炎上虎の投手陣持ち直す(会長記) | 堂島猛虎会のブログ

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タイガースファンの3人が綴る、猛虎愛ゆえの強く厳しい評論を発信していくブログです。

 

 

5月17日、カードの頭を惜しいサヨナラ敗戦で落とした。

先頭打者の山田哲人を出したところから「何か今日は違うな?」と思わせた。

ボールが高めに浮いていたし四球は今季初めて。

 

一死を取るものの続く中村にセンター前に落とされる。

一死一・二塁かと思われたが山田哲人は速度を緩める事なく三塁へ。

 

各チームに近本の肩の弱さは知れ渡っているとはいえ、定位置でもなく前進捕球。

しかも左投げに有利なレフト側に落ちる打球だからあれで三進を許すとは投手に申し訳ない。

 

しかも送球は外野方向に逸れてタイミングよりも楽々セーフとなる。

 

肩は練習しても強くはならない。

まして故障して投手を断念した選手だからそれ以上になるはずはないが、いまだに近本の守備・送球に危機感が見えない。

「三進するとは思わなかった」風に見えてしまうし、実際そうなのではないか?と思う。

 

肩の弱い選手はきっちりと狙ってワンバウンド送球。

それでしっかりとベース上に投げないといけない。

 

2回に大山が強肩で走者一塁からエンドランの走者・村上をサードで補殺する場面があったのと対照的だった。

 

 

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この敗戦で早くも今季5回めのサヨナラ負けだ。

最短で明後日19日にも自力優勝が消滅する。

 

クローザーが打たれてのサヨナラだからショックも大きいが年間無敗ですむわけもないのでここは忘れて切り替えていきたい。

 

その前の渡邉」・アルカンタラ・湯浅は結果を残しているのだ。

先発の西勇輝も再三のピンチを大山の好返球にも助けられ無失点で切り抜けた。

 

やはり問題は打線だろう。

開幕の3・4月と5月で打率は両月とも同じ.227

もちろんリーグ最下位の数字である。

 

面白いように打ち勝った昨年の面影が遠くかすれていく。

3・4月=30G/ 23HR /87RBI/ 18SB

5月=12G/6HR/34RBI/7SB

 

これから交流戦に入ることを思えば打率はさらに下げる事が予想されるから頭の痛い事だ。

 

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しかしながら投手陣にはいい傾向が出ている。

 

岩崎優に敗戦がついたタイミングで恐縮だが交流戦に入る前にと思い月別データを表にした。

 

まず救援陣の炎上で開幕した3・4月

 

 

 

ERA(防御率)5点台を超えたのが5人。

桐敷と小川一平は先発と救援、両方の数字が入っているのでややこしいがひとまず先発枠に入れておく。

 

先発では藤浪・秋山、そして桐敷。

秋山については先のブログ記事の通り、「直球の質の低下」に因を発する数字の劣化が見られる事。

 

桐敷については、いかにドラフト3位とはいえ大卒のルーキーを先発・救援の両刀使いはあまりにも気の毒だ。

 

リリーフではケラーの2試合33.75という数字が目立つ。

尾仲は大和の人的補償できた27歳。大卒6年めだからここも瀬戸際だろうが平均ERAが5点を大きく超えている(ERA/5.71)。昨年は二軍で安定した数字を残したものの(ERA/1.37)一軍昇格がなかった。

 

投手陣全体ではERA/3.56

 

かわって5月。

 

 

ERAの数字が落ちたのを赤字、向上したのを青で記してみたがひとめで分かる通り青字で占められている。

 

開幕ローテの成績が悪かったものは降格、またはコロナウィルスの感染により再調整で名前がなくなり先発投手の平均防御率は

 

4.17→2.25と向上を見せた。

 

さらに目を見張るのは救援陣。

 

5.86→1.68とさらに大きく数字を伸ばした。

特筆すべきは浜地・アルカンタラ・加治屋 蓮・齋藤 友貴哉・湯浅京己の5投手が0.00の好投を続けている。

 

 

 

浜地は残念ながらここへきて下肢の不調により抹消。

 

湯浅は見事に一本立ちした。

 

アルカンタラも先発希望だとは思うがチーム事情でリリーフに回って好投を続けている。

 

斎藤もここへきてなんとか・・・安定してきた。

この好調を継続できるか。

 

 

 

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それにしても湯浅の充実ぶりは頼もしい。

この躍動感あふれるフォーム。

ユニフォームの上からでもわかる内腿の筋肉。

 

 

 

この高い打点から放たれるストレート、フォークボール。

 

 

メッセンジャーを思い出す。

 

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5月に入ってはまだ半分だが月間のERA(防御率)はなんと1.93。

 

先に書いたようにチーム打率はまったくの横這い、しかも低空飛行であるからチーム状態がよくなったように感じるのはひとえに投手陣の踏ん張り、中でも救援陣の奮闘につきる。

 

 

 

 

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