虎ゴジラ・・いや虎ゴリラ。陽川尚将の瀬戸際(会長記) | 堂島猛虎会のブログ

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タイガースファンの3人が綴る、猛虎愛ゆえの強く厳しい評論を発信していくブログです。

 

当会では、江越大賀・北條史・中谷将大を

「虎の3バカトリオ」として位置づけてきたが、昨年7月に中谷将大がホークスにトレードに出た。

 

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バカ息子ひとり巣立つ。中谷将大トレード(会長記)

 

 

ホークスファンから「そろそろ中谷が使いものになってきて嬉しい」というコメントをいただいた。

それは素直に嬉しい。

ホームランを打ったようだが、バカ谷・・中谷に「緩いスライダー」を投げたら駄目だと知っているのは虎ファンのみならずセ・リーグ のファンなら周知の事実。

 

この1本塁打で逆にデータを遡られて開示されないといいが・・と。

中谷も「直球に弱いスラッガー」なのだ。

 

さて、そのバカ谷・・中谷の移籍で1枠空いた「バカ息子枠」であるがそもそもこの枠には今年で30歳になる長男坊がいた。・・いる。

 

 

陽川 尚将

 

背番号55

1991年生。大阪府大阪市出身。180cm/88kg

高校通算49HR。

金光大阪高校~東京農業大学

2013年ドラフト3位

(1位は岩貞祐太・・外れ外れ1位、2位・横田慎太郎、4位・梅野隆太郎)

 

奇しくもこの長男坊と北條は今一軍にいる。中谷将大も。

江越大賀はこのまま沈むか。どうだろう。

 

陽川のここまでの一軍成績。

 

 

長打力が売りの打者としては物足りない通算22本塁打。

ルーキー佐藤輝明が一年で追い越した本数だ。

 

通算のSLG(長打率)は3割8分。

この数字が4割を超えないとつらい。

 

背番号55番はもちろん松井秀喜を見据えてのことだろう。

その期待に応えれているとは到底思えない。

 

他チームの55番も同様であろうが。

そういえば「赤ゴジラ」ていたな・・・と先日話した。

 

陽川はゴリラも失格ではないか。

 

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陽川の残念ポイントはは「一塁手であること」だが、

陽川はそもそも三塁手。

 

ボーイズでのスタートもサードで大学でも三塁手だった。

プロ入り後も三塁手としてスタートしたがルーキーイヤーに二軍で12失策(出場98試合)するなど決してうまい内野手ではない。

 

左肩の脱臼や右肘のクリーニング手術など怪我もあり最近はすっかり一塁手でしか出番がない。

 

出場機会を求めて外野守備にも挑戦するがそれもこれも打てる事が大前提の話。

 

そういう目で見ると打率も低い、長打率もさほどではない、本塁打も年間8本が最多・・・では特質がないと見られても仕方がない。

 

浜風吹く甲子園では渇望される右の長距離砲であったはずだが。。

 

二軍成績。

 

 

.257、通算63本塁打。OPSは.779。

長打率は2度の5割越えを記録するなど通算で.433。

 

これが一軍成績であれば・・と思うが残念ながら「二軍無双」だ。

 

 

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一軍で300打数を超えたのがわずかに2度(2016、2017)

2020年の8本塁打(71試合出場)がキャリア・ハイになる可能性が高い30歳。

大卒ドラフト3位としてはもはや瀬戸際も瀬戸際。

 

 

いつ頃からか陽川はこのフォームでボールを待つようになった。

両足を揃え、左足を後ろに引く。

普通にオープンに構えるよりも自由度が少ない。

 

これで左右に身体とバットを揺すりながらタイミングを取る。

 

これは投手が「同じタイミングで投げてくる」事が前提のフォームであって、ピッチャーがリリースを変化させたり放たれたボールが変化したりというあらゆる事に対応できない。

 

MLBで大谷翔平がノーステップで打っているが、理想で言えばあれが一番なのだ。

すなわちインパクトまでの余分な動作が少ないほどミート率は上がる。

 

だがそれでは力負けするので打者は足を上げたり体をスウェー(左右に体重移動)したりするわけだ。

 

 

陽川は足を揃えてる時点ですでにここから大きくステップをしないといけなくなる。

→頭が左右に動く。

 

加えて腰を落とせないので背中が伸びる。

→頭が上下に動く。

 

前足を後ろに引いているのでクロスに足を出さないといけない。

→頭が前後に動く。

 

しかも構えではグリップは低い位置にあるが、スイングの始動でグリップは肩の高さに、さらに肩より高い位置に移動し、同時にバットのヘッドが前に入る。

 

 

 

そのあと大きくステップしながら絞るべき右脇が開く。

 

そのまま右肩が下がる。右肩が下がると軸足も折れるのでインパクトで下半身の力をボールに伝えることが出来なくなる。

 

 

・・・その前に当たらないが。

 

並べてみよう。

 

 

これだけ動くのだから始動は早くするべきだが、投手に合わせるため必ず遅れる。

 

2020年、球種別の成績。

上記の理由からストレートに弱いのが見える。20安打を放つものの20三振。

FT(ツーシーム)・Sl(シュート)・CH(チェンジアップ)には対応を見せるものの逃げていく変化球=SL(スライダー)には滅法弱い。

 

またCB(カーブ)、SP(フォークボール)も同じく滅法弱い。

 

 

◉自分のタイミングで始動できないから遅れる

=ストレートに弱い。

 

◉身体が前後に振れるから逃げるボールに対応できない。

=スライダーに弱い。

 

◉頭が上下に動くから縦の変化に弱い。

=フォークに弱い。

 

2020年、陽川は42三振するがこのうち29個がボールゾーン。

選球眼にかなりの難ありと出てるのは想像できる結果であろう。

 

そのうちに拙ブログでも「肩たたき予想」をしようと思っている。

筆頭とは言わないが・・なにせ長男坊であるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

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