【2021年秋学期】留学生はアメリカへ入国出来るか?ワクチン接種は?

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米国の留学生への対応状況を検討

CDCがワクチン接種で基本マスク着用不要と通告

昨日にカルフォルニアがマスク着用義務を緩和する、と伝えましたが、今日CDCよりワクチン接種者は特例を除き室内屋外問わずマスク着用が免除される、というガイダンスを発表しました。

ただこういうときはCDCの一次情報を確認した方が正確です。

キーポイントを訳しておきます。

ワクチン接種を完了した人

  • 連邦、州、市、部族、地域の法律、規則、規制(地域の事業所や職場の指導を含む)で必要とされる場合を除き、マスクの着用や物理的なソーシャルディスタンスをすることなく活動を再開出来る
  • 国内旅行を再開し、旅行前や旅行後の検査や旅行後の自己隔離を行わなくてよい
  • 海外旅行のために米国を離れる前の検査(渡航先で必要とされる場合を除く)、及び米国に帰国してから自己隔離をしなくてよい
  • 感染者と接触しても無症状の場合は、特定の場所での例外を除き、検査を受けなくてよい
  • 感染者と接触しても無症状の場合自己隔離の必要もない
  • 許されるのならば、定期的なスクリーニング検査を控えることも出来る

例外はどんな場合かというと、

  • バスや電車、飛行機などの公共機関を利用するとき
  • COVID-19の症状が出た場合、検査を受ける必要あり
  • 過去10日間にCOVID-19の陽性反応が出た場合、またはCOVID-19の症状が引き続き出ている場合は民間や公共の場を訪れてはいけない
  • 上述のように連邦、州、地域、部族、または領土の法律、規則、規制でマスク着用が義務付けられているとき、引き続き従うこと

となっています。このようなガイダンスが出るとワクチン接種していない人でも勘違いして堂々とマスクを外しそうです。上の記事にあるCDC所長のメッセージがきちんと届くといいのですが。

You remain at risk of mild or severe illness, of death, or spreading the disease to others. You should still mask and you should get vaccinated right away.(ワクチン接種をしていない人は軽度または重度の病気にかかったり、死亡したり、他の人に病気をうつしたりする危険性があります。引き続きマスクを着用し、すぐに予防接種を受けるべきです。)

留学生はワクチン接種出来るか、義務か?

ログを見ると、昨年書いた記事に最近アクセスがあることに気が付きました。

これは2021年春学期向けですので、2021年秋学期に向けて私が知る限りのアップデートをしようと思います。

ビザ維持に関する規定に変更なし

2021-2022年度も2020年3月に発行された留学生に関するガイダンスに変更はないことが先日4月26日に確認されています。原文は以下のリンクから読むことが出来ます。

気をつけることは新たにアメリカの大学に入学する場合、授業がすべてオンラインの場合従来通りビザが発行されないことです。逆に2020年3月9日時点で米大学の授業を登録していたが授業がオンラインとなりその後出国した場合、その学生は引き続きビザを取得する資格があります。2020年3月のガイダンスでは、米国内外からの完全なオンラインコースの受講が認められているため、その学生にはビザを取得する資格がある、と書かれています。

ただI-20が切れた場合は再発行してもらう必要があるので、留学生オフィスにお問い合わせ下さい。

ワクチン接種が義務化された大学

すでに在籍している人、合格して行く意思を見せた人はその大学の留学生オフィスから予防接種に関する案内があるはずですが、アメリカ全体としてどこの大学がワクチン接種を義務付けたかは以下のサイトで確認出来ます。定期的にアップデートされていて、今日現在で328の大学・キャンパスで義務化されているようです。

まだまだ色々な大学がどうするか検討していますので、自分の志望校がどのような対応をとるか、今後十分に注意を払っていて下さい。日本語で書いているためここでは中国やインドからの留学生の場合を想定していませんが、WHOやFDAで認定を受けていないワクチンを自国で接種した場合(例:中国製のもの)、アメリカで再接種の可能性もあるようです。

これらの国から来る留学生は自国のワクチン接種がアメリカで受けいれられるかどうか、直前まで確認することが求められます。

米国でワクチン接種を受けられる?

ワクチン接種が義務化した大学だけでなく、ほとんどの大学で強く接種が勧められているので、上の質問に対しては「Yes」と言って問題ないと思います。現在のガイドラインでは陰性証明だけでアメリカへの飛行機に乗れるはずですから、入国は問題ないはずです。

その後隔離期間の有無、隔離期間、その期間中の再検査の必要性は各州で違うので滞在する州のガイダンスに従って下さい。実際はCDCのガイダンスに従って下さいと書いてあることがほとんどで、その場合、14日間隔離が推奨されているものの「必須」ではありません。つまり到着後何ごともなく空港を出ることが出来、迎えの人の車に乗るも良し、レンタカーするも良し、公共機関を使うも良しです。

ただ大学によってはワクチン接種なしに入寮させてもらえない可能性があるので、それまではホテルなどに泊まる必要があるかも知れません。またワクチン接種もキャンパス内で行われていればいいですが、行われてない場合は自分で会場までの足を確保する必要がありますから、特に英語に自信のない方は事前に十分に方法を検討しておいて下さい。

ちなみにですが、たまたま見かけたミシガン大学では以下のように対応しています。

ミシガン州ではビザのステータスに関係なく留学生も無料でワクチン接種出来ると明記されています。MRN(medical record number)と呼ばれる番号を事前に取得する必要はありますが、現在予約なしでミシガン大学のフットボール場で接種が受けられるようです。またそのページから辿れるサイトに、母国でワクチンを受けられなくても入寮出来るが、ワクチン接種完了まで検査を受け続けたり、社会的距離を取らされたりする、とも書いてあります。

私は在籍する大学の規則を知っていますが、日本人留学生はいないのでここには何も書かないことにします。知りたい方がいらっしゃれば「お問い合わせ」から直接メールを下さい。個別で対応します。また今後何か大きなアップデートがあれば、その都度こちらに加筆していく予定です。

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