11月 温泉 黒川温泉

静かな秋が良く似合う 黒川温泉

一人、星空の下。露天風呂を満喫。

山間の秋の空気は冷たい。

お湯に身を委ね「ふーぅ」と一息をつく。

目の前に、ひらりひらりと落ち葉が舞い落ちた。

贅沢な風情に身も心も溶ろけていくようだった。(和風旅館 美里にて)

朝日の昇る前に

とても、アクセスに便利な場所とは言い難い黒川温泉
勿論ビルもコンビニも無い
静かな山間の隠れ里。

東京からのアクセスは、熊本・福岡・大分の空港の
3空港からの選択。
何処から入っても、羽田→3箇所の空港へのフライト時間より
空港に下りてからの時間が長い。

所用時間、およそ5時間。
下手したらグアムより遠い(時間的に)

朝のんびりと起きて、家をゆっくり出たい人もいるが
私の旅は、行先現地での時間にゆとりを持ちたい。

だから、朝一番のフライトを選ぶ事が圧倒的に多い。

黒川温泉の所在地はは熊本県ではあるが、
大分県と福岡県との3県の際に有ると言える程、兎も角、何処からのアクセスも便利とは言えない所に在る。私は福岡空港から
黒川温泉へ直通のバスを利用する事にした。

朝焼けの羽田空港

搭乗を待つ間に、朝日が昇る。

離陸した瞬間
飛行機主翼越しに富士山がクッキリ。

うん。空気が澄んでいる。
毎度の事ながら、私の旅はお天気に恵まれて有難い。

 

 

福岡空港から直通バス

福岡空港から黒川温泉への直通バスは

「国際線ターミナル前」から乗車。

福岡空港国内線ターミナル→福岡空港国際ターミナルは連絡バスを使用(無料)

運行本数が少ないので

事前時刻調査と予約が必要。

産交バス情報サイト

最前列を予約していた。
大好きなんだよね。バスの最前列❣❣
パノラマビューが楽しみ。

えっ・・・・
予約席の左隣は横幅の大きな男性がドーン(汗)

バスの運転手さんが
『後ろの席が空いているから、2席使って良いよ』

いや、違うでしょ・・・そこは・・
2席を広々使いたい訳じゃないのよ。

パノラマビューがぁぁぁぁ。。。

これじゃぁ予約の意味無いぢゃん・・・
と、心に強く思っていても、言えない私。。。(〃ノωノ)

すごすごと2列目に座る。
今から始まる 約3時間のバス旅。
心もとなかったスマホの充電が出来たからヨシとしますわ。

リムジンバスの車窓の眺めも楽しい

福岡空港からおよそ3時間

バスはゴンゴン進み、川有り、ダム有り不思議な建造物在り。

そして、2016年(平成28年)4月16日未明、

県下を襲った熊本地震の本震で崩壊した阿蘇大橋の姿が

生々しく残されていた。

熊本地震の凄まじい爪痕。

そして新しく架かった、新阿蘇大橋。

自然の力の怖さと、熊本の方々の復旧にかける底力に

改めて畏怖の念を感じた。

 

黒川温泉に到着

素朴で可愛らしいバス停

見下ろすと、お宿が沢山。

早速、今夜のお宿『和風旅館 美里』さんに電話を入れて迎えに来ていただいた。

 

黒川温泉全体は

こんな感じで、面積的には超コンパクトな隠れ里。

ところが、ところが!上り坂有れば当然下り坂有り、

くねくねと歩いていると、まるで魔法のダンジョンに放り込まれた感覚になる。

しっかりと地図を頭に叩き込んだはずなのに・・・

黒川温泉デビューの方は、歩きやすい靴と、丈夫な足腰が必要。

和風旅館 美里

チェックインまでの時間は温泉街散策

チェックインまでは、2時間程ある。

3軒の湯巡りには少し時間が足りない。

荷物を宿のご主人に預け

丁度お昼時。お腹も空いて来たし町を散策することにした。

食事処が開いていたのはたったの2軒

絵地図や観光本に出ている郷土料理店は、【閉店中】

コロナの影響なので致し方ないにしても
木曜日だからか?食事が出来るのがたったの2軒💦

空港でバスを待つ時間に何か仕入れておくべきだった。。

食べさせてくれたお店

宿泊場所に一番近い所は、ホットドック屋さん

Sorgente

オープンしたばかりらしく、開店記念の花輪が運び込まれていた。

3時間バスに揺られて、

温かい入れたてのコーヒーは嬉しかった。

が、日の出前に東京の家を出たのだ。

空腹に足りるはずもなく・・・・

観光名所を巡りながら、1軒だけ人が並んでいる所を発見!

