ブログ用03
1段目は、卵焼きと餃子でした。

『綺麗な卵焼きね~。』(みゆき)

『でも、普通の卵焼きじゃないよ。
 全くベツモノと思って食べてね。』(芳恵)

『どういうコト?』(みゆき)

『卵を溶いて塩コショウ入れて
 刻みネギを混ぜて焼くの。
 だから、甘くないよ。』(芳恵)

『そんなの初めてぇ!』(みゆき)

せっかく高い金払って卵を買うんだ。
 オカズにならなくてどうするっ。
 …ってコトでね。』(芳恵)

お父様ね。』(みゆき)

(拘ったな。)

『餃子も丁寧な仕事だ。』(源ちゃん)

(2つとも力作だな。)

2段目は…。

『な、何だ、こりゃ!?( ゚Д゚)』(源ちゃん)

『富山の飾り蒲鉾だよ。』(芳恵)

『これは初めて見るわ。』(ママ)

(俺様も初めて見た。( ゚Д゚))

それなら画像を載せておきましょう。
004
『ウチは両親とも富山出身だからね。
 これは鯛だけど
 いろんな飾り蒲鉾があるんだよ。』(芳恵)

『すごく立派ね~。
 大きな鯛だわぁ~。』(みゆき)

(全長20cmくらいありそうだな。)

『こりゃ驚いた。( ゚Д゚)』(源ちゃん)

『富山の蒲鉾はね、板につかないの。
 これも、みんながいつも食べてる蒲鉾と
 ベツモノだと思ってね。
 食べやすい大きさに切って
 そのままでも
 醤油つけても美味しいよ。』(芳恵)

(こういうモノがあるんだな。( ゚Д゚))

『鯛の下一面にある茶色いヒラヒラは
 何かしら?』(綾乃)

『まったく…。海の波のつもりかね。
 稚拙なイメージで
 ホントに済まん。
 これは肉センベイ。
 薄い豚肉に塩コショウで下味をつけて
 片栗粉つけて揚げたものだよ。
 ポテトチップ感覚でつまんで
 そのまま食べてね。
 飽きたらマヨネーズとか
 ケチャップつけても美味しいよ。』(芳恵)

『初めて見るモノばかりだな。』(源ちゃん)

(ホントだ。
 初めて見るモノばかりだ。( ゚Д゚))

3段目は、ひたすらに煮物です。

『何の飾り気もない田舎煮物。
 茶色くてごめんね~。』(芳恵)

『いや。
 この煮染まり感は
 なかなかの逸品だ。』(源ちゃん)

(ホントだ。
 確かに地味な感じはあるが
 手間暇かかった逸品だ。)

4段目5段目は、ひたすらに稲荷寿司です。

『これも、普通のイナリじゃないよ。
 全くベツモノと思って食べてね。』(芳恵)

『どういうコト?』(みゆき)

『みんなが食べてるのって、多分
 少し、甘みがあると思うけれど
 これには甘みが全くない。
 酢飯の酢も甘くないの。』(芳恵)

(普通じゃないモノだらけだな。)

寿司が甘くてどうするっ。
 …ってコトでね。』(芳恵)

お父様だわ。(;´д`)』(みゆき)

(拘るじゃねえか。)

6畳間は、あっという間に
盛大なピクニック空間です。

(異様だ…。)

『どれもこれも個性的ね~。』(みゆき)

『ウチの食卓に
 サラダという文字は、ないの。
 俺を青虫にする気かっ!って…。』(芳恵)

『ひえ~。そうなの。( ゚Д゚)』(みゆき)

(がはは…\(^o^)/ そいつぁ良いな。)

『だから、今、咄嗟に
 春雨サラダと
 お豆腐のお味噌汁を作ったわ。』(ママ)

『ママ、素早い。( ゚Д゚)』(綾乃)

部屋の中、更に凄いコトになりました。

(味噌汁溢すなよ~。)

『狭くて、暑くて、ごめんね~。
 引っ越してきて4ヶ月。
 こんなに大人数で食事するコトなんて
 想定してなくて…。(;´д`)』(ママ)

『まだフィルム残ってる。
 せっかくだから、お料理中心にして
 写真撮りましょ。』(綾乃)

『おお。それなら俺様が撮る。』(源ちゃん)

お兄ちゃん、私と源ちゃんで撮って。
 みんなに彼氏って言い触らすの。』(芳恵)

