先日、上野公園を歩いていると不忍池の手前に
とても趣があり、ひかれて上がってみることにしました。
1631年、京都東山の清水寺を模した舞台造りのお堂だそうです。
そのお堂に上がってみると中央に輪をかいた松!
輪の向こうに見えるのは、不忍池弁天堂です。
離れた場所にいても神や仏が
こちらへ来てくれるように願い込め不忍池弁財天を建立したそうです。
月の松の円の中にその不忍池弁天堂が収まるような仕掛けになっています。
天海大僧の思いに馳せているとあることに気がつきます。
これは・・・・
この松は・・・!!
そうです!!
名所江戸百景の歌川広重です!!
「上野清水堂不忍池」
「上野山内月のまつ」
広重は、この松を描いていたのです!
そうだったのかー
上は、花見の名所である上野の春を。
下は、秋。松の幹と枝を「枠」とした配置にし、円の中は湯島や本郷の大名屋敷
だそうです。夕焼けをバッグにしたシルエットは、静寂な雰囲気を醸しています。
広重の足跡まで追え、一層感慨深くなりました!
上野散歩コースに是非おすすめスポットです!!
この日は、前回投稿したエゴン・シーレ展、旧岩崎邸など
時代の流れ、名品、文化に触れ充実した1日となりました。
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