老後2000万円問題も話題となり、2000万円以上の老後資金が必要と思っている方も多いのでは、ないでしょうか?
私も、一体、この先、いくらぐらいの資産が必要なのか、見当もつかない状況で、できるだけ倹約して、貯められるだけ、貯めようと思っていました。しかし、限界もあります。
そのような中、あるアンケート結果がありました。
それは、雑誌PRESIDENTで4295人の50代以上の方々に「貯金・家族・仕事」について、アンケートをとった結果です。
今回は、本アンケート結果をご紹介して、必要な老後資金について考えてみました。
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幸福と感じている方の資産状況
貯蓄状況
PRESIDENTの調査では、まず、「現状の幸福感はどれですか」を質問し、79%の方が「幸福である」、21%の方が「不幸である」と回答しています。意外と多くの方が幸福と感じているようです。
「幸福である」と回答している方について、「世帯の貯蓄はいくらですか」と質問したところ、下表のような結果となりました。
貯蓄 | 回答(%) |
100万未満 | 9 |
100万~200万未満 | 7 |
200万~500万未満 | 25 |
500万~1000万未満 | 22 |
1000万~2000万未満 | 18 |
2000万~3000万未満 | 11 |
3000万~4000万未満 | 5 |
4000万以上 | 3 |
1000万未満の方が、63%となり、平均的な層は、500万以上1000万未満となりました。
年収
年収についても調査しています。
「幸福である」と感じている方に対して、「年収はいくらですか」と質問したところ、下表のような結果となりました。
年収 | 回答(%) |
100万未満 | 27 |
100万~200万未満 | 22 |
200万~300万未満 | 11 |
300万~400万未満 | 15 |
400万~500万未満 | 13 |
500万~1000万未満 | 9 |
1000万以上 | 3 |
300万未満と回答なさった方が、60%をしめ、平均的な層は、200万~300万未満となっています。年金のみで生活なさっている方が多いので、このような結果になったと思います。
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2000万問題は、根拠のない?
これらの結果から、幸福な方々の平均的な資産状況は、貯蓄が500万~1000万程度、年収が200万~300万未満となります。
私は、これらの数字は、ある程度、妥当だと思いした。
私は、妻と2人生活ですが、老後の病気や不測の事態に備えて、それなりに500万程度のお金の余裕は必要だと思いますし、切り詰めた生活をしたとしても、200万程度の年収は必要です。
ですから、アンケート結果の数字を見て、納得し、これだけあれば、幸福感を感じるものだと思いました。
また、これらの結果を見ると、2000万問題は、全く根拠のない問題だと思います。
理由は、2000万以上の資産がある方は、たったの19%ですから。幸福と感じている81%の方が、老後資金が不足するとは、信じられません。
以前ブログ「「老後資金2000万円問題」が「55万円問題」になった?2000万円問題は存在しない」でも、2000万問題について取り上げましたが、今回も、1つの根拠を示せたと思います。
さて、お金も大事だと思いますが、50代以降の人生で、幸福感を感じる要因は、ほかにもあるのかもしれませんね。
それは、健康かもしれません。いや、家族かもしれません。ひとそれぞれだと思いますが、私は、残された時間を如何に楽しむかだと思います。
日々、精一杯、楽しく生きれば、悔いが残らないと思うからです。
悔いが残らない人生が、最高の生き方のように思います。
しかし、楽しく生きることは、意外と難しく、私の場合、セミリタイアという有り余る時間の中で、何をしたらいいのか悩んでしまうことが、しばしばあります。いままでは、学校、会社からやるべきことを与えられたため、それをこなすことでよかったのですが。。
そんなやるべきことを与えられた生活にどっぷり浸かっていたため、自ら、やりたいことを見つけ出すことに慣れてないのかもしれません。
早く、このような状況から脱したいと思っていますが、セミリタイアの生き方のむずかしさを感じることもあります。
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