母のつぶやきが本日のタイトル。
確かに、確かに。
結論を初っ端から言ってしまうと「良し！」だと思っている。
「でもなぁ…」「やっぱり…」と前向き・後ろ向きの心の声、いろいろ。
「良し」としながらも、私はどう考えているのだろう。
では、いってみよう！
画像：わが家の趣味いろいろ
●目次●
１．「良し！」いろいろ
「趣味」いいではないの。楽しそうで、オタクそうで。「暮らしの中の楽しみ」はないより、あった方がいいと思われる。
「膝が悪く、家の中での歩行はボチボチ（歩きはじめた子供くらい）できるが、１人での外出は困難」という８０代・女性（母だけど）の場合、「手芸」「ゲーム」が趣味と言えるかと。健康上の理由、このご時世だが「外出しづらい」ということにあまりストレスを感じていない様子。日中はゲームの中で泳いだり、走ったり（あつ森からはじまる１日）して、編物やミシンを使っての裁縫を、寝る前にはスマホのパズル系ゲームもする。もはや「趣味が生活のほとんど」をしめている。
「ぼんやり」になっていく母の友人達が多い中、「今日の高額商品は…」とゲームの中の高額買取商品をせっせと作ったり、野菜や果物の収穫をしたりと（あつ森の世界）忙しそう。「数字」に関しては衰え知らずで、買取の基本になる材料の単価は頭に入っている。ストレスフリーで、ぼんやり防止、母の趣味により足以外は健康で家族は助けられている。
「おこもり生活」が長引く中、「趣味があってよかった」という方も多いのではないかと思う。気を紛らわせるだけでなく、「楽しい！」と感じられることがあるのは心の健康にもつながっているのではないだろうか。そんな風であれば、「趣味によって、多少家が散らかる」のは全然ＯＫ～～～！
２．「でもなぁ…」いろいろ
「趣味」もいろいろ。たいていの場合「モノ」を呼ぶ。「モノ自体を集める」という「コレクション」も「趣味」のうちかと。「これは、やっかいだなぁ」と思う。
友人のご主人たちのコレクションに「まぁ、素敵！」と申し訳ないが感じたことがない。たいてい友人が頭を悩ませていて、「こっそり捨ててやる！」と悪魔（？）のような薄笑い。実際に捨ててしまうことはなくて、うまい具合に整理を促したり、目立たない場所に収納したりと時間をかけて存在感を消していくのは「あっぱれ！」だ。視界から消えるせいか、執着が薄らぐと見えてさらに増えるということはなさそう。「自然消滅」的に「モノ集め」が終わったらいいのに。と言いつつ、私も「小さいモノ」を集めているが、「容量制限」をコレクションのブレーキとしている。
母の趣味の「手芸」にまつわる話。
時々「針が行方不明」になる。「１本ないわぁ～」くらいの調子の母にいら立つ。危ないじゃないか！小学校の家庭科の初めての授業で「針の扱い」をコンコンと。裁縫箱のふたの中には確か「確認表」みたいなのを貼らされて、授業の終わりに数えて記した覚えがある。まだ１０歳くらいの私に見事に「針の扱いの大切さ」はしみ込んだ。そんな話をわぁわぁと母に聞かせ、裁縫を終える時は針をカウントするように促した。時々、こっそりかつあたふたと何やら探していることがあり「針？」と訊くとてへへ笑い。そこからは２人で床に這いつくばっての「針探し」だ。「見つかるまで、道具を片づけ終えるまでがお裁縫」だ。
この「針探し」は大掃除にもなる。「お掃除できていいよねぇ～」針をなくしたヒト（母だけど）「別にしたくないけど…」主たる探すヒト（私だけど）
何かを「趣味」とした場合、付随するモノが必ず出てくる。例えば「スポーツ」の場合、道具・着るモノ・上達本やＤＶＤなど範囲と数に個人差はあれど、モノを所有していると思う。
「読書」だとしても「読んだ本をすべて所有し続けたい」「図書館利用・買ってもすぐ売るなど一時的にしか所有しない」「電子書籍で本はないが機器は所有する」という「派」に今の時代では分かれている。どれがいい・悪いはない。個人のシコウ（思考・嗜好・志向）によるところで価値観の違い。
数的なこと、後始末は「問題」と感じなくもない。そこが「でもなぁ…」と思ってしまうのかな。
３．「やっぱり…」いろいろ、まとめ
母の趣味の「手芸」にまつわるモノが、収納空間を占めている。押入れ（２間・襖４枚分）の下段半分、リビング（主に手芸をする場所）近くの廊下収納の一部、玄関そばの物入の中、母の部屋、私の部屋。改めて書いてみると、家中あちこちにある。道具、材料、関連するモノ、製作中のモノ、完成品。ついに買い求めたトルソーは私の部屋にあることが多く、こうしてパソコンに向かっている間「背後に誰かいる…」と錯覚する。
やっぱり「趣味は、散らかる」モノも呼ぶ。
でも、「まぁいいか」と思う。「材料をやみくもに増やさないように」「片づけにメリハリをつけるように」と気をつける。「できるうちが元気」ともわかってきたので、「もういいわ」と思う日まで「趣味のある暮らし」をこれからも続けたい。
（ま）
趣味のモノ、ありますか？どれくらい？読んでいただき、ありがとうございました。
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