同じブランドでもフレグランスによって好き嫌いがあるのがふつうですが、グタールに限っては嫌な香りに出会ったことがありません。
それぞれ個性的なのに、どれも秀逸。
管理人のお気に入りブランド（アニック）グタールから春夏向けの香りを紹介します。
マンドラゴール プープル さっぱりしたスパイス系
グタール（Goutal）のマンドラゴール プープル（Mandragore Pourpre）はクールでかっこいい香り。
スターアニスやペッパー、ローズマリーなどのピリ感でひきしまります。
スパイス系なのにきつくない。
華やかを演出しているのはベルガモットとゼラニウムかな。
| トップ | スターアニス、ミント、ベルガモット |
|---|---|
| ミドル | ペッパー、ローズマリー、ゼラニウム、アンバー |
| ベース | インセンス、パチュリ、ヘリオトロープ、ミルラ |
ラストはヘリオトロープ、パチュリ、インセンス、ミルラがエキゾチックに香ります。
カレーは味が濃い～ですが、暑い国インドの料理ですよね。
暑さをふっとばすスパイスシーさ。そんなイメージ。
神秘の植物マンドラゴラのイメージ通り？
マンドラゴラ、別名マンドレイクは麻酔・鎮静効果があり、古くから薬草として用いられました。
根っこが人型に見えることから、引き抜くと悲鳴を上げ、それを聞いた人間は死んでしまうなどの伝説があります。
その形状と、用量・用法によっては幻聴や幻覚を生じるなどの毒性からか、物語などに魔性の植物として登場します。
マンドラゴール プープルに本物のマンドラゴラは調合されていないようですが、占いの館から漂ってきそうなエキゾチックで魔術的な香りです。
ちなみにパープルは青系の紫のイメージですが、フランス語pourpreは辞書によると、赤みがかった紫、緋色から真紅にかけての色のようです。
だからマンドラゴール プープル（Mandragore Pourpre）は「緋色のマンドラゴラ」！
気が引き締まる、ここ一番の香り
しゃきっと気が引き締まる香りなので試験やプレゼンなど、ここ一番のときにもいいかも。
気持ちを奮い立たせてくれるだけでなく、落ち着かせてもくれます。
男女を問わずまとえます。
ラストは渋いお香系。大人～な香りになります。
口コミを見ると好き嫌いが分かれるようです。
でも、スパイス系・ウッド系が好きな方にはおすすめ！
ぜひ、お試しを！
ローズ ポンポン
ローズ ポンポン（Rose Pompon）は、かわいらしくて若々しい香りです。
ポンポン咲きのバラ
ポンポンは玉房。チアリーダーが持っている丸いアレですね。
「ポンポン咲き」という花の咲き方があって、ダリアが代表的です。
バラにも「ポンポン咲き」があります。
rose pompon（ポンポン咲きのバラ）とは、このように丸く咲いたバラをイメージしたネーミングなのでしょう。
フルーティな甘さの若々しい香り
ローズ ポンポンはラズベリーのフルーティな甘さにローズの華やかさが加わって、くどくなくゴージャス。
| トップ | ブラックカラント（カシス）、ラズベリー、ピンクペッパー |
|---|---|
| ミドル | ローズ、ピンクピオニー |
| ベース | ムスク、シダー、パチュリ |
どことなくエキゾチックなのはパチュリの効果？
かわいい香りなのに、なぜか妖艶。
聖女にも悪女にもなれそう。
デートやちょっとしたお出かけにいかが？
ラ ヴィオレット(woman)
ラ ヴィオレット（La Violette）にもローズ ポンポン同様にラズベリーとローズが入っているようですが、甘さは控えめです。
スミレ・スミレ・スミレ
名前の通り最初から最後までヴァイオレット。
スミレ・スミレ・スミレ！
| トップ | スミレ（ヴァイオレット） |
|---|---|
| ミドル | スミレの葉、ローズ、ラズベリー |
| ベース | スミレ |
控えめでフォーマルな香り
クールで落ち着いた香り。
かしこまった場所や正装に似合いそう。
邪魔にならない上品なフレグランスです。
かっこいい女性。たとえば天海祐希さん。
その他グタールの春夏の香り
以下は他記事で紹介しているグタールの香りから春夏向けのものをピックアップしました。
オーダドリアン
柑橘系の王様オーダドリアンはオールシーズンOK！
もちろん夏にも。
いつまとってもリフレッシュできます。
詳しくはこちらをどうぞ！
アン マタン ドラージュ
アン マタン ドラージュは好みの分かれる個性派。
でも好きな人は手放せなくなりそう。なぜか和風な香り。
詳しくはこちらをどうぞ！
ニンフェオ ミオ
ニンフェオ ミオは夏～秋のイメージ。
特徴的なのはフィグ。
詳しくはこちらをどうぞ！
プチシェリー、ル シェブルフイユ
プチシェリーとル シェブルフイユは、とにかく明るくさわやかな香り。
両者、似ていますが、プチシェリーのほうがフルーティでやや若向き。
ル シェブルフイユは軽やかさと華やかさをあわせ持ったグタールの中でもイチオシの香りです。
詳しくはこちらをどうぞ！
なお、
「香りをまといたいけれど、すぐに飽きてしまう」
「ボトルを使い切らない」
「香水は、まず試してみないと……」
という方には、カラリア 香りの定期便をお勧めいたします。
お好みのフレグランスを選んで少量だけ送ってもらうことができます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
少しでも香り選びの参考になれば幸いです。
