老後2000年問題もあり,老後にどれだけの貯蓄が必要か不安な方も多いのではないでしょうか?
私も,早期退職後,日々,貯蓄が削られていき,不安を感じたことが幾度もありました。
そもそも,何歳まで生きるのか,わかりませんし,また,病気になるかもしれません。
不安の種を挙げたら,数多くありますよね。
結局,いくらお金がかかるかわからない宙ぶらりんな状況と言っていいと思います。
一方で,稼ぐ力もなく,年金を頼りとした生活になりますので,貯蓄は,もう増えません。
いまの貯蓄で,生きていくしかない状況であることは確かです。
だれでも,不安になりますよね。
さて,この老後の貯蓄について,おもしろいアンケートがありました。
雑誌PRESIDENTの「1067世帯大調査の衝撃!年収300万夫婦,どうやって年収1000万級の生活を実現したか」で,「老後に安心できる貯蓄額」をアンケート調査した結果がありました。
今回は,このアンケート結果をもとに,老後に必要な貯蓄額について,記事にしたいと思います。
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老後に安心できる貯蓄額アンケート
アンケート結果は,以下のようになりました。
貯蓄額 | 回答率(%) |
500万未満 | 3.07 |
500万~1000万未満 | 9.58 |
1000万~3000万未満 | 32.57 |
3000万~5000万未満 | 31.03 |
5000万~1億円未満 | 14.56 |
1億円以上 | 9.2 |
一番多い回答は,1000万から3000万未満でした。
続いて,3000万から5000万未満の回答でした。
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アンケート結果からわかったこと
以上のようなアンケート結果でしたが,このアンケート結果からわかったことを記します。
実際の貯蓄額より,安心できる貯蓄額は高め
金融広報中央委員会の「2020年家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」によると,60代で金融資産の平均値1745万円,中央値875万円となっています。
一方,アンケート結果では,1000万から3000万未満の回答と3000万から5000万未満の回答が多かったことから,安心できる貯蓄額は,実際よりやや高めだったことがわかります。
実際より,多めの金額で安心できるのは,当然の結果かもしれませんが,老後の不安がアンケート結果に反映されていると思います。
安心できる貯蓄額は気のもちよう?
今回のアンケートで,1000万未満と回答している方は,約1割いました。一方,1億円以上必要と回答している方も約1割いました。
この数字からも,必要な貯蓄額は,人それぞれであることがわかります。
確かに,年金支給額や,健康状態など,人により状況が異なりますので,はっきりと言えないと思いますが,老後に必要な貯蓄額は,気の持ち方次第のように思えます。
非常に,楽観的な方は,それほど,必要ないと感じてらっしゃるようですし,慎重な方は,かなり貯蓄がかなり必要と感じているのではないでしょうか?
皆様,どうでしたか?
安心できる貯蓄額が,多いと思われた方,あるいは少ないと思われた方が,いらっしゃると思います。
もし,安心できる金額に,実際の貯蓄額が届かなかったとしても,不安に感じる必要はないと思います。
それは,多くの方が,そのような状況ですし,また,安心できる金額は,気の持ちようだと思うからです。
大事なことは,FPの黒田尚子さんが書かれた雑誌PRESIDENTの記事「どうすれば,老後資金の悩みが解消されるか」で紹介されていました「将来,何がどうなるかわからないけれども,とにかく今のうちにできることはやっておこう。その後はなるようにしかならないから,のんびりいこう」と腹を括ることだと思います。
いろいろと心配しても,きりがないと思います。
今回のアンケート結果を一つの参考情報として,頂ければと思います。
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