ビンゲンのヒルデガルトの予言(預言)【備忘録】

ヒルデガルト備忘録
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ビンゲンのヒルデガルトとは?

Hildegard von Bingen, (ユリウス暦1098年 – 1179年9月17日)は、中世ドイツのベネディクト会系女子修道院長であり神秘家、作曲家。史上4人目の女性の教会博士。神秘家であり、40歳頃に「生ける光の影」(umbra viventis lucis)の幻視体験(visio)をし、女預言者とみなされた。50歳頃、ビンゲンにて自分の女子修道院を作る。自己体験を書と絵に残した。医学・薬草学に強く、ドイツ薬草学の祖とされる。

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ヒルデガルトは胎内にいるときのことを正確に記憶していたといわれ、5歳頃から、神を幻に見るようになったと伝えられる。8歳で修道院に入り、15歳で正式に修道女となり、38歳から女子共同体の指導者になった。
ヒルデガルトの幻視と予言の才能に注目したのが、修道院の主任司祭ポルマール神父で、彼は彼女の口述を逐一記録にとり、長上に報告しつ続けた。

ヒルデガルトの幻視体験とは?

幻視体験は対外的には40歳代の『道を知れ』で初めて示されたが、その序文で実は5歳頃から体験していることが述べられている。またその中で彼女は、この幻視体験が興奮状態(トランス)や瞑想状態ではなく、実に意識がしっかりしていて周囲の状況が分かっている正常な覚醒状態で生じ、それを受けている時も周囲で現実に生じている事象を同時に知覚していると述べている

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幻視が示す内容は、ほとんどがキリスト教に関わる事柄であり、彼女の基盤となったベネディクト会の規範の範疇で解釈され意味付けがなされている

著書

“Scivias” 『道を知れ』(1141年 – 1151年) (1153出版)
“Liber Vitae Meritorum” 『生命の功徳の書』(1158年 – 1163年)
“Liber Divinorum Operum” 『神の業(わざ)の書』(1163年 – 1173年/1174年)
これら3つは幻視体験に基づく3部作。
“Analecta Sacra” 『聖なる抜粋』
“Causae et Curae” 『病因と治療』(1151年 – 1158年) 複合的な医学書 (ヒルデガルトの著作ではないとする見解もある)
“Physica” 『自然学』(1151年 – 1158年) 単純な医学書 “Vita Sancti Disibodi”『聖ディジボード伝』
“Vita Sancti Reperti” 『聖ルペルト伝』

