南極点や北極点に方位磁石を持って行くとどうなるの?

  • 2022年2月10日
  • 2022年9月30日
  • 雑学

多くの方が、小学校の理科の授業を最後に、触らなくなったであろう方位磁石。

N極が北を指し、S局が南を指し示す、よくよく考えると不思議な道具。

 

子供の時に、ふとこう思ったことはありませんか?

「北極に方位磁石持って行ったらどうなるのかな?」と。

実際どうなるのでしょうか?

方位磁石は南北を指してはいない?

まず結論から言ってしまいますと、北極点に方位磁石を持って行くと、北磁極を指すようになります。

というよりは、そもそも北極点や南極点を示しているわけではなく、北磁極と南磁極を指しています。

北極点南極点が、地球の自転の軸の頂点なのに対し
北磁極南磁極は、磁力線の方向が鉛直になる地点です。

と言われてもちょっと難しいですね。

地球は大きな磁石で、地場が生じています。

簡単なイメージ図ですが、こんな感じです↓

赤い線が磁力線で、斜めの線が自転軸です。

方位磁石はここの北磁極を指示しています。

では、この北磁極に方位磁石を持って行くとどうなるのか。

北磁極では、方位磁石は下を指すようになります。

磁極はころころ変わる

しかし実際のところ、この北磁極というのは不安定な場所で、北時局にコンパスを持って行くと、針の動きは不安定になります。

コンパスを水平方向に持つとグルグル回ったり不安定な動き、垂直方向に持つと、下を指す、という感じです。

面白いことに、この北磁極というのは常に動いており、定まった場所にとどまってはいません。

日々場所を移動しており、その移動スピードもなかなかの速度が出ています。

2000年代初頭は、年間でおよそ40kmほど動いていおり、20世紀の間に1100kmも移動したようです。

この地磁気は、数万年から数十万年という時間で、N極とS極が入れ替わる現象が起こります。

ポールシフトと呼ばれる現象です。これが起こる原因は、未だに解明されていません。

自然て不思議なことがたくさんあって、本当に興味深いですよね。

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