【枸杞の実(くこのみ)】滋養強壮!目の疲れに!

【枸杞の実(くこのみ)】

枸杞の実(英語名:goji berry)は、ネズミノハグサ科の常緑低木であるクコ(学名:Lycium barbarum)の果実です。

主に中国、チベット、モンゴル、そして日本などのアジア地域で栽培されています。

鮮やかな赤み、ほんのりとした甘みがあり、古くから滋養強壮・不老長寿の妙薬として重宝されてきました。

”杏仁豆腐の上にのっている赤い実” といえば思い浮かぶかもしれませんね!

枸杞の実には、多くの栄養素が含まれています。

特に、ビタミンC、ビタミンA、鉄、亜鉛、セレン、カロテノイド、フラボノイドなどが豊富に含まれており、抗酸化作用を持つとされています。

また、枸杞の実には、ポリフェノールやポリ糖類などの成分も含まれており、免疫力を高めたり、疲労回復や美肌効果にも良いとされています。

世界のセレブたちが、美貌を維持するために食していることから、今、世界中で注目されているスーパーフルーツなのです。

資生堂の売れ筋商品である「ピュアホワイト🄬」にも枸杞の実のエキスが配合されています。

のんびり太郎
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枸杞の実は、主に以下のような効果が期待されています。

  • 目の健康
    ビタミンAやカロテノイドが豊富に含まれており、目の健康を維持するのに役立ちます。

  • 免疫力の向上
    ビタミンCやポリフェノールが含まれており、免疫力を向上させる効果が期待されています。

  • 抗酸化作用
    枸杞の実には、強い抗酸化作用があり、老化や疾患の予防に役立ちます。
【枸杞の実(くこのみ)】

枸杞の実の薬膳データ

  • 体質:陰虚・血虚
  • 五性:平
  • 五味:甘
  • 帰経:肝・腎・肺

データの項目の見方

のんびり太郎
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薬膳の観点からの区別とその食材に合う体質が分かります。

五味(ごみ)

薬膳における五味とは、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(塩辛い味)の5つの味のことです。

五味はそれぞれに対応する臓腑があり、その臓器に吸収されやすいといわれています。

  • 酸味 – 肝 – 胆
  • 苦味 – 心 – 小腸
  • 甘味 – 脾 – 胃
  • 辛味 – 肺 – 大腸
  • 鹹味かんみ – 腎 – 膀胱

五性(ごせい)

薬膳における五性とは、食材や生薬がもつ体を温めたり冷やしたりする性質のことです。

寒 / 涼 / 平 / 温 / 熱 があり、寒・涼の食材は体を冷やし、温・熱は体を温めます。

平は体を温めたり冷やしたりする性質のどちらもありません。

帰経(きけい)

薬膳における帰経とは、食材や生薬がどの臓腑・経絡に入り効果的に働くかを示した道しるべです。

臓腑や経絡、精神に影響を与えるといわれています。

個々の体質に合う帰経の食材を取り入れることで、体を良い状態に近づけられると考えられています。

体質(体質)

体質は、気滞体質 / 気虚体質 / 瘀血(血瘀)体質 / 血虚体質 / 痰湿体質 / 陰虚体質 / 湿熱体質 / 陽虚体質の8つに分かれ、それぞれの体質によっておすすめの食材や養生法が異なってきます。

その時の体質に合った食材・生薬を摂ることで体を良い状態に近づけられると考えられています。

枸杞の実とおすすめの食べ合わせ食材

やまいも・はちみつ(老化防止)

のんびり太郎
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滋養強壮に消化を助けてくれるやまいもに潤いを与えるはちみつが相性抜群!

はちみつには、以下のようなメリットがあります。

  • 抗菌・抗炎症作用
    蜂蜜に含まれる成分には、抗菌・抗炎症作用があります。
    メチルグリオキサールという成分は、幅広い細菌やウイルスに対して効果があることが研究で示されています。

  • 抗酸化作用
    蜂蜜には、ポリフェノールやフラボノイドなどの抗酸化成分が含まれています。
    これらの成分には、老化や疾患予防に効果があるとされています。

  • 風邪の緩和
    蜂蜜には、のどの痛みや咳を和らげる効果があります。
    風邪の症状がある場合、蜂蜜を含む飲み物を摂取すると、症状の緩和につながることがあります。
のんびり太郎
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1歳未満の乳児は腸内環境が未熟です。

はちみつにボツリヌス菌が混入していた場合、菌が腸内で増えて「乳児ボツリヌス症」を起こすことがあります。

のんびり太郎
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乳児ボツリヌス症は、筋力低下を引き起こす感染症で、生命を脅かすことがあります。

ボツリヌス菌 Clostridium botulinum の芽胞を含んだ食べものを摂取した乳児に発生します。

菊花(老眼や視力低下・目の疲れに)

菊花(きくか)

目に良い菊花と一緒に薬膳茶として!

菊花(きくか)は、漢方薬や漢方食材として利用されてきました。

菊花には、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。

その他、フラボノイド(ルテオリン)、モノテルペノイド、セスキテルペノイド(キッカノール)など
の成分も含まれています。

漢方薬では、菊花には ”清熱解毒” の作用があるとされ、熱病や感染症、目の疲れ、肝臓の病気などに用いられます。

また、利尿作用があるため、浮腫(むくみ)の改善にも効果があるとされています。

漢方食材として、菊花茶や菊花酒、菊花の蒸し料理などに利用されます。

菊花茶は、疲労回復やストレス解消、目の疲れの改善などに効果があるとされ、清涼感があるため夏場にもよく飲まれます。

菊花酒は、酒の香りに加え、菊花の香りと利尿作用による爽快感があり、飲み物として楽しまれます。

枸杞の実の注意ポイント!

枸杞の実と相性が悪い食材:カニ

胃腸の弱いひとが枸杞の実とカニを食べ合わせると、お腹をこわして下痢することがあります。

枸杞の実を使ったおすすめレシピ

ハルくん
ハルくん

おすすめレシピは ”COOKPAD(クックパッド)” から引用しています!

枸杞の実の保存方法

のんびり太郎
のんびり太郎

直射日光、高温多湿を避けて保存して下さい。

開封後は密閉容器に移しお早めにお召し上がりください。

枸杞の実(くこのみ)

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