ファーストシューズの平均サイズ・選び方|5つのポイントを理学療法士が解説

  • 初めての靴だからきつくなく足にいい靴を買ってあげたい。
  • 保育園の先生から、そろそろ靴を買ってくださいと言われたけど、どのタイプがいいのかわからない。
  • ファーストシューズで失敗したくないから平均的なサイズや選び方を教えて!

人生初めての靴であるファーストシューズ。大切さはわかるけど、どう選べばいいのかわからない人は多いです。まだ歩き始めの足はまだまだ不安定なので靴でサポートしてあげることはとても大切です。

私は地域住民向けに足育講座を開催したり、病院で足のリハビリなどを行っています。そこで先輩から「子供が保育園に入るからファーストシューズを買う」ということで手伝いをお願いされました。

この記事では、先輩のファーストシューズ選びを手伝ったときに調べた「ファーストシューズの選び方」から年代別の平均サイズ、自宅でできるサイズの計測方法までまとめて解説します。

結論をまとめと、ファーストシューズの平均サイズは11〜13cm、きちんと計測して足に合ったサイズを選ぶことが大切です。

1週間後には足に合ったファーストシューズを履いてお庭で歩く写真で送られてきました。よかった。

ファーストシューズは歩き始めた足をサポート

赤ちゃんが歩き始めたときに外で履く靴のことで、まだヨチヨチ歩きの不安定な足を守ってくれる役割があります。

しかし、立てるようになっかからといってもすぐに買う必要もありません。立つことができるようになってからヨチヨチ歩きができるようになるまでは1〜3ヶ月ぐらいかかります。その間も赤ちゃんの足は大きくなっていくので急ぎすぎると、いざ歩くときにはもうサイズが合わないなんてこともありえます。

今回は先輩のお子さんは11ヶ月ということでちょっと早いかもしれませんが、うちの病院は育休が1年のため保育園の入園準備で靴が必要。必要に迫られての購入ですが、①なるべく足に合ったものを、②ファーストシューズを記念に残しておきたい、という希望だったのでお手伝いしてきました。

ファーストシューズの平均サイズは11〜13cm

ファーストシューズとして販売されている靴のサイズは11〜13cmが多いです。とはいえ個人差もありますし、1〜2歳の赤ちゃんの足のサイズは3〜4ヶ月で0.5cmぐらい大きくなります。

1番はしっかりと足のサイズを測ってあげることですが、だいたいの目安も存在します。

横にスクロール→

年齢 平均サイズ
〜1歳  8~11cm
1歳~2歳  12cm~14㎝
2歳~ 14cm〜

歩き始めのだいたいの時期は伝い歩きが10ヶ月前後、ひとり歩きが12ヶ月前後です。ファーストシューズは10歩ぐらい1人で歩けるようになったタイミングで購入するのがおすすめです。

ちなみに11cmのサイズが大きすぎる場合はファーストシューズではなく、「プレシューズ」というタイプの靴もあります。ファーストシューズは外履きを想定した靴ですが、プレシューズはさらにその前の「靴を履く」ことになれる内履きを想定した靴です。
また、2歳を超えてくるとこれまでのヨチヨチ歩きから少しずつ歩き方が変化してきます。そのため2歳を超えてきたらセカンドシューズと言われる靴底のしっかりした靴を選ぶ必要があります。歩くだけでなく走ったりジャンプしたりと活発になっていく運動から足を守ってくれる靴です。

先輩のお子さん場合は保育園入園前の11ヶ月だったので靴のサイズがあるか不安ということと、コロナの影響でお店に足計測にいけないということでサイズ計測のお手伝いをしてきました!

時期的にはプレシューズかファーストシューズの間くらい。保育園用の靴ということでサイズがあれば外履きにも対応しているファーストシューズが良さそうですね。

ファーストシューズの計測方法

ファーストシューズ は赤ちゃんの足にあっていることが1番大切。小さくて足にあっていない靴は赤ちゃんが歩きづらく嫌がってしまいます。逆に大き過ぎる靴は足の発達によくありません。

私が先輩のお子さんの足計測をした時の手順を紹介するので参考にしてみてください。

①フットスケールの準備

まずは足を測る道具の準備!