味処 なか 

きっと九州のお出汁なんですね。あご出汁メインでしょうか。

とても美味しゅうございました。

温泉街をブラブラ

『味処なか』を出て、地図を見ながら町を歩く。

黒川温泉の町はとても静か。

秋だけの国に放り込まれたかのよう。

他の季節のこの町の想像が出来ない。

色とりどりの落ち葉が、綺麗💕

 

温泉巡り

2時、チェックインを済ませ、温泉手形を購入

・温泉手形とは

通常1軒500円~600円の入浴料のところ、温泉手形1,300円で黒川温泉内の好きな露天風呂3軒に入浴できる

山びこ旅館 仙人風呂

木々と巨石に囲まれた自然の中にある露天風呂 【ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉 硫酸塩泉】

新明館 洞窟風呂

 

​三代目館主が自らノミで掘った洞窟風呂です。入口が2箇所あり 反対側へ抜けていく楽しみもあります。

【ナトリウム塩化物硫酸塩泉】

歴史の宿 御客屋

御前の湯 由緒ある名前の湯処は、かつて肥後藩主並びに重臣、長崎奉行らが上洛下降の際、当館に立ち寄られて旅の疲れを癒したと伝わる献上湯。天然岩を敷き詰めた湯船は野趣に富み、格子戸からは四季を映す川景色。

歴史好きには堪らない。肥後細川藩の御用宿。【ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低調性弱アルカリ性高温泉)】

夜の黒川温泉街

ゆっくりと3軒の温泉を回れた。

東京で良く有りがちな時間制限が無いのが嬉しい。

もうすっかり日が落ちて、街頭の少ない町は、旅館の灯りがまた良い風情。

新明館前の【湯上りソフト】

御客屋の、温泉に入る前と後に振る舞われた冷たいお水が美味しかったなぁ。

美里の若女将のおもてなしは神❣

今宵の宿、美里に戻り 夕飯の予約時間まで小一時間。

暗がりの温泉街で少し冷えた身体を美里の温泉を味わう。

ゆっくりと宿を散策すると

ルームナンバープレート、街歩き地図、トイレの挿絵、
ウエルカムお菓子、自家製梅酒、朝・夕の食事献立・・・

私がほんの一泊で「えっ、これも若オカミのお手製?」がどれだけ有ったかな。

食器や調度品のセンス、廊下の灯り、説明書き・・・
いやぁ~恐れいりました。

食後、小一時間部屋でくつろいでいたらフロントから電話​

相手は若女将

『これから【秘密のケンミンショー】に出ると思うのでよかったら見てください。』

阿蘇の赤牛を食べている所に、取材が入ったとの事。(しっかり拝見しました^^)

そんな気さくな所も、若女将の魅力。

 

美里の温泉

内風呂

内風呂は宿泊客のみの利用 【含硫黄ナトリウム 塩化物硫酸塩泉】

露天風呂

入り口が2階に上がる階段の途中にある。

昼間は時間で温泉の色が変わるのも珍しい。

夜は温泉場に行くまでの通路に灯るあかりが幻想的。

火照った頬に夜風がまた格別。

優しい風がヒラリとお湯に落ち葉を落としてくれる。

静けさ、独浴、なんとも贅沢で幸せな時。

チェックアウト前の早朝入浴も勿論ゆっくりと味わった。

美里の食事

この宿を選んだ理由の一つが【地域の特徴と工夫ある食事】

期待を全く裏切る事は無かった。

お味は勿論。食器の可愛らしい品の良さに加え

御箸置き、折鶴に至るまで、暖かく優しいおもてなしの心を感じた。

夕飯 (部屋食)

朝食(食事処食)

まとめ

・温泉巡りは泉質や効能で3軒を選択する事をオススメ

・アクセス時に余裕が有る時は、軽食を買って置いた方が安心

・和風旅館 美里は黒川温泉の中ではリーズナブル

・和風旅館 美里は一人でも宿泊可能

・和風旅館 美里の前の酒屋さんは、コンビニ並の品ぞろえ

・食事処「なか」さんは、リーズナブルであり、お味が素敵。混むので何処かに廻る前に予約必須

黒川温泉まとめサイト

和風旅館 美里HP

 

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