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ヒルデガルトの預言集

  • 「王子たちと国民が教皇の権威を否定する時代がくる。各国は教皇より自分たちの教会指導者をとるようになる。ドイツは二分される」
    この予言から400年後、宗教改革によってプロテスタント教会が誕生。
    さらに宗教改革から400年後の1949年、その中心となったドイツは東西に「二分」された
    世の終わりに向けて人々は苦しみを通して浄化される。特に聖職者たちは持ち物すべて奪われるが聖職者たちが生活を支え質素な暮らしを始めると状況は好転する、とある。
  • 「神の命令によって、重たい霧と最も濃密な塵を運ぶ力強い風が北に起こり、人々の喉と目を冒す。……それから、7人の女がひとりの男をめぐって争うようになるほど、男の数が減る」
    ⇒ヒルデガルトの故国ドイツから見た「北」とは、北海から北極にかけての地域で、現在地球最大の汚染地域。周辺河川から大量の汚染物質が流れ込み、それらが海底に溜まって硫化メチルを産みだし、これが大気中に放出され、欧州全域の酸性雨の3分の1を作りだしている。
    さらに北極は、北半球のスモッグが集中する場所。この黒く「重たい霧」(北極霞という)には、多量の重金属、窒素酸化物、硫黄酸化物が含まれていて、これが∃-ロッパに逆流する現象が起きている。
    「目」と「喉」は、そんな公害によっていちばん冒されやすい粘膜。
    また、最近では環境ホルモンの影響による「精子の減少、奇形」が問題になっており、まさに「男の数が減っている」
  • 「大彗星が来る前に、善良な人々を除き、多くの国々の民が欠乏と飢えで清められる。相異なる家系と種族の民が共存する大洋の中の大国は、地震、嵐、津波によって滅びる。この国は二分され、その多くが海没する。この国は、海辺で多くの悲劇に遭い、虎と獅子によって東洋の植民地を失うだろう」
    ⇒「大彗星が来る」は隕石の落下、「大洋の中の大国」は米国のことか?
    米国はかつて戦時中、アメリカ領のフィリピン、つまり「東洋の植民地」を日本軍に奪われた歴史がある。もしくは「虎と獅子(中国?)」に米国の従属国と呼ばれる日本が植民地化されてしまうのか?
  • 「はかり知れぬ力を持つ大彗星が海から多くの水を押しだし、多くの国々に洪水を起こし、多くの飢饉と疫病を生む。海岸沿いの都市はみな震えあがり、多くが津波によって破壊される。生物のほとんどは死に絶え、免れた者さえ恐るべき病によって死ぬだろう」
    「ヨーロッパに平和が訪れるその時代、武器は禁止され鉄は農業改良のため、または道具にのみ用いられるようになる。土壌も豊かになりユダヤ人異端者も教会に加わるであろう」
    ⇒まだこの予言にあるような大彗星(隕石の落下)は起きていないが、近年予言者や学者等から隕石の落下が危惧されている。
    ヒルデガルトによれば、それは世の終わりに起こるという。では、「世の終わり」とは?以下の預言
  • 「滅びの子、狂気の殺戮者は終わりの時代に臨み、地球がその軌道を外れるときに到来する。この欺瞞者の母親は男たちと汚れた密通を重ね、どの男の精子により孕んだかもわからぬ滅びの子を宿す」
    「滅びの子」もしくは地獄の子である反キリストは、世界の終末の時地平線から太陽が見えなくなる直前にイスラエル12部族のひとつ「ダン族」から生まれるという。
    彼は幼少から魔術を教育され、成人するとキリストに似た宗教的天分と奇跡の力を発揮した。
  • 「彼は、地を動かし、山を崩し、河を干上がらせ、雷と雹を起こし、森から緑を奪い、再び緑を森に戻す。健康な者を病にし、病める者を健康にし、悪霊を祓い、ときに死者を起こす。自分を剣で刺し殺し、復活の日まできれいな布にくるんでおくよう信者に命じ、殺されたと思わせて復活を演出する」
  • 「彼はイスラム教からの改宗者で、 枢機卿に昇りつめる。そして、選出されたばかりの新法王を暗殺し、自分を法王に選出させるだろう。彼は、キリスト教徒の3分の2を味方に引き入れる」
  • 「彼は、各国首脳、軍部、大財閥を配下に入れ、彼を信じぬ者を滅ぼし、全世界を従える。彼の刻印は地獄の洗礼。人はそれによって、反キリストと悪魔の使徒の判を押され、サタンの力に自分を譲り渡す。この刻印を持たぬ者はだれであれ、売ることも買うこともできず首をはねられる。そのころエルサレムには、キリスト者の血が川のように流れるだろう」
    偽法王と反キリストの結託。それによって、数億のキリスト教徒と全世界の金融とメディアを動かすユダヤ人が「獣」の支配下に入れられてしまい、政治、経済、軍事力、あらゆるシステムが彼らの手中に落ちてしまうという。そして反キリストに反対する人々が抵抗を試みるものの、ことごとく弾圧され「首をはねられてしまう」
  • 「昇天の計画は、精巧な装置を巧みに操縦することによって準備された。その出来事が起こる瞬間、耐えがたい悪臭を放つ雲が発生する。昇天の瞬間に落雷が彼を襲い、打ち殺す。この事件を通して多くの人が正気に戻ることだろう」
    地球の支配を完成させた反キリストは、宇宙に飛び立つ計画をするが、実行の直前に落雷に撃たれ死んでしまう。一時的な平和の後の真の結末がやってくる
  • 「荒廃と戦争に続き、キリストの再臨を前に、一時平和な時代が来る。神は、最も豊かな祝福を人類に注がれ、豊作とまばゆいばかりの繁栄が地上に広がる」
  • 「諸元素は突如、予期せぬ動きによって解き放たれ、全被造物が激しい動きに投げだされる。火は燃えつき、風は分解し、水は涸れ、地は揺さぶられる。閃光が炸裂し、落雷が起こり、山脈は砕け、森は倒れ……生き物はすべて死滅する。火は大気を燃えつくし、水は全地を呑みつくす。こうして……この世の汚れたものはみな消滅する」
    大彗星の接触(隕石の落下)が引き起こす「ポール・シフト(極移動)」による大災害か?
  • 「立ち上がれ、との神の命令が響くとき、死者の骨は、どこであれ、一瞬にしてつなぎ合わされ、肉に覆われる。こうして、万人が……瞬く間に甦る。このとき、選ばれた者は善行の光に照り輝き、罪深い者は悪行の黒を身に帯びる。彼らの行いは、……赤裸々に現れる」
    ヒルデガルトによれば、このときキリストが天の軍勢をともなって再臨。神に生きた人々は復活し、肉体のまま一瞬のうちに天に上げられ、栄光の世界に迎え入れられるという。=携挙(けいきょ)キリスト教終末論で、未来の主イエス・キリストの再臨において起こると信じられていること

ヒルデガルトによれば、世界は7日(7000年)で周期を完了するという。
「今や世界は第7の時代にあり、時の終わりに近づいている。7日の後に起こることについては、人間には知ることができない」
 実はイエスの生きた1世紀が6日目の始まりだった。世界が終わるという7日目は、イエスから2000年、つまり現在の20世紀。
彼女の最後の予言が実現するか否かが、まもなく判明するかもしれない

今後起こるうる(すでに起こっているかも)預言のまとめ

  1. 貧困、飢え
  2. 地震、嵐、津波などの天変地異、自然災害、多くの土地の水没
  3. 大彗星(隕石)の落下による大洪水、飢饉と疫病で人口激減、さらなる土地の水没
  4. 反キリスト「地獄の子」による世界支配、彼をサポートする「偽法王」の出現
  5. 「地獄の子」の宇宙支配失敗と死、一時的な平和
  6. 大彗星(隕石)の落下の影響によるポール・シフト(極移動)、大災厄、生き物すべて死滅
  7. 空中携挙、キリスト再臨
Hildegard von Bingen – Voices of Angels – Voices of Ascension
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