(それ、かなりムリがあるぞ。)

『オッケ~。』

何枚か撮って
ちょうどフィルムが終わりました。

『良かったわ。明日出せるわね(^^)』(ママ)

『ねえ、ねえ、早く食べよ。』(みゆき)

『そうね~。』(ママ)

みんながママに注目します。

『え?何?』(ママ)

『この家の主が
 いただきますしてくれないと
 食べられないよぉ。』(みゆき)

(そおゆうコトだ。)

『え?私?ヤだぁ。
 お父様、お母様に、感謝して…
 いただきます。\(^o^)/』(ママ)

『いただきます。\(^o^)/』(全員)

(食え、食え。
 まずは食ってから始まるんだ。)

『美味しいっ!( ゚Д゚)
 卵焼き、意外な美味しさっ!』(みゆき)

『ホントに意外な味だな。
 卵焼きの概念が覆るな。』(源ちゃん)

『これ、充分に
 御飯のオカズになるね。』(みゆき)

『お弁当にも良いんだよ。』(芳恵)

『なるほど。確かに良さそうね。』(綾乃)

『刻みネギが、良いんだな。』(源ちゃん)

『取り皿、必要ね。』(ママ)

『私が出すわ。』(綾乃)

『あ、まな板と包丁もお願い。
 それと、餃子のタレ用のお皿と
 醤油のお皿もね。』(ママ)

『まさに、まな板の鯛ね~(^^)』(みゆき)

『それを言うなら
 まな板の鯉だろ。』(源ちゃん)

(おいおい…。夫婦漫才か?(,,¬ω¬))

『料理長、捌いて下さい。』(みゆき)

『おう、任せろ。
 …って、ここまでしっかり鯛だと
 ウロコを引いて頭を落として
 3枚におろしたくなるな。』(源ちゃん)

『蒲鉾よ、蒲鉾。
 バッタバッタとブツ切りでいいわ。
 早く食べたいの。』(みゆき)

『性格出るな~。』(源ちゃん)

(やっぱり夫婦漫才だな。(,,¬ω¬))

『あ、どちらかといえば
 厚切りが美味しいかも…。』(芳恵)

『おお。( ゚Д゚)
 こりゃ味わい深いな。』(源ちゃん)

『美味しい~(^^)
 普通の蒲鉾と
 食感も味わいも違うわね。』(みゆき)

『醤油つけなくても
 とっても美味しい~(^^)』(綾乃)

『歯ごたえがしっかりしてて
 楽しいわね。』(ママ)

『お雑煮に入れても
 いいダシ出るんだよ~。』(芳恵)

『なるほど。』(源ちゃん)

『きゃ~。
 このおイナリさん、何かしら~。
 確かに、ベツモノね~。』(みゆき)

『煮物の油揚げで作ったみてえな味だな。
 酢飯も甘酢じゃねえトコロが
 握りのようでサッパリしてる。
 こりゃ何個でも
 いけちまうな。』(源ちゃん)

『運転手さんだったんだもの。
 たくさん食べてね。』(ママ)

『私も運転した。』(みゆき)

『みゆきさんも
 たくさん食べてね。』(ママ)

『サッパリしていて美味しい。』(綾乃)

『肉センベイ、おもしれえ味だな。
 ビールのツマミにも
 なりそうだな。』(源ちゃん)

『居酒屋のメニューに追加ね。』(みゆき)

『正直、ここにあるモノ
 全部追加してえ。』(源ちゃん)

源ちゃん晃くん、全部食べてね。
 明日、お重箱、返したいもの。』(ママ

『負けねえぞ。』(源ちゃん)

『ボクだって。』

・・・・・

(ま、まさか
 全部たいらげるとは…。( ゚Д゚)
 おまえら、馬かっ!?)

ぁ~💛
 これからずっと一緒だね💛』(綾乃)

『きゃははっ\(^o^)/
 綾乃ちゃん
 とっても甘い顔してる。(^^)』(みゆき)

(食うだけ食ったら、今度はデレデレか。)

『まさか、預けられちゃうなんて
 予想もしてなかったわ(;´д`)
 私の予想は全くの真逆だったもの。』(ママ)

『え?どんな予想だったの?』(綾乃)

『断絶よ。
 今後2度と逢わせないみたいな…。』(ママ)

(出掛けの、あの、ひと悶着じゃ
 そんな想像も自然だよな。)

『そんなぁ~。(。;´・ω・)
 ママの予想、外れて良かったわ。』(綾乃)

『ボクは想像どおりだったよ。』

『え?』(ママ)

(え?)

