木曜、だいぶ暖かかった。そうであると知りつつもいまいち信用できず、朝は冬のフル装備で出掛けてしまった。自転車で駅に向かっている間はまだよかったけど、駅についた時点でマフラーをパージ。かばんにしまった。
その後、電車を乗り降りし、職場近くでダウンさえ不要である事を確信。いよいよこの時期がきたかと春の訪れを喜び1日を過ごした。
お昼ご飯は久々のCoCo壱。元々安いとは思ってはいなかったけど、ロースカツカレーをふつうに食べただけで1,000円に届くようになっており慄く。
仕事を終え帰路、最寄りの駅に到着し駅前広場を通り過ぎようとしたところ、いつもよりも明らかに騒がしい。騒々しさの発信源を見ると、そこには駅おじたちがいた。いや、あえて言ってしまおう。発生していた。暖かくなってきたタイミングできっちり集ってやいやいと過ごしていたのだ。
虫か。駅おじたち。冬の間は一切駅前で駅おじたちを観測することはなかったのに、気温の上昇とともに日の当たる場所に湧き出てくる様、生態が野生である。
いちおう言っておくと僕は駅おじたちを疎ましく思っているとかではないので、「この時期がきましたか」くらいの気持ちで駅おじたちを眺めているのだけど、たぶん快く思っていないひともいるのだろうからやはり季節モノの虫的なポジションぽさはある。
あと、駅おじたちは駅前広場でめちゃくちゃくつろいでいて、爆音で音楽を流していたりするのだけど、その流している曲はブルーハーツだったり忌野清志郎的なものだったりして、昨今若者が抱いている”ロック=おじさん”のイメージそのものである。というか僕ですらなんか誇らしげにそのあたりの音楽を流しているのってキツいなーと思ってしまったりする。ブルーハーツだって忌野清志郎だってかっこいいと思うし、個人的には聞くけれども。なんだかね。
明けて金曜。在宅勤務。この日も暖かい。駅おじたちは今日も駅前にわいてでているのだろうなと思いつつも駅に行く用事はないので駅おじに触れず1日を過ごす。
お昼ご飯は最近お気に入りの近所の焼き鳥屋の鳥丼。鳥自体おいしいのだけど、何やらご飯にも味がつけられている。それが何かはよくわからないけどおいしいから細えこたあいいか。
透析も終えて晩酌の時間。子が寝たあとに妻とだらだらと会話。その中で、そういえばだいぶ前、僕ら夫婦(その頃はカップル)のことを「かぼちゃワインカップル」と呼ぶ友達がいたよねと言う話になった。結構身長差カップルなので、僕ら。「カボチャワイン カップル」で検索すると僕らの後ろ姿が撮影された写真が検索結果として出てきていたのだけど、今はもう出てこなくなっていた。まあ、出てこないからこうして書いているのだけど。
その流れでかぼちゃワイン関連の情報をついでにいくつか見ていたら、東映まんがまつりでかぼちゃワインが放映されていたという情報に辿り着いた。東映まんがまつりといえば複数のアニメが抱き合わせで放映されていたあれだ。じゃあかぼちゃワインは何と?と思いその内容を確認してみると、かぼちゃワイン意外はキン肉マン、宇宙刑事シャイダー、超電子バイオマンであった。
すごい抱き合わせ方である。ごった煮にもほどがある。挙句後ろ2つは特撮ものであり、アニメですらない。かぼちゃワイン目当てで来たひとがキン肉マンも楽しみにしてたとは到底思えない。でもこの雑さ、これがその時代っぽさだなあとも思えたりする。ちなみにこれは1984年のものであるらしい。自分で書いていてハッとしたけど、40年前だもんな。そりゃもう太古だ。時代も文化も違うに決まっている。なにかとおおらかな時代だ。
木曜、金曜といい具合で春の歩みを進めていたかと思いきやこれを書いている今日、土曜は冬の寒さ再到来。やはりこの時期油断できない。というよりもどの格好をしてよいかわからない。毎年こんなだったっけと毎年言っているような気がする。早く毎日暖かくなると良いな。