足サイズ計測には紙に印刷されたものかフットスケール(500円〜)を準備します。

紙のメリット・デメリット

メリット

  • プリンターがあれば無料で準備できる(コチラからどうぞ)

デメリット

  • 赤ちゃんがじっとしてくれないので難易度高め…
  • 慣れないと誤差が出やすい

フットスケールのメリット・デメリット

メリット

  • 何度でも使える
  • 操作が簡単で素早く測れる

デメリット

購入に少しお金がかかる(Amazonで200円〜)

 
 

私の場合はフットスケールを準備しました。紙と比べて何度でも使えるし、測定結果を信用して良さそうだなと感じたからです。

Amazonなら200円から足サイズの計測器が売っています。赤ちゃんの足はどんどんどん大きくなるため、約3ヶ月ごとに足のサイズをチェックすることが推奨されています。

 
何度も印刷するより、玄関においておき気になったときにさっと測れば子供の成長に合わせて靴を準備してあげるほうが足にも優しいですよね。

私は足囲(足の周囲径)も測れるタイプを選びましたが、足長(足の長さ)だけ測れるタイプでも十分そうです。測定して感じたことは赤ちゃんはじっとしていてくれないのでいかに素早く測ってあげるかが重要。そのためフットスケールでパッと測れると計測のストレスも少ないですよ。

②動いちゃうから計測は意外と大変

フットスケールが準備できたらいよいよ計測です。

計測のポイント

  • 計測の基本は立った状態でかかとを合わせる
  • 足指の1番長いところの数字を読む

しっかりかかとを合わせてあげることが正確な計測をするポイントです。かかとを合わせたら足の1番長いところを計測してあげます。

赤ちゃんの足の形によって、1番長い指が親指だったり、人差し指・中指だったりします。この時も赤ちゃんの1番長い指に合わせて長さを測ってあげましょう。

③いかに意識をそらさせれるかがポイントかも…

測り方というより、コツに近いものですが「いかに足元から意識をそらせるか」が重要かもしれません。私が測定した時も、足元でゴソゴソしているとじっとしていられなくて歩き出したりしてしまうので大変。

私が赤ちゃんの足を測りながら先輩と奥さんが全力で注意を引いてくれたおかげで何とか泣かれずに計測できました…。

ファーストシューズの選び方

赤ちゃんの足のサイズがわかったら、それに合わせてファーストシューズを選んでいきます。ファーストシューズの選び方が赤ちゃん視点と親視点で考えるとスッキリするかもしれません。

サイズは足の長さ+0.5〜1cmが基本

足のサイズを測ったらそのサイズをもとに靴を決めます。しかし、足のサイズピッタリの靴がいいわけではありません。靴にを選ぶときは「捨て寸」を考えてサイズを決めます。

具体的には計測したサイズ+0.5〜1cmが目安です。

足に体重をかけると、衝撃吸収のために足は少し広がります。そのため捨て寸がないとゆとりがなく、締め付けを感じてしまいます。お店で靴を購入するときは、中敷機を出して足を乗せてみましょう。このときつま先部分に0.5〜1cmほど余裕があれば適したサイズと言えます。

靴の形状は少しつま先の上がったもの

ファーストシューズの形状は赤ちゃんのつまづき防止のために少しつま先の反り上がったものがオススメです。

歩き始めたばかりの赤ちゃんの歩きはよちよちと不安定です。そのためつま先が引っかからないように少しだけつま先の上がったものを選んであげると転びにくいので安全です。

また靴底がカーブすることで自然とつま先で地面を蹴れるようになります。赤ちゃんの時からキレイな歩き方を自然と身につけられるので、ファーストシューズ はつま先の少し上がったものがオススメです。

しっかりとかかとを支える

ファーストシューズの目的は「初めての外歩きをサポートすること」。家の中と屋外では地面の硬さや不安定さが違います。部屋の中では真っ平らでしっかりとした床面ですが屋外では土でデコボコしていたり、芝生でフカフカだったりと状況に応じて地面の状態は変化します。

まだ足の裏が発達していない赤ちゃんでは硬過ぎる地面が痛かったり、不安定な路面では転びやすくなってしまいます。

そのためファーストシューズは外歩きに適した靴底のしっかりしたもの、さらにハイカットでかかとや足首がサポートされているものを選んであげましょう。

インナーは通気性の良い素材を選ぶ

赤ちゃんの足も良く汗をかいています。通気性の悪い素材だと足が蒸れて不快なだけでなく、湿気がたまり雑菌が繁殖してしまいます。衛生的にも良くないので靴のインナーは通気性がよく、柔らかい素材を選ぶのがポイントです。

足にいい靴の留め具はひもタイプ

ファーストシューズは12ヶ月ごろの赤ちゃんの靴。そのためまだまだ自分で靴を履くことはできません。

毎回靴を履かせてあげるのは親の役目になります。正直に言うと靴ひもよりもマジックテープタイプの方が楽チンです。

しかし、歩き始めの時期は足のアーチ形成にとても重要です。この時期に足と靴がしっかり合わないと赤ちゃんの足にトラブルが起きかねません。

 
少しだけ手間がかかりますが、正しく靴を履く習慣を身につけてあげることは赤ちゃんの足を一生守ることにつながります。

ファーストシューズはどこで買う?

