なぜ、頭がないのか？（古代都市サラミスの遺跡）

ここは、北キプロス（正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認国）、東海岸にある港町ファマグスタから北東へ10キロほどの所に位置する、古代都市サラミス。その歴史は古代ギリシャ時代まで遡る。

 

１） これは何？ 古代都市サラミスにて。眩しすぎる

２） 古代円形劇場でした！

３） ゆるゆるの入場ゲート

４） いきなり度肝を抜かれた！

 

今日は、ここから！

 

さて、気になる頭のない彫像たち。

 

古代のスイミングプール

 

 

頭がないのが1体や2体なら、何かの事故でなくなったのだろうと推測できるけれど、すべての像の頭がないとなると、「なぜ？」と考えずにはいられない。

なんとなく、不気味だし。

パンフレットに載っている1体のヘッドレス像を見た時は、「それでもなお美しい」としか思わなかったけれど。。

 

 

 

 

偶像崇拝を禁止するムスリムがやったのか？

キプロスの教会をことごとくモスクに変えていったように？

 

しかし、それなら、時代がもっと現代に近いはず。

雰囲気からすると、ずっとずっと昔に切り落とされた(顔だけないものは、削られた)ように見える。

 

🤔🤔🤔

 

この答えは、今日のブログの最後で発表するとして、

まずはこの像を見てみてください

 

 

それほど大きく見えないそれぞれの彫像ですが（え？大きく見える？）、実はとても大きいんです。

ちょっと彫像の下に入ってみますね

 

近くに人がいなかったから自撮りするしかなかったんだけど、カメラに収まらないほど大きい

 

これでも、わかりづらいかしら？

 

さあ、そろそろ答え合わせをしましょう

 

なぜ、古代都市サラミス(発掘途中の遺跡)に現存するすべての彫像には頭がないのか？

 

古代のスイミングプールをぐるりと撮ってみました

 

 

それは古代ローマ時代に遡るようで、熱狂的なキリスト教徒たちが裸の像や頭部がある像を嫌い、裸の彫像を破壊し、服を着た彫像に変え、顔があるものは頭部を切り落としたのだとか。

 

やはり、宗教絡みか。

 

・・・・なんだかなぁ。

 

 

次回へつづく・・・・