雨のキャンプはなかなかの試練です。

 

テントが雨や風から守ってくれても、

 

たぶん布一枚では、

 

無意識に不安や恐れを抱いているに違いありません。

 

今日はずっとお会いしたかったご夫婦を訪ねて、

 

別府に行きます。

 

やはり小屋のなかは落ち着きますね。

 

薪ストーブに火を入れ、

 

コーヒーを淹れ、

 

ゆっくりと朝を過ごしています。

 

立ち昇る煙をまだ眠気のとれない目でぼんやりと眺めています。

 

とにかく本を読みました。

 

ぼくにとって読書は自分の過去や経験をなぞるためです。

 

なぞ・る 
すでに行われた事実や書かれた文章などをたどって、再現する。

-goo辞書

 

卒業して田舎に帰って就職するか、東京に残るか迷ったとき、

 

大好きな彼女がいるから田舎に帰ることを止めました。

 

ぼくの人生の決断なんてこんなものです(笑)

 

今考えれば、彼女とはそのために出逢い、つきあったのでしょうか。

 

そして、彼女にとっても何かしらの意味があったのかもしれません。

 

それぞれの世界が複雑に絡み合い、それぞれの人生を紡いでいるのでしょう。

 

結局、就職して2,3か月も経たぬうちに別れてしまったのですから。

 

それも一方的なぼくの嫉妬が原因です(笑)

 

車を下りる時、彼女は何も言わずに千円札を一枚バックミラーの後ろにねじこんでいった。

-村上春樹「風の歌を聴け」より

 

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<読んでくださった皆様へ>

読んでいただき、ありがとうございます。

<(_ _*)> アリガトォ
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