人とのコミュニケーションの中でも、特に一対一の時「沈黙が怖い」という方も多いと思います。
これは、「沈黙恐怖症」ともいわれますが、沈黙の間、他人がどう思っているか、悪く思われているんじゃないかとネガティブな事を考えてしまう事が原因です。
その為沈黙が発生しないように、話が途切れないように、会話を使用しがちですが、これをするとますます会話につかれてしまいます。
そうすると(やっぱり自分は人と会うと疲れてしまう…)と自分で再認識して、会話への苦手意識がまた強くなるという悪循環に陥ってしまいます。
でも、他人から振り回される人生から脱却するためには、この悪循環を断ち切っていく必要があります。
会話の間の沈黙は、音楽や歌における休符と同じことと考えましょう。
いい会話を成り立たせるためには、程よく沈黙の時間を作ります。
会話の沈黙があると、
・会話の内容を今一度落ち着いて考えることができる。
・相手が何か思いついて話すことができる
・自分自身が話す方向性を再確認できる。
等、会話の幅や深みも広がっていきます。
一時の沈黙にびくびくするのではなく、その人との会話全体を一つの曲と考えてイメージしてみましょう。
沈黙の間はメロディとメロディの間や、歌のパートがない間奏のない時間です。
息継ぎや休む間が全くない歌、メロディが最初から最後までずっとつながっている曲はありませんよね。
沈黙があったほうが伝えたいことがより強く伝わりますし、相手も聞いたことを噛み砕いて余韻を感じる時間帯があります。
それでもどうしても沈黙が気になる場合は、視点を変えて、自分自身が相手の沈黙を受け入れることを意識してみましょう。
「何か話さなければならない」から「沈黙の時間があってもいいよ」という切り替えです。
自分に意識が向かなくなると、リラックスもしてきます。
そうすると自然に、自分の内側から話したいことも出てくるものです。
沈黙にびくびくしない習慣を身につけて、楽に会話できる場面を増やしていけたら、気まずさを感じる場面も確実に減らしていくことができますよ。
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