サイズや選び方がわかったらいよいよ次はどこで選ぶかです。

先輩のお子さんのファーストシューズを計測をしたのですが、実は理由が2つありました。

1つ目は足にあった靴をちゃんと選んであげたい気持ち

2つ目は、家の玄関にファーストシューズを飾ると幸運がやってくるという言い伝えがあり、子供が大きくなったら渡してあげたいという気持ち

先輩はこの2つの理由でファーストシューズをしっかり選びたかったようです。

 
どんどん成長するのでおそらく数ヶ月しか履けない靴ですが、記念の意味も込めていいものを選んであげていました。

ここでは

  • サイズが選べる
  • 靴の形状
  • 足のサポート
  • インナー素材
  • 靴の留め具

に着目して紹介していきます。

イタリア生まれのファーストシューズ「モネリーナ」

専門職人の一足一足手作りで製作されている「モネリーナ」。イタリアでは小さな頃からしっかりとした靴を履くことが足の形成に大切と考えられており、モネリーナはポドロジー(足学)の厳密な決まりにしたがって製品を開発しています。

横にスクロール→

販売会社

株式会社ソルブ

サイズ選択

3つのサイズから選択:11 .5cm、12.2cm、12.9cm
靴の形状 正しい姿勢を育む「踵(かかと)とつま先が正しい比率」で設計
足のサポート ソール(底):ゴムの滑り止め付きの革
かかとの形状にフィット
インナー素材 インソール(中底):職人の手作り、山羊革を袋状に直接縫い付け
靴の留め具 ひも靴
価格 20,000円(税込)

 
値段は高価ですが、ファーストシューズに必要な要素を全て満たしており、職人の手作りのため高品質です。
>>【モネリーナ】はこちらから!

\サイズが合わなければ交換可能!/

生体力学に基づいて作られたシューズ「Attipas(アティパス)」

オーストラリア、スペイン、アメリカなど世界30カ国以上の赤ちゃんやママに愛されるAttipas(アティパス)」。は、まだまだ成長途中の赤ちゃんを裸足のように歩かせたいという思いを形にするために作られたファーストシューズです。

横にスクロール→

販売会社

ウェスキー株式会社

サイズ選択

4つのサイズから選択
 S:10.8cm、M:11 .5cm、L:12.5cm、XL:13.5cm
靴の形状 靴下と靴が合体した構造で足にフィット
足のサポート ソール(底):滑りにくいゴム製
かかともぴったりフィット
インナー素材 靴下のように伸縮性のある素材
靴の留め具 なし
価格 3,000円〜(税込)

Attipas(アティパス)靴下と靴が一体となったユニークなフォルムで赤ちゃんの足を包み込んでくれます。値段も「モネリーナ」と比べるとお手頃でデザインも豊富なので室内ばき、屋外用と使い分けるのもありですね。

今なら3,000円以上の購入で送料無料なので少しお得に購入できます

\3,000円以上の購入で送料無料/

ネット通販の王道「楽天市場」

楽天市場の強みは圧倒的な品揃えです。デザイン・値段・形状もお好みのものが選べるはずです。

>>楽天市場ベビー ファーストシューズをチェック

まとめ

ここまで「ファーストシューズの選び方」として年代別の平均サイズ、自宅でできるサイズの計測方法までまとめて解説しました。

ファーストシューズは赤ちゃんの人生で1番最初の靴。足の成長を促すためにも足にあった靴の役割は大きいです。また、一生の記念や幸運のお守りにもなりますよ。

  • ファーストシューズの平均サイズは11〜13cm
  • 足のサイズの計測は、①かかとを合わせる、②足のいちばん長いところで測る
  • ファーストシューズを選ぶときは、サイズ・足のサポート・インナー・留め具が大切!

この記事でおすすめしたファーストシューズは、

赤ちゃんの足は歩きながら成長していきます。

まだまだ不安定な足をサポートしてあげることで一生役立つキレイな歩き方が身についてくれますよ

今回の記事を参考に赤ちゃんの足にあったファーストシューズを選んであげてください。