なんか分からんけどこの辺が痛いねん。と言いながら自らバンザイの動作や腕を後ろに回す動作をして次の瞬間、「いてててて!」・・。
どこが痛みましたか?たいがいは上腕の三頭筋(腕の付け根の太いところ)や二頭筋(力こぶ)あたりだと返答。普段と違うこと何かしましたか?別に。
少し触りますね。痛みの訴えられている部分を軽く触ってみる。さっき痛いと言っていたのに痛くない。。なるほど。神経痛か。腕の動作角度によって神経が刺激されて特定の場所に痛みが現れているのかな。と推測。では、三頭筋や二頭筋を支配している神経は何か?脇の下を通っている神経。なので脇の下や肩甲骨の外側縁の筋肉に軽くアプローチしてみると、「いてててて。」となればオッケー。もちろん痛いことが別に良いことではないが、その場所に原因がある可能性を発見できたことにオッケ。
あとは、その部分含め、肩甲骨まわりに対してアプローチ。
もちろん、いきなり痛い場所を攻め続けるのはドS。痛みのない肩甲骨まわりからアプローチすることが人間らしいと思う。
ある程度施術すれば、ある程度の痛みは軽減することが多い。個人的見解だが。
しかし、完全に治ることは稀なので、治しますとは最初から言わない。治ったらラッキー程度で。と言うのも、そもそも脇の下の神経が刺激されてしまう原因が、その人にも原因があるから。やっぱり猫背になっていたら良くないですね。だから施術の後は必ず姿勢指導。
すなわち、治すことができるのは本人の努力。整体屋にできることは体の動きを付けることと、何かしら指導すること。個人的見解ではそんな感じ。
ちなみに最初に戻って、痛みを訴えられている場所に触れたとき、その場所がまさに痛い!それはまた別問題。あまり触れずに受診を勧めましょう。場合によっては腱損傷や骨折、脱臼の可能性も否めない。普段と違うこと何かしていないか。しっかり思い出してもらいましょう。重い荷物を持ち上げた。子供を抱き上げた。どこかに腕をぶつけた。こけた。などの返答がきたら迷わず病院へ。