くつろぐ

小学校教員(博士号)によるほんわか教育ブログ

博士(予定)が考える〈大学院入学までに準備する8つのこと〉

社会人大学院に通っています

どうも,パンダです。私は教員をしながら大学院(文系)に通っています。修士課程と合わせて6年間通い詰めました。ようやくゴールが見えてきています。今日はそんな私が大学院に入学するまでに準備していれば良かったなということを紹介します。

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①論文の読み方を理解する

学部生のときは,論文をあまり読んでいなかったので,論文で使われる言い回しやその分野の専門用語を理解していませんでした。論文の読み方の本を読むか,せめてそういったブログ記事を読んでおけば良かったです。慣れるのに時間がかかりました。

 

②簡単な統計の本を読む

分野にもよりますが,私の分野は教育で統計手法を大学院の授業で学びました。しかし,その授業ではわからないことだらけでかなり苦労しました。少しでも予備知識があればと思った1つです。簡単な統計手法について,漫画形式になっている本もあるので読んでおくといいでしょう。

 

③大まかな研究計画を立てる

研究計画が一番後悔したものの1つです。もちろん詳細は入学後で十分なのですが,どんなことをしたいかを入試で伝えたこと以上にクリアにする必要があります。基礎研究ならば,調べてみたいことを明らかにするために,調査する対象や項目は大体これかなとか。介入するならば,どこに頼むのか,いつくらいに実施するのかなど。何となーく考えて記録として残しておきましょう。

 

④名刺を作る

作っていたらもっと輪が広がっただろうなと後悔です。授業などで様々な人と出会うので,どこから共同研究などのチャンスが生まれるかはわかりません。

 

⑤ノートパソコンを買う

必須です。出先で作業することがかなり増えます。

 

⑥作業する場所を見つける

研究室はあるのですが,ずっと入り浸るとしんどかったので,作業しやすくコンセント利用OKのカフェをリストアップしていました。場所を変えると少し気分転換にもなります。

 

⑦2年間の流れを考える

研究計画にも通ずることなのですが,いつデータ取って,いつくらいにまとめて,修士論文に間に合わせるっていう大まかなスケジュールはとっても大事。ずるずると後まわしすると本当に地獄です。。。

 

⑧作業時間を確保する方法を練る

社会人大学院に通う方,働きながら通う方はこれが一番難しいと思います。仕事もあって,大学院の授業もありますので,研究に向かう時間を作りださないといけません。僕の場合は,土日は研究のことをすると決めていましたが,平日の朝に頑張るという方もいました。自分の生活の中で,仕事・授業・研究とどのように割り振れるかを予め考えておくとスムーズです。

 

どうしてこんな準備をしておくのか

一見,「後でもいいんじゃないの?」と言われそうです。しかし,2年というのはあっという間なのです(パンダは夜間なので修士は3年でした・・)。授業が始まれば仕事を終わらせて授業に出ることで精一杯。そうしているうちにもう夏。あれ何の調査しよう・・・。いつしよう・・・。本当に一瞬で時間は過ぎていきます!なので,入学するまでには時間があります。全てではなく,どれかでも先にしておくとスムーズに進みます。みなさまの大学院生活が楽しく有意義になものになるように願っております!