間入院したことがあるが、序盤は精神状態最悪で。でも、後半は同じ部屋の人とお喋りして楽しかったな。今はコロナだし。それに認知症同士で話って弾むんだろうか)

説明等が終り、ここで母とお別れとなったが、父が病棟にも行ってみたいと言うのでついて行く。もちろん中には入れないので入口まで。入院中の主治医の先生も挨拶に来られたが、終始不安そうな母。父もハグしたり、私は握手して元気になってまた会おうねと。本当は嫌でしょうがないのに、看護師さんが行きましょうと言うと頭を下げ、おとなしくついていった。

そして、今度は事務へ。すると、また入院申し込み書を書いてくれと言われる。父が「もう書いた」と言い出す。「いろいろあるから」と私。「前もって全部渡してくれれば家で書いて来たのに」とぶつぶつ言う父。気持ちはわからんでもないけどね…。ほんと書類をどんだけ書くんだって感じ。

その上、日用品費と公衆電話や洗濯機使用料の預かりとして、2万必要とな!「今日お持ちですか」って、おーーい。いきなり現金2万円。聞いとらんわ!父の財布に1万5千円。母の財布にも8千円入っていたのでなんとか支払う。前もって言ってくれ。(後からでも支払えたらしいけど)
そして、印鑑を取りに帰ってまた病院に戻り、やっと手続き終了ー。長かったー。

父にはレンジの使い方も教えてはみたが、説明している途中で、わからんとかどうにかなるという感じだったので、もう後は知らん。なんとかなるやろー。洗濯機の使い方は貼っておいたが、洗濯物が少ないからなーと。別に手洗いして脱水だけ洗濯機でもいいけどと言ったが、どうなることやら。

まぁなんとか無事入院できてよかった…のかな。続く。

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