黄大仙の blog

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やはり出た! 彭帅の友人が「彼女は性的暴行の問題はないと言っていた」と『彭帅のメール』を公開

中国女子テニス界のスター彭帅の、権力者による性的暴行の訴えは、彭帅の友人を名乗る男性が26日、彭帅からのメールとされるものを公開し、彼女のメールには「性的暴行の問題はなかった」と書かれていたと主張しました。

 

  米国に拠点を置く、世界中の華人向けメディアの世界新聞網の記事より。

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性的暴行を受けたと投稿した彭帅選手

  中国当局は、彼女を積極的に支援している世界女子プロテニス協会(WTA)を無視して、彭帅が30分間ビデオでIOCバッハ会長と直接話すように手配しました。

 

  この行為は世界中に、IOCやバッハぁ胃腸は、中国の「助っ人」として疑われたほどです。

 

  彭帅とバッハ会長とのビデオ会話をめぐる疑惑はまだ明らかになっていませんが、26日に彭帅の友人と称する丁力氏が彭帅からのメールと称するものを公開しました。

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彭帅の友人を名乗る丁力氏のツイート(なぜTwitter?)

  北京のスポーツ用品会社の社長である丁力氏は、北京のレストランで食事をしている彭帅らの写真をソーシャルメディアに投稿した人物です。

 

  丁力氏は、彭帅の返信メールを世界女子プロテニス協会(WTA)スティーブ・サイモン会長が無視したことを非難しています。

 

  丁力氏は、彭帅が北京の自宅で「自由に動き回っている」とし、「中国当局による監督や圧力はまったくない」と述べています。

 

  丁力氏は、彭帅からサイモンWTA会長に宛てたメールと思われるスクリーンショットTwitterで公開し、メールには「今は邪魔されたくない、特に私のプライバシーを邪推しないでほしい、私は平穏に暮らせるようになりたい、心配してくれて本当にありがとう」と書かれていました。

 

  丁力氏は、サイモンWTA会長が彭帅のメールを受け取っていたが、「それについて話すことを避けていた」と指摘しています。

 

  彭帅がWTAではなくIOCに話すことを選んだ理由を聞かれた丁力氏は、サイモンWTA会長が彭帅の連絡先をメディアに伝えたため、彭帅に多くの電話がかかってきて、彭帅の生活に「深刻な影響」が出たため、サイモンWTA会長と話すことを避けたためと答えています。

 

  丁力氏は、「彭帅がWTAに宛てて書いたメールは、性的虐待がないことを示している」として、中国当局は現時点で彭帅氏の申し立てに対する調査を開始していないと主張しています。

 

 

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彭帅選手の微博への投稿

  彭帅事件は、112日に彭帅が微博(中国のTwitter)に、中国国務院の元副総理である張高麗に性的関係を強要されたと投稿したことから始まりました。

 

  性的暴行や用済みになって捨てられたことを訴えたこの投稿は、投稿後30分で削除されてしまいました。

 

  彭帅の行方が世界の関心を集めていますが、張高麗さんも今のところ行方がわからず、完全に沈黙しています。

 

  私の以前のブログでも指摘していますが、張高麗は党中央政治局常務委員という、チャイナセブンと言われる中国共産党のトップです。

deepredrose.hatenablog.com

 

  チャイナセブンの一員だった張高麗元副首相が、彭帅さんに告発されたからといって罪に問われるはずもなく、むしろ告発そのものが無かったことにするのが普通です。

 

  そのためには彭帅本人に、「あの告発は間違いだった」とか「アカウントを乗っ取られた」などと言わせ、告発そのものを無かったことにする必要があります。

 

  彭帅の友人を名乗る丁力氏が、「彭帅が性的虐待はなかったとするメールを出している」と訴え出たことも十分予想できる範囲です。

 

  あとは、彭帅自身が表舞台に出てきて、直接「性的虐待はなかった」と発言すれば、中国当局のシナリオは完成します。

 

  彭帅の洗脳や脅迫は順調に進んでいるようです。北京冬季五輪はどうするんでしょうね?

 

[あわせて読みたい記事]

deepredrose.hatenablog.com

 

参考記事

<世界新聞網>友人再曝彭帅电邮 竟称「她表示不存在性侵问题」

http*://bit.ly/3DXdmEY