今朝も山のなかで落ち葉を掻いて焚火をしながら燃やしています。
枯れ葉の焼ける匂いは香ばしく、からだに沁みこんでいくようです。
さて、こんな山のなかですから、何の仕事をしていけばいいのだろうとずいぶんと悩みました。
ずいぶんと悩んでいるときに、お世話になった上司の方が奥さんと山小屋に遊びにきてくれました。
「うわあ、本当の木の床って気持ちいい」と、
靴下を脱いですりすりと木の感触を楽しみはじめたのです。
「足が汚れないですか・・・」
奥さんは敬虔なクリスチャンで修道院を紹介してくれたり、
相田みつをの本を読んでみたらとプレゼントしてくれたり、
僕にとってなんでも相談のできる方なのです。
3人で森のなかを散歩しながら、
「これから何をすればいいのかわからないんですよ」
僕はため息をつきながら言いました。
「うわあ、なんて緑って美しいのかしら、
そのうちね、その時が来たら見つかるのよ」
・・・
今朝はやさしい奥さんの言葉をなぜか思い出してしまいました。
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