『だって、あの人
 出掛けに言ってたでしょ。
 これからも、ずっと
 オモチャを取り上げないと
 約束しよう…ってね。』

『あ…。』(ママ)

『あの人、約束は絶対に果たすもん。』

(なるほど…。)

『恐れ入ったわね。』(みゆき)

『大したオヤジだ。』(源ちゃん)

、そんな想像してたら
 海なんか楽しめなかったんじゃ…』(綾乃)

綾乃が心配そうに私に寄り添いました。

『どうして?最っ高に楽しかったよ。
 確かにボクはあの両親に生まれたけど
 死ぬまで、あの両親と
 寝食を共にするつもりもないからね。
 いずれ離れて独り立ちだ。
 早いか遅いかの違いだよ。』

『あの親にしてこの子あり…か。』(みゆき)

(家族縁が薄いのも
 こういう時には頼もしく見えるな。)

は、ひとつに繋がる。
 オヤジの言ってるコトは
 ドコまでも正しい。』(源ちゃん)

『そうなの。
 思い返してみれば私も綾乃も
 思いっきり正義を力説してたつもりで
 ドコか自分勝手だったわ。
 お父様は、晃くんの成長を第一に
 考えておられたのね。』(ママ)

『判ってみれば
 親としては、あたりまえよね~。』(みゆき)

『私も親なだけに
 そのあたりまえに気づかなかった自分に
 愕然よ。』(ママ)

おと~ちゃん昭和のオトコなだけだ。
 ナウなヤングは、気にしなくていい。)

『誰でも違う道を歩いてる。
 年齢によって歩いてる位置も違う。
 だから当然
 見える景色は、人それぞれ違う。
 ママちゃんは気づかなかったと言うが
 オヤジママちゃん
 気付かされたトコロがあるんじゃないか。
 だからきっと、
 あっさり託したんだ。』(源ちゃん)

『なるほど。
 は、生きる為に、女を守る。
 女は、に、綺麗を捧げる。
 名言よね。』(みゆき)

『力をつけろ。甲斐性を持て。
 飛び抜けて強くなくていいから
 自分の足だけで
 として立てるようになれ。
 オヤジの成長を願ってる。
 だから外の水を
 飲ませようとしたんだ。』(源ちゃん)

『学校観が凄かったわよね。
 が学校に行くのは
 女を守れる自分になる為。
 女が学校に行くのは
 自分の在り方を悟る為。』(みゆき)

(俺様に言わせりゃ、かなり偏見だがね。)

『私、これから
 どうしたらいいのかしら?』(ママ)

(途方に暮れる必要はねえよ。)

『どうもしなくて
 いいんじゃない。』(みゆき)

(そうだ、そうだ。)

『え?』(ママ)

『そうだ。そのままでいい。
 こんなコト言ってたろ。
 俺にだって女子供を守る責任がある。
 泥棒野郎を家に置いておけば
 世間様の風当たりも厳しくなる。
 商売をやってる以上
 そいつは死活問題だ。
 一瞬、それは、死活問題の回避の為に
 を家から追い出すように聞こえるが
 その実は違うと思うぜ。』(源ちゃん)

『何がよ?』(みゆき)

『追い出したとて、息子息子
 綾乃ちゃんにエロエロベッタリな
 綾乃ちゃんの家に預けたとて
 世間様の風当たりとやらが
 優しくなる訳がない。
 むしろ逆風が吹き荒れる。』(源ちゃん)

(エロエロベッタリだとよ。(,,¬ω¬))

げ、源ちゃんったら…。(´∀`*)

『なるほど。
 でも、それじゃあ、何で
 晃くんを預けたの?』(みゆき)

を預けりゃ
 綾乃ちゃんにエロエロベッタリな
 家に住まわせるママちゃんにも
 世間様の風当たりが厳しくなる。
 オヤジママちゃんを信頼して
 共闘しようって言ってるんだ。
 ママちゃんが変わっちまったら
 信頼も揺らぐだろ。
 だからママちゃん
 そのままでいいんだ。』(源ちゃん)

(いいコト言うじゃねえか。)

『ゲンゴロウ、冴えてるね。
 私も、それを
 言おうと思ってたの。』(みゆき)

(まだオサムシ扱いか…。(;´д`))

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