数か月前に職員から譲り受けていた、「ティティウスシロカブト」の幼虫。
数週間前に蛹になっていました。
ちょうど容器の底から蛹室の一部を見ることが出来、幼虫から蛹へ「蛹化」する様子を観察することが出来ました。
蛹になってからは、最初薄い茶色だったのが、次第に焦げ茶色へと段々色が濃くなっていきます。
容器の底をチョンチョンとつつくと、蛹がピクピクっと動いて応える様子が何とも可愛らしく、またはかなくも感じられました。
それが、昨日あたりから色が真っ黒になりました。
容器をつついても動きません。
これは・・・羽化の途中で死んだのか・・?
私にこのカブトムシをくれた職員のカブトは、私の幼虫より後に蛹になり、すでに成虫になったとのことです。
うちのカブトだけやたら蛹の期間が長くない?と思っていたので、このまま死んでしまったら残念でなりません。
今日になっても全く動く気配が見られなかったので、思い切って掘り出してみることにしました。
慎重に土を掘り、蛹室へと到達します。
子供達も興味津々。
蛹室の壁が一部壊れました。
果たして中には・・・
黒光りするカブトムシの成虫が!
動きます!
生きてた・・・しかもきれいに成虫になってる・・・。
角はなく、メスのようです。
日本のカブトムシと違い、羽の部分が少し薄茶色です。
これが、しばらくするとだんだん白っぽくなってくるそうです。
1ヵ月前に子供達と捕りに行った日本のカブトムシは、つい数日前に最後の1匹がで死んでしまいました。
寿命だから仕方ないですが。
ちょうどその容器が空いた状態になっていたので、今度はその容器にティティウスシロカブトのメスを入れました。
広い広い容器にたった1匹だけですが・・・。
かつて「カブトムシ君」と呼ばれた私も、外国産のカブトムシを育てるのは初めてです。
最近は、インターネットに情報がたくさんあるので、なんとか快適な環境で飼って、その寿命を全うしてもらえたら・・・と思います。
医療法人あつきこころ 大貫診療所(外科・内科)
理事長・院長 榎本雄介
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