4月時点「ウェルスナビ VS テオ」成績比較
4月20日時点の評価価額は、ウェルスナビが103,273円の3.3%増、一方、テオが102,154円の2.2%増とややウェルスナビのリードでした。
ちなみに、同時期に購入した「eMAXIS Slim S&P500」は、11.95%増という驚異的なリターンをたたき出していますので、ロボアドバイザー両社はどんぐりの背比べであり、現時点では、インデックスファンドに対しては惨敗でした。
米国株が驚異的な伸びを見せた時期ですので、予想どおりの結果ではありますが、年1%を超える手数料を払っている訳ですから、現時点ではロボアドバイザーに投資する価値は低いですね。
まぁ、ウェルスナビはリスクレベル3ですし、テオも比較的ディフェンシブなポートフォリオですので、調整局面や暴落時にどうなるかという所に期待ですね。
分配金と手数料
この期間、ウェルスナビでは209円の分配金(米国株(VTI)77円、日欧株(VEA)75円、新興国株(VWO)6円、不動産(IYR)19円、米国債券(AGG)32円)の配分がありました。なお、手数料は19日間で60円でした。
一方、テオでは238円の分配金(米国成長株(SPYG)24円、米国割安株(SPUV)51円、アジア株(VPL)17円、新興国株(VWO)22円、米不動産(XLRE)40円、米除く先進国国債(BWX)2円、米ハイイールド社債(SJNK)29円、米投資適格債(SPAB)53円)の配分がありました。なお、手数料は30日間で91円でした。
ウェルスナビの成績内訳
ウェルスナビの保有銘柄の成績内訳は、米国株(VTI)が+5.4%、日欧株(VEA)+4.1%、新興国株(VWO)+0.1%、米国国債(AGG)-0.4%、金(GLD)+2.5%、不動産(IYR)+9.6%でした。
米国株と日欧株が伸びた一方で、新興国株が伸び悩み、最も好調だったのが不動産で、10%近いリターンをたたき出しました。
少し気になったのがVTIの成績で、S&P500やテオのSPYGに比べて、リターンがかなり少ないような気がしますが、何故でしょうか、まったく理由が分かりません。
テオの成績内訳
テオの保有銘柄の成績内訳は、グロース部門が、新興国株(VWO)0.5%減、米国成長株(SPYG)8.31%増、アジア株(VPL)2.0%増、米国割安株(SPUV)2.9%増。
インカム部門が、米投資適格債(SPAB)1.3%減、米ハイイールド社債(SJNK)0.4%減、米除く先進国国債(BWX)0.5%減。
インフレヘッジ部門が、米不動産(XLRE)9.2%増、金現物(GLDM)0.8%減、エネルギー関連株(IXC)5.5%減でした。
なお、何故だか、4月2日に金ETFの銘柄が「iシェアーズ ゴールド トラスト(IAU)」から「SPDRR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)」に変更され、買い替えが行われていました。
テオの株式は、新興国株の比率が高いため、現状ではリターンが少なめで、債券は軒並みマイナス、好調なのは不動産のみでした。
ウェルスナビとテオの比較で、少し気になったのは、ウェルスナビのGLDが2.5%増なのに対して、テオのIAUが0.8%減となっている点です。同じ「金」に投資しているはずなのにかなりの差が生じています。何故だか、銘柄の変更もしていますし、謎の挙動です。
現時点ではロボアドバイザーの真価は発揮されていません
米国株が非常に強い時期でしたので、どうにも比較しずらいのですが、現時点ではロボアドバイザーの真価は全く発揮されておらず、単純にS&P500などの米国株に一点投資した方が正解だったようです。
しかし、昨日(4/19)から、日米ともに株価の調整局面に入っているようで、今後、さらに下げるようなら、株式100%のファンドは相当な下落を覚悟しないといけないかもしれません。
一方、債券を含んだアセットアロケーションは、現代ポートフォリオ理論のとおり、ある程度、リスクを緩和してくれるのでしょうか。
また、ウェルスナビやテオのようなロボアドバイザーは、調整局面や暴落時にどのような挙動を示すのでしょうか、引き続き、長期成績を比較していきたいと